辛い物が好き
市販の辛口インドカレーに唐辛子を加えて辛くして食べるのが好きだった。
一人前のカレーに乾燥唐辛子を一本加えると、もう辛すぎて食えなかった。
どうも一本は無理なので半分にした。唐辛子が半本だと丁度良い辛味と感
じていたことを思い出した。
ウチではインドカレーが出ない。ヌチャナートはインド料理なんて食い物じゃ
ないと思っているからだ。カレーを食べたければ自分で作るしかない。
一人前のインドカレーに二、三本の唐辛子を入れる。何時の間にか自然
にそうなっている。一本の唐辛子でも辛いと言っていたのに、その倍量を
加えても辛いと思わずに食っている。
だんだん辛味に鈍感になり、そのうち五、六本いれないと満足しなくなる?
辛い物が好きと言う人がいる。タイ料理なんて半年か一年に一度かせい
ぜい二、三度しか食べないから、辛い料理もその時は我慢して食える。
その辛さに耐えながら、苦しさを我慢しながら食うのが面白い。
辛い物が好きと言う人にとってタイ料理はいわば食べる遊びだ。
いくら辛い物が好きだと言う人でも、これが毎日、毎食が辛い料理になると、
話が違ってくる。腹が減って飯を食いたいのだが、辛くて食えない、或は
少ししか食えない。食いたいのだけど、辛くてお手上げになってしまう。
腹一杯、飯を食いたいという欲望を満足させられないから、
「辛くない料理を食いたい!」「辛い料理はダメ!」となってしまう日本人が
多い。ヌチャナートの話では俺のようにタイ料理だけを食べている日本人
は珍しいようだ。
2010/7/7
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