オイルサーディンのタイ風食べ方
今の日本はあちこちから食品を輸入している。
このオイルサーディンの原産国を見たらモロッコだった。
俺は原産国がどこだろうとあまり気にしない。
久し振りにオイルサーディンを使ったタイ料理を食ってみたかった。
「明日、これで料理を作ってくれよ」とヌチャナートに頼んでおいた。
「サミイが食べたい料理を作ったわ」
見ると、昨日、頼んでおいたオイルサーディンの料理だった。
いつものように、ニンニクの薄切り、唐辛子、薄荷、レモングラスが
入っている。生のニンニクは辛い。唐辛子も辛い。
これが薄荷の香りと油にまざりハーモニーができる。
旨いからついつい生のニンニクを食ってしまう。このにおいで後で困
るのは承知だ。
俺が旨そうに食っているのをヌチャナートは黙ってみている。
南国風な盛付でしょ。
ヌチャナートは別の料理を食っている。
「タイ料理はいいわ。飽きがこないんですもの」
俺は笑いを堪えた。日本人で和食が飽きたという奴がいるか?
いるわけない。タイ人にはタイ料理が一番いいのだ。
俺みたいな人間がおかしいのだ。
文句も不平も言わずに毎日、タイ料理を食っている俺の方がどうか
している。多くの日本人は何回かタイ料理を続けて出されると、もう
食欲をなくす。
「辛くていいわ」「いい辛味よ」
なんて言いながらヌチャナートは料理を食い続けている。
タイ人が言う、「いい辛味」というのは日本人が寿司を食った時に言
う「サビがきいた」に似ている。
2010/8/28
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