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2010年7月 8日 (木)

パチンコも機内持込禁止

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どうしてこんなパチンコをタイで買ったのだろう。
日本のテレビでタイのパチンコ名人の技を見た。
彼はバイクの後ろに乗りながら目標を見事に当てた。流鏑馬のタイ版だ。
いろいろ困難と思われる課題も名人はなんなくクリアした。
そんな番組を見たことが影響しているかもしれない。

タイの町ではこんなパチンコがあちこちで良く売られている。これで小鳥や
小動物を取って食べるようだ。実際に小鳥などを取っているのを見たこと
がないが、ゴムや石などを挟む皮を単独で売っている。
そんなところから推定するにかなり広く使われている。
ゴムも太いから強力だ。簡単だと思ったが実際に小石を挟んで目標を狙う
と外れる。これで目標を当てるには熟練を要する。
パチンコ名人の技に脱帽。
俺が買ったパチンコは木の股を利用したものだから左右が正確に対称に
なっていない。分厚い板を切り抜いてパチンコにしたものがある。
こっちだと左右が対称なので標的を狙いやすいのではないか?
俺にとってこのパチンコは小鳥などを狙う実用品ではないが、買った以上
は何かに使わなくては損だ。ゴムの弾力を利用してエキササイズに使うこ
とにした。

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話が変わるが、バンコック空港に機内持込禁制品が展示されていた。
その中にこの原始的パチンコがあった。
確かにこれも飛び道具だから、使い方によっては危険だ。
人体や飛行機に危害や損傷を与える金属、爆発物がなければパチンコの
脅威は低い。飲み物に使ったガラスのコップを割って、破片を弾にすれば
軽い怪我を負わすことはできるが殺傷能力はない。
俺の場合、エコノミーの乗客だから、コップはプラスチックなんでそんな
芸当はできない。

そもそもこんなことになったのはハイジャックやテロ対策からだ。
テロリストがこんな物を使うかね?なんでパチンコが持ち込み禁止になるの
かわからない。これくらいはいいんじゃないかと展示物を見て、首を捻った
のは俺だけかな?
成田の検査員がこんなパチンコを見ても、危険物とは思わないだろう。
タイ以外の国でこのパチンコを危険物と見る国はあるだろうか?

機内持込禁制品の世界的共通基準はあるのだろうが、地方性があるらしい
のに気づいた。もしかすると、成田にもおかしな禁制品があるのかな?

幾つかの航空会社のサイトで機内持込禁制品を見た。
ほぼ全ての航空会社は刃がついていなくても武具の持ち込みは禁止になっ
ている。例えばJALでは棒と鎖で出来た朝鮮の武具ヌンチャクは禁制品だ
が大韓航空では武具の持込は禁止と書いて
あるがヌンチャクとは書いて
いない。
日本の国内線らしいが、鹿の角の持込を禁止している写真があった。
鹿の角も武具の代用になるからかな?
乱気流に巻き込まれた場合、鹿の角で怪我をする可能性はあるな。

傘も武器と見なされるらしくてダメという書込みが何処かにあった。
傘や杖に危ない物が仕込まれていないことを確認してから持ち込み許可
という航空会社もある。お年寄りの杖を取り上げたなら人道上問題だ。

ルフトハンザ航空では
「武器、または物を発射して武器として使用できるもの」は機内持込禁止になっている。
そうするとタイ航空がパチンコの持込を禁止する理由もはっきりする。

持ち込み禁制品のリストを見るとお国柄が分かる。
スカンジナビア航空ではカヤック・カヌーのパドルやラクロス用スティック、
スキー、ウォーキング・ハイキング用ポール
の持込を禁止している。
タイ航空ではスキー用ポールが持ち込まれるなんて想定していないと思う。
アースレッド、バルサンも持ち込み禁止とJALには書いてある。
日本人には禁止の理由がすぐ分かるが、どうして殺虫剤が持込禁制品に
なるのか外国人にはわからないかも
ね。

2010/7/7

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