屋台飯の焼鳥か
今日は焼鳥が食いたかった。食いたいものがはっきりしている時は
簡単だ。「ヤキトリ」と言えばヌチャナートはすぐに焼鳥を作ってくれ
る。素早く焼鳥を作ってくれたが焦げている。
俺達は肉の焦げを気にするが、タイ人はあまり気にしないようだ。
肉の焦げより生焼けの方を気にする。
多分、よく火が通っていれば安全だが、半生だと食中毒の危険性が
あるからだろう。熱帯の暑さと不衛生な環境、保冷設備を使わない
状況ではいつ食中毒が起きてもおかしくない。
大きな皿に飯を盛り、焼鳥をデンとのせる。隣には唐辛子ソースが
ある。屋台で食べる飯のようだが、屋台飯とはちょっと違う。
ナイフとフォークは屋台では使わないが、ウチの場合、ナイフと
フォークが出てきた。大きな肉は食いづらいから、ナイフで一口サイ
ズに切る。切った肉をフォークで刺して唐辛子ソースにつけて食べる
のだと思うだろう。ところがちがう。
唐辛子ソースに肉をつけるとソースが傷みやすいというのだ。
スプーンで唐辛子ソースを掬って肉にかける。
屋台の場合は一人の客の使い切りだから、肉を唐辛子ソースに
つけてもいい。客が帰ればそのソースは捨てる。
家庭の場合、ソースを捨てるわけにはいかないから、ソースが傷ま
ないように使わなくてはいけない。
それでソースを肉にかけるのだと思う。
俺は焼鳥を普通の飯で食っている。これを当たり前と思っている。
タイ東北部の人なら、餅米と一緒に焼鳥を食うのが普通なんだな。
焼鳥をおかずに飯を食うにも地方色があるんだ。
2010/8/25
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