カオパットとゴミ箱
ご飯が少しだけ残っていた。一人前にも少々足りない。
カノムチンが一人前ある。ヌチャナートはカノムチンを食べる。
こんな場合、新にご飯を炊くのは面倒だ。
「どうしようかしら?カオパットでいい?」
「そうだな、カオパットにしよう」
俺は残飯で作るカオパットを、ヌチャナートはカノムチンを食べることで中途
半端に残っていた食べ物が綺麗に片付く。
カオパットが出来てきた。俺は黙ってカオパットを食べていた。
「美味しい?」
「うん。・・・・・」
「貴方って何でも美味しいと言って食べてくれるのね」
「・・・・・」
俺には美味いのだ。この味に馴らされているのも事実だ。
「俺はゴミ箱みたいだな」
「アハハハ・・・・。そうね、ゴミ箱みたい」
2010/6/7
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