唐辛子の辛味
毎日がタイ料理だから、いつの間にやら辛い料理に慣れてしまった。
唐辛子を食っても辛いと思わなくなっている。
一人前の料理に唐辛子が三本は入っているだろう。
それを繰り返し食っていれば、自然に辛味を感じなくなる。
それはタイ料理を食うには都合がいいのだが、困ったことが一つあ
る。辛味がないと食いづらくなったことだ。
昔は唐辛子を食うと口の中が火事になった気がした。
「辛味」と言うから辛味は味の一種だと考える。
生理学者の話では辛味は塩味、甘味のような味覚ではないらしい。
辛味は痛覚だという。そう言われても「辛~い!」と言うのは味のよう
な気がする。それじゃ、あの火事のような感覚はなんなのだ?
やはり、辛味は痛覚なのかな?
何を食ったのだろう?口の中に唐辛子の辛味が残っていた。
この感覚が痛いのか?多分、昔はこの痛みを火事と考えたのだと
思う。日本人の食事にはこのような痛みを伴うものはない。
それで唐辛子がちょっとでも入ると、辛い、痛い、つらい!となっ
てしまう。その辛味だか痛みが消えるまでの時間がとてつもなく
長く感じた。それで辛い物はもう食えないとなってしまった。
多分、今の俺はそんな痛みはすぐに消えるのを知っているから
気にしない。
2010/8/28
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント