« 芸術文化センターラーチャバート大 | トップページ | 化石博物館 »

2010年6月 3日 (木)

込み合うバス

僧侶はタイでは尊敬されている。ソンテウでも助手席に堂々と乗れる。
中距離バスの中間駅からバスに乗り込んだ。最後尾に俺が座れる場所が
あった。僧が一人乗り込んできた。もう座る場所がない。
車掌が来て、一人の男を指差して「立て!」と言う。指名された男は黙って
立ち上がる。こうするのが当然と、車掌も男も思っている。
そこに僧が座ると、また二人の僧がやってきた。
僧は口にはださないが、「在家の者は立て!」というような態度だ。
二人の中年の男が立ち上がって僧に席を譲った。
僧がもう一人乗り込んできたなら俺が立ち上がらなくてはいけない。
もう乗客はいないようでバスは走り出した。

2010/5/8

|

« 芸術文化センターラーチャバート大 | トップページ | 化石博物館 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 込み合うバス:

« 芸術文化センターラーチャバート大 | トップページ | 化石博物館 »