鮪の唐揚とナムプリック
鮪を唐揚にした。これは照焼きより美味い。
ウチの場合、照焼きと言ってもナンプラを使ったタイ風の味付けだ。
この唐揚をナムプリックと言っている唐辛子ソースをつけて食べる。
ナムプリックにも生唐辛子を使った物、焙煎した唐辛子を使ったもの等
いろいろな種類がある。料理によってナムプリックを使い分ける。
日本人の俺には辛ければみんな同じに見えるのだが、ヌチャナートは
「これを使いなさいよ。こっちの方が美味しいわよ」
と言いながら別のナムプリックを出す。
はっきり言って、俺にはどちらも辛いだけで、どっちが美味しいなんて分か
らなかった。
食卓にはニンニクが沢山入ったナムプリックがあった。
「うーん、鮪の唐揚にはこのナムプリックは合わないな。自分でナムプリッ
クを作ろう」小さな器が目に入った。
蓋を取ると俺が作ろうと思ったナムプリックが入っている。
そのナムプリックで鮪の唐揚を食べた。
ヌチャナートも俺と同じナムプリックで鮪の唐揚を食べている。
鮪の唐揚にはこちらのナムプリックが合うようだ。
何時の間にやら俺も料理とナムプリックの良い組合せを感じるように
なっていた。
日本人「ナムプリックなんてみんな辛いだけで同じだよ」
タイ人「この繊細な味の違いが分からぬか!」となる。
この料理にはこのナムプリックと感じるようになった俺の舌はタイ化している。
2010/7/7
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