カプサイシンでガンに
昨日のインターネット記事にカプサイシンが癌の原因になる、あるい
は癌を誘発するというようなことが書いてあった。カプサイシンと言う
のは唐辛子の辛味成分だ。
ウチはタイ料理を食べているから大量の唐辛子を使う。
否応無しに記事にひきつけられた。韓国の料理を食べている人も
同様にこの記事にひきつけられたことだろう。
これを読んだ人は唐辛子=>カプサイシン=>癌という図式を頭
に思い浮かべて、唐辛子を食うと癌になると短絡的に考えてしま
う。科学者が行った実験は純粋なカプサイシンを使って動物実験を
行った結果だ。唐辛子の中にはカプサイシンの他にビタミンとかい
ろいろな成分が含まれているから、唐辛子を多用しても癌の原因に
なるかどうかわからないと記事は書いている。
でもカプサイシン=>癌というショッキングな見出しを見た人はそん
な大切な注意書きに気づかず、唐辛子=>癌と考えてしまう。
もし唐辛子=>癌が真実なら、唐辛子を大量に消費するインド、
東南アジア、朝鮮半島に癌患者が多いという統計結果があっても
よさそうだ。まだまだ唐辛子と癌の関係はわからない。
毎日、辛い唐辛子を食いながら、この刺激的な味はなにか悪さを
するのではないかなと思うことがある。唐辛子の刺激でこの猛暑
の中で食欲が落ちることがない。
食欲があるというのは健康な証拠だ。これは唐辛子のおかげだ。
唐辛子は癌の遠因になる悪者なのか、食欲を刺激して病気を防
ぐ善玉なのか?
今後の科学の発展がその謎にせまるだろう。
2010/9/6
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