解禁日
今日は年1回の網漁の解禁日だ。大きな魚を無料で取れるので村はお祭
りのような騒ぎだ。この池は村が管理していて、網漁を年に1回だけ解禁
する。釣りなら年間いつでも可能だ。
網漁をしたい人は150バーツを払って緑の服を買う。
緑の服は一種の免許だ。
発泡スチロールや自動車用タイヤのチューブで作った手製の筏で出漁す
る人もいる。ちゃんとした船を持っている人もいる。
大きな四つ手網で漁をする人もいる。みんな思い思いの支度をしてやって
きた。既にこんなに取った人もいる。大きな魚を見物に来た人に売る人、
買う人がいる。
大勢の人が集まるので、店も出る。宝くじのような物があった。小さな札が
幾つも並んでいる。
幸運なら酒などが当たる。試したが外れた。そんなに簡単に当たるようには
出来ていない。村長が会場中心のテントにいた。
「こんにちわ」挨拶をする。
村長は俺がやってきたことを喜んだ。さっそく、マイクに向かって叫んだ。
「皆さん、この会場に日本人がやってきました。」
なんだか気恥ずかしい。
この村にもファーラング(白人)はいるがこのような催しに顔をださない。
こんな催しにも出ていく俺が異常か?
2010/4/25
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