ラオスのハンバーグ
「これを炒める、それとも焼く?」
うーん、どうしようかな?材料を見ると挽肉だ。
炒めると言うのはパッカパオだろう。焼くというのはハンバーグのことだろう。
どっちにしようかな?パッカパオも旨いけど、今日はやめよう。
そうすると焼くしかない。
「焼く!」にした。
どんな味と香りになるか想像がつく。香草を臼でポクポクとついている。
挽肉と香草を練り合わせて、お煎餅状にして焼き上げた。
ナムプリックと一緒に食べる。
ウチではハンバーグと言うとラオス風になる。
ヌチャナートはこれをラオス風ハンバーグと呼んでいるからタイ風ではない
のだろう。俺にはラオス風とタイ風の区別がつかない。
「ヌー、いつもラオス風のハンバーグだけど、タイ風のハンバーグってある
の?」
「タイ風のハンバーグねー。どんな物か知らないわ」
タイの東北部には挽肉を使ったこんな料理があるが、バンコック辺りには
ないのだろうか?
ウチではこれをハンバーグとヌチャナートは呼んでいるけど、本当はハン
バーグではなくて別の呼び方があるだろう。日本のレストランで出される
欧米風のハンバーグを思って食うと、このハンバーグは香りがきつい。
それにドミグラスソースではなくて、唐辛子がいっぱい入ったナムプリック
と一緒に食べる。
ハンバーグと聞いて、欧米風の味を期待する人にはきつーい味になる。
2010/7/11
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