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2010年6月10日 (木)

ブルーハワイ

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こんな商品が酒屋にあった。日本語でブルーハワイジュースと書いてある。
作り方は簡単でこの液1に対して水を6入れるだけだ。
すると綺麗な青いカクテルまがいのものができる。
ガラス製のパンチボウルに入れて、赤い花でも浮かせてみたい。
そんなガラスのボウルなんてこんな田舎にはない。
それに、ガラスの器に入れたなら、冷たい飲み物もすぐに温まる。
綺麗な青色が見えないのが残念だが、冷たさを保つためプラスチックの
保冷容器に入れ、柄杓でブルーハワイを汲んでワイングラスに入れること
にした。ワイングラスをタイ人は洒落た容器と考える。
洒落たワイングラスに入った冷たくて甘くて綺麗な青い飲み物だから、女に
好評だった。保冷容器に蓋をして、柄杓を蓋の上に置いた。

女が喜ぶ顔をみて、満足した。
「これは良い物を見つけた。飲み具合はどうかな?」
保冷容器の蓋をとった。甘い飲み物があるので、蟻が保冷容器に入り込
んでいた。

ここでタイ人と日本人の国民性の違いを見た。
ちょっとしたことを面倒臭がってやらないのがタイ人だ。
例えばウイスキーの水割りを作る。ウイスキーの瓶に蓋を載せるが、
ちゃんと蓋を閉めない。蓋が緩んでいるから、瓶が倒れてウイスキーが
こぼれる。それを何度も経験しているのに、蓋をきちんと閉めない。

柄杓でブルーハワイを汲んだ後、柄杓を保冷容器の中に挿したままに
している。保冷容器の蓋は柄杓があるからしまらない。
蓋は保冷容器の上に乗せただけだ。これじゃ保冷容器の意味がなくなる。
そんなことより、蓋をきちんと閉める方が面倒で嫌なのだ。

ちゃんと蓋をすれば、最後まで美味しく楽しめるブルーハワイも、一人が
横着をしたために次の人が飲めなくなった。
国民性の違いをブルーハワイで確認した。

2010/5/18

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