田舎の競馬場に行く その2
観覧席のあちこちに檻がある。ここでも馬券を買うことができる。
レースが始まった。わーわーと歓声があがる。馬の名前だろうか、何かを叫んでいる。
馬は疾走する。既に予想が外れた人のため息が聞こえる。
接戦が続いている。何と言っているのかわからないが、頑張れ!頑張れ!と言っているようだ。
こうしてレースが終わり、人々がざわめく。悲喜こもごものレースだったようだ。
飯を食いに行く人。次の予想に真剣な人。またさきほどの静けさに戻った。
これが馬券の説明だ。
そしてこれが外れ馬券だ。なぜ外れ馬券とわかるかと言うと、その辺に散らばっているものを拾ったからだ。
当たり馬券が落ちていることもあるが、そんなことはまずありえない。
予想している人の顔は真剣だ。
多くの人が集まるので食い物屋も沢山出ている。
この田舎の競馬場では、車は競馬場内に駐車できるスペースがあり、路上駐車はなかった。
ぎっしり車を止めてしまったなら、出て行く車のために、管理人が邪魔な車を手で押してスペースを作ってくれるなんて信じられない方法を使う。
なけなしの金をすっかり使い果たし、バスに乗る金もなくトボトボと歩いて帰るオケラ街道なんてものもこの競馬場にもあるはずだ。
2010/5/8
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