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2010年7月22日 (木)

筒菜とハムとソーセイジ

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空芯菜があった。この炒め物は大好きだ。タイ料理屋ではこれを炒める時
わざと大きな炎をあげる。ボワっと大きな炎があがるとみんな驚く。
料理人は格好いいところを見せているのかな?
ウチじゃそんなことできない。危険だし、周囲が油だらけになってしまい
掃除が大変だ。

この野菜をタイ語ではパクブンと呼んでいる。日本語では空芯菜と言うのだ
と思っていたら、パッケージには筒菜と書いてあった。
この野菜の茎は筒状だから筒菜とも言うようだ。納得できる。

このように炒めただけという単純な料理は飽きがこないのがいい。
炒め物にボロニヤソーセイジを入れた。悪い組合せではない。
ソーセイジを入れたのにヌチャナートは「ハムを入れたわ」と言う。
「ありゃりゃ?何を言ってんだ?」俺は首をかしげた。
俺達はハムとソーセイジを区別する。
どうやらヌチャナートにはハムとソーセイジの違いが分からないのか、或は
そんなものを区別しないようだ。
ソーセイジを羊腸や豚腸に詰めたウインナーとかフランクフルトになると全
てホットドッグとタイ人は言う。

日本には欧米の肉文化が欧米の分類のまま入り込み庶民にまで浸透し
た。おそらくタイの富裕層には欧米の分類のまま入り込んだのだが、庶民に
までその分類が届かなかった。タイでは食文化の流れの何処かでハムも
ソーセイジも一緒になり、羊腸、豚腸詰めソーセイジは全てホットドッグに
なってしまった。
こんな料理を食いながら日本とタイの食文化を比較していた。

2010/7/20

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