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2010年8月30日 (月)

唐辛子の辛味

毎日がタイ料理だから、いつの間にやら辛い料理に慣れてしまった。
唐辛子を食っても辛いと思わなくなっている。
一人前の料理に唐辛子が三本は入っているだろう。
それを繰り返し食っていれば、自然に辛味を感じなくなる。
それはタイ料理を食うには都合がいいのだが、困ったことが一つあ
る。辛味がないと食いづらくなったことだ。

昔は唐辛子を食うと口の中が火事になった気がした。
「辛味」と言うから辛味は味の一種だと考える。
生理学者の話では辛味は塩味、甘味のような味覚ではないらしい。
辛味は痛覚だという。そう言われても「辛~い!」と言うのは味のよう
な気がする。それじゃ、あの火事のような感覚はなんなのだ?
やはり、辛味は痛覚なのかな?

何を食ったのだろう?口の中に唐辛子の辛味が残っていた。
この感覚が痛いのか?多分、昔はこの痛みを火事と考えたのだと
思う。日本人の食事にはこのような痛みを伴うものはない。
それで唐辛子がちょっとでも入ると、辛い、痛い、つらい!となっ
てしまう。その辛味だか痛みが消えるまでの時間がとてつもなく
長く感じた。それで辛い物はもう食えないとなってしまった。

多分、今の俺はそんな痛みはすぐに消えるのを知っているから
気にしない。

2010/8/28

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