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2010年6月 6日 (日)

塩辛売り

その昔のことだ。日本には梅雨という湿っぽい季節があり、なにもかもが
腐りやすい。多くのカビや微生物が働きやすい環境になる。
食べ物が腐らないようにするため、微生物を利用した醗酵技術が発達し
たと言われた。それも事実に間違いない。
昔は各家庭で塩辛とかいろいろの漬物を作っていた。
家庭環境、住宅事情が変わり、強いにおいが出る漬物を家庭で作りに
くくなった。

日本では梅雨と言う季節があるから、醗酵が盛んになった。
タイでは暑さが酷いため、食べ物を醗酵させて保存する技術が発達した。
その保存技術が各家庭に伝わっている。
ヌチャナートもそんな醗酵技術の伝承者だ。ウチでいろいろな物を漬け込
んでいる。

タイの市場を見るといろいろな醗酵食品、塩辛がある。
小魚、貝の塩辛から大型の魚の漬物もある。
中には漬け床を掻き回すと蛆虫がうようよ出てくるものもある。
そんなことを気にするタイ人ではない。蛆虫が味をよくしており、蛆虫が
いなかったならこの味がでないのかもしれない。蛆虫がわいた魚の漬物
を買って来て、焼いて食ったら実に旨かった。

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このおばさんもそんな塩辛を売っている。
塩辛だからくさいよ。そのにおいが気にならないと旨いと感じる。
におい消しなのかな?ニンニクや唐辛子と一緒だとにおいが気にならない。

2010/5/4

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