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2010年6月 9日 (水)

数字と丁寧語

「カー」は女が言葉の最後につける丁寧語だ。「~でございます」と言うよう
な意味だ。人によっては「カー」が「ハー」に変化する。
音の高さによって意味が変わるのがタイ語の特徴だ。
その変化をタイ語初心者が見分けるのは難しい。数字の「5」も仮名で書け
ば丁寧語の「ハー」と同じ「ハー」だ。普通の会話の中で「ハー」と言われれ
ば、丁寧語だなとすぐにわかる。これが数字の後に「ハー」と言われると、
数字の「5」なのか「~でございます」なのか分からない。
「サムシップ(30)ハー」なんて言われると「35」なのか「30でございます」
なのか分からない。

簡単な昼食をとりに食堂に入った。メニューを見て注文しお勘定になった。
「お幾らですか?」
「サムシップ(30)ハー」とウエイトレスは答えた。
俺は迷った。俺が注文した食事はメニューには30バーツと書いてある。
よくあることだが、彼女は5バーツ上乗せしたのか、丁寧に「ハー」と言った
のか俺には区別がつかない。黙って30バーツを渡すと、彼女は受取った。
大きな買物なら数字の後の「ハー」は丁寧語だと分かるが、こんな小さな
買物の後の「ハー」にはいつも悩まされる。

2010/5/15

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