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2010年10月31日 (日)

午餐肉の丸缶

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英語のLuncheon meatを中国語では午餐肉と書いている。
日本語では英語の発音をそのままカタカナで表しランチオンミート
と書いている。
Lunchonというのは正式な昼食のことなので午餐ということになる。
だからLuncheon meatを中国語で直訳すると午餐肉となる。
訳語としては面白みに書けるが、日本語のランチオンミートより味
わいのある訳語だ。

文明開化頃の日本人は訳語に神経を使った。外国語の概念を
理解して、その概念にもっとも近い訳語を創造した。
hippopotamusなんて見たこともない動物の訳語を考える時、ギリ
シャ語だかラテン語の語源に迫り、河馬という訳語を作った。
luncheon meatを訳す時、そんな努力をしてもらいたかった。

カタカナ英語の方が格好良いと思う風潮が日本にあったので、あえ
て訳語を考えるより英語の音をカタカナで書き表すほうが良いと考
えたのだろう。
それとも現代人は訳語を考える手間を嫌がっているのだろうか?
俺としては昼飯肉、昼餐肉でもいいから漢字で書ける訳語が欲し
かった。

俺がこの上海製の午餐肉を買ったのは丸缶に入っているからだ。
通常のランチオンミートは四角い缶に入っている。
缶の形が通常とは違うので求めただけだ。
味は米国の物と多少違うだろうが、そんなことはどうでもいい。
値段も安いのだか、高いのだかわからない。
ただただ、缶の形が丸いから買っただけだ。

2010/10/30

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午餐肉でカオパット

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台風の接近で朝から雨だ。
列車が止まるとか遅れているなんてニュースが流れている。
出かけることもままならないうちに、夜になった。
「お腹すいた?」
「うーん、そうだな?」ウチにいたのであまり腹が減っていない。
「ご飯、食べる?」
「うーん・・・・・?」
「カオパットを作るわ。肉がないから魚を使うわ。美味しいわよ」
魚のカオパットもうまいけどなぁ・・・・。なんとなく気が進まない。
その時、中国製の午餐肉を思い出した。
漢字が読めないからヌチャナートはそれが肉の缶詰だとは知らな
かった。缶を開けて
「美味しいよ、味見してごらん」と差し出す。
この味はヌチャナートのお気に入りにならないようだ。
ランチオンミートはタイのスーパーで売っているが、庶民には高嶺
の花だ。そんな物が売られていることも知らないだろう。
ヌチャナートも例外ではない。
馴染みのない味に接して、あまり好印象を受けなかったようだ。
それでも旦那が望む肉だからランチオンミートでカオパットを作った。
鶏肉、豚肉、海老の代わりにランチオンミートを使うだけだから、
作り方はいつもと同じだ。
俺にはいつも通りの美味しいカオパットだ。

2010/10/30

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2010年10月30日 (土)

海藻おごのラープ

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「おご」という熊本県産の海藻をヌチャナートが買ってきた。
茎ワカメみたいな海藻だ。
山育ちのヌチャナートは海藻を使った料理なんて作らない。
俺がワカメスープを作ると美味しいと言って食うが、自分では作ら
ない。それが突然海藻のラープを作ると言い出した。
肉や魚のラープを知っているが、海藻のラープなんて俺は知らな
い。どうしてヌチャナートが海藻のラープを知っているのか不思議
だった。
「海藻なんて山にないだろう?」
話を聞くと、雨季になると川に藻が生える。
その藻を取って食べるそうだ。
淡水の水藻だってワカメみたいなものだろう。
そんな水藻をとってラープにしていても不思議ではない。
なるほど!俺が知らないタイの食べ物がまだまだ沢山ある!

俺が知らないのだから「おご」のラープなんて熊本の人が知る
はずがない。ベランダのレモングラスなど香草をとってきてラー
プにした。肉と違って脂がないから、さっぱり味のラープだ。
素朴なタイの田舎の味だ。
今まで経験したことのない料理、味に出会えて嬉しかった。

2010/10/29

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トムチュート タイ風けんちん汁

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今日は野菜のトムチュートを作ると言った。
俺は野菜のトムチュートにそれほど興味がなかったが
「田舎の人はいつもこんな料理ばかり食べているのよ」と言われて
興味が沸いた。タイ東北部の貧しい農家の人々が普段、食べてい
る料理だ。食べ物、料理というのは貧農が食べているから不味い
物とは限らないはずだ。続けて食べていかれる料理というのはきっ
と美味しい、少なくとも飽きることなく食べ続けることが出来る料理
のはずだ。

「できたわよ」
出された料理を見ると挽肉の団子が入った日本で言う
「けんちん汁」「ごった煮」みたいだ。タイ風のけんちん汁と言って
もよい。
「うん、美味しいよ。日本にも似たような料理があるよ」
「・・・・・」
「これはナンプラで味付けしてあるよね。」
「そうよ」
「日本では醤油で味付けするんだ」
「・・・・」
「この味なら、日本人にも受け入れられるよ」
嬉しそうにヌチャナートは笑った。
貧農の料理と聞くと多くの人は不味い料理と思うだろう。
俺は不味いはずはない、絶対に美味しいはずだと想像していた。
想像が当たっていたので、俺も満足した。

2010/10/29

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パッカパオカイ 卵入りパッカパオ

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「パッカパオカイ」とか「パッカパオカイダオ」とヌチャナートは呼んで
いた。タイ料理を知っている人でもこんな料理の名前を聞いたこと
がないと言うだろうな。そう言うのも無理はない。これは残飯料理
だからだ。昨日の晩にパッカパオを食った。
「食べきれない物は残しておいてね。明日の朝、使うから」
そして、今朝は昨晩の残り物のパッカパオに卵を加えて炒めた。
パッカパオを作ると、くしゃみが飛び出すひどい煙が出る。
昨晩の残り物を炒めだしたから、今朝もひどい煙が出てきた。
戸を開けて煙を出しながらの調理だ。

パッカパオカイという名前で出てきた。
「なるほどね、こうすれば違った味になるな」
昨日とは違う味を楽しめた。
もしこれが残ったなら、どうするのだろう?
スープの具にしちゃうのかな?

卵入り豚肉スープなんて言って出してくるかもしれないな。
エコとかリサイクルなんて言う時代だ。
食べ物を無駄にしちゃいけない。

2010/2/21

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2010年10月29日 (金)

輝くきびなごのタイ風煮付け

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きらきらと銀色に輝くきびなごをヌチャナートが買ってきた。
値段が気に入ったのか、輝く銀色が気に入ったのかわからない。
「ねぇー、見て!綺麗でしょ!」
きびなごは本当に綺麗な魚だ。俺はその姿に惚れる。
俺はきびなごの食べ方は酢漬けしか知らない。
唐揚にして南蛮漬けにする食べ方もあるようだ。
多分、それはそれで美味しそうな気がする。
ヌチャナートはきびなごを鍋に入れている。
「これを煮るの?」
「そうよ、美味しいわよ」
香草と一緒にきびなごを煮るというのだ。

俺は魚がもつ生臭さが苦手だ。
焼魚なら生臭みが少ないが、煮魚だと魚特有なにおいがでるの
で好まない。香草と唐辛子で煮込んだきびなごが出てきた。
煮てしまったのでもうあの輝きはない。
香草のかおりに生臭みが隠れているかなと思ったが、生臭さは
残っていた。固い骨があるが、これは噛むと簡単に壊れる。
カルシュウムの補給に良さそうだ。
「美味しいわよ」
「骨が固いだろう?」
「そうね、でも簡単に潰れるわよ」
魚が好きなヌチャナートは一人できびなごのタイ風煮付けを食べ
ている。

2010/10/27

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キャベツを食べろ

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「野菜を食べないとだめよ」といつも言われている。
そんなわけでキャベツを炒めてくれた。
味付は牡蠣油だ。
牡蠣油もブランドによって味が違う。
魚醤が入っている牡蠣油もある。
消費者から見ると、牡蠣油を魚醤で薄めて増量しているという見方
もできる。牡蠣油を使う料理には、どうせ魚醤などを入れるのだか
ら手間を省くという見方もできる。
味や香りがいろいろな牡蠣油があるから、自分の好みにあう牡蠣
油を選ぶといい。

キャベツに肉を少し加えて牡蠣油と炒める。
このまま食べても美味しいのだが、俺はこれをナムプリックと一緒
に食べる。唐辛子がないと物足りないのだ。

2010/10/26

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2010年10月28日 (木)

焼魚と生卵

朝食は何にするか聞かれた。この質問は苦手なんだ。
若い頃は「今日は何を食いたい」とすぐに答えられたと思う。
年をとると、食欲が衰えるのか、とくに何を食いたいという気持ちが
起きない。なんでもよくなってしまう。
「魚を焼く?それとも肉がいい?」
肉の方がいいのだが、タイ風の味付けだな・・・・・。
別にタイ風の味付けが悪いとか、嫌いというわけではない。
毎日、タイ料理を食べているのだから、タイ風の味付けがイヤと
いうはずがない。
「冷蔵庫に魚があるでしょ。その魚を焼く?」
ナンプラで味付けして冷蔵庫にしまっていた魚を焼くと旨いよ!!
魚を見たら、焼魚を食いたいという気になった。

温かい飯、焼魚・・・・・・朝食らしい取り合わせだ。
魚が焼けるにおいがする。真っ白い、卵が目に入った。
焼魚のにおいを嗅いで、卵を見ると突然、朝食に生卵が欲しくなっ
た。朝食の定番メニュウ、焼魚と生卵の組合せだ。

生卵を食べるのは日本人特有の食習慣だ。
毎日、タイ料理を食べて何の違和感も感じていないのに、日本の
食習慣を思い出した。
「ああ、俺もやっぱり日本人なのだ。」

焼魚と皿に盛った飯、ナムプリック、ステンレスのレンゲが出てき
た。何の変哲もないごくごく普通のタイ流の食べ方だ。
ナムプリックの唐辛子と一緒に焼魚を食うと旨いんだな。
俺が焼魚に唐辛子をのせて食べるのを見てヌチャナートは満足
げだ。

生卵を食べるには、卵に醤油をかけて掻き混ぜなくてはいけな
い。レンゲでは生卵を掻き混ぜられないから箸をとりだした。
卵かけご飯と言うのはご飯が茶碗か丼に入っているから食べら
れるのだ。皿に盛った飯に生卵をかけたならどうなる?
見た目も悪いし、レンゲで飯をすくって食べるのもちょっと気が引
ける。タイ人から見るとお行儀が悪い、無作法、下品な食べ方な
のだが、茶碗の縁に口をつけて、箸でずるずるとごはんと卵を一
緒に流し込むのが卵かけご飯の正しい食べ
かたなのだ。
皿の飯に生卵をかけられないから、飯を掻き混ぜた卵に入れた。
箸でずるずると卵かけご飯を食べていた。
それをヌチャナートが見て笑う。
「お粥を食べている見たいね」
ヌチャナートがどう思おうと構わない。この食べ方が美味しい食
べ方なのだ。

2010/10/28

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2010年10月25日 (月)

兎の焼そば

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今日は何を食べたいと聞かれると俺は困る。
実は何でもいいんだけど、何でもいいでは答えにならない。
知恵を絞って何を食いたいか考えるような問題でもないしな。
それで思いついた料理名を言うことにした。
「そーだなー、焼そばがいいな」
俺は「焼そば」と言えばいいだけだ。冷蔵庫に何があるかなんか
考えていない。
ヌチャナートは焼そばを作りながら笑い出した。
「アハハハ・・・・。今日は兎の焼そばよ」
「えっ?・・・・・・?」
俺は兎の肉を使ったのかと思った。
フランス人は兎を食うが、日本人は余り食わないというより全く
食わないと言う方が正しい。
兎の肉なんて日本じゃ売っていない。
「お肉がないのよ。キャベツだけよ。兎が食べる焼そばみたい!」
見ると、キャベツと卵だけの焼そばだ。
なるほどね。兎の焼そばとはよく言った。
食って見るとあっさりしていて、結構うまい。

2010/10/23

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2010年10月20日 (水)

カイダオ タイの卵焼

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タイの卵焼も日本の卵焼も見かけは変わらない。
栄養的には少々違っているかもしれない。
鶏が違うからだ。タイの場合、鶏と言えば軍鶏だから卵も赤い。
日本じゃ赤い卵は高級品扱いをされる。

「今日はカイダオよ!卵は幾つ入れる?」
卵焼に使う卵は二つに決まっているわけではないが、三つは多す
ぎる。一つじゃ物足りない。だから二つということになる。

今日の目玉焼は欧風に片面しか焼いていない。
俺はどちらかと言うとこの焼き方が好きだ。
これにタイの醤油をかけた。タイの醤油はマジーソースに似た味
だ。胡椒もタイの粒胡椒を使っている。
食欲を刺激するために辛いタバスコソースをかける人もいるが、
ウチではベランダで取れた唐辛子が出てくる。
段々寒くなってきたので、唐辛子も大きな実にならない。

2010/10/20

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べったら漬とタイ人

大根を酒粕で漬け込んだべったら漬というのがある。
こんな漬物はタイにはない。
甘味の強い食べ物をヌチャナートは好まない。
べったら漬なら余り甘味が強くないのでヌチャナートも好む筈だと
思った。食べさせると「あら、美味しいわね」と言っていた。
どうやらタイ人にもこの味なら受け入れて貰えそうだ。

ベッたら漬を食いながら沢庵を思い出した。
沢庵が弁当によく入っているのをヌチャナートは見ている。
しかし、沢庵が何切れ入っているかまで気にしていないはずだ。
弁当に沢庵を三切れ入れてはいけないなんて誰もヌチャナートに
注意しない。俺も注意していなかった。日本人には余りにも普通な
ことなので、誰でも知っていると思い込んでいた。
「弁当に沢庵を三切れ入れてはいけないんだよ」
「あら、なんで?」
「三切れは体が切れるからだ」
「・・・・・????」
日本語の解説から始めなくてはいけないのだが、面倒なので説明
は省略した。
それでも沢庵三切れは習慣に反していると理解したようだ。

多分、これと似た習慣がタイにもある。
俺達はそんな習慣を知らないから、タイ人から見るとおかしな食い
方をしていることだろう。

2010/10/19

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2010年10月18日 (月)

パットテン メロンの炒め物

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メロンの未熟果の野菜炒めだ。茸、玉ネギなどと一緒にメロンを炒
めた。「野菜炒めにメロンを?」と不思議に思うかも知れない。
でもメロンの未熟果は甘味がないので野菜として使える。
胡瓜を炒めるのと変わらない。
今は余り食べないメロンの未熟果だが、その美味しさや調理方法
が知られるにつれてだんだんこれも食べられるようになると思うな。

ナンプラとオイスターソースで味付けをしてある。
オイスターソースもタイからの輸入品を使っている。
今日の製品はいつものものと違う。
牡蠣の旨味が薄い。それと香りが違う。
タイから輸入したオイスターソースと言ってもそれぞれ味が違う。

2010/10/17

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メロンのスープ

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ちょっと見るとジャガイモみたいでしょう。これはジャガイモではなく
てメロンの未熟果なんだ。大きなメロ
ンを作るために形が悪いもの
や邪魔なメロンを摘果したものだと思う。
そんな未熟果を箱詰めにして売っていた。
これはヌチャナートの好物だ。
「ヌー!ここにメロンがあるよ。買うだろう?」
「あらっ!美味しそうね。大好きよ、買いましょうよ!」

今日はメロンの未熟果を使ってスープを作ってくれた。
未熟果は堅いがこれを煮込むと柔らかになる。
まるでナスを煮込んだような感触になる。
このあっさりした味がいい。

この未熟果を味噌漬けにしても美味しそうだと感じた。
タイでもこんな未熟果を売っているそうだが、気づかなかい。
珍しい形や色の果物や野菜が沢山あるタイの市場では地味な色
であまり目立たない形のメロンの
未熟果は気づきにくいのかもし
れない。

2010/10/16

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食べ物と健康広告X160

食い物と健康の関係を広告の中に見ている。
人参を食うと何が治るとか、人参は何の薬だいったような内容の話
だ。

これにも流行があり、今回は生姜がナントカに効くという広告が多
いな。それから新型コラーゲンとか
進化型コラーゲンがいいという
広告が目に付いた。コラーゲンって新しい物があるの?
コラーゲンって動物のタンパク質だよね。
人間が猿から進化したように、コラーゲンも進化するの?
コラーゲンは食い物を構成する成分だ。コラーゲン自身は化学成分
みたいなもんだから食い物に分
類しない。

シルク微粉末が髪の毛によいという広告が相変わらずある。
まあ、多分その話は本当なのだろうが、果たしてシルク微粉末を
食い物の仲間に入れてもよいのだろ
うか?
シルクを食料にする研究が進められている。将来、人間が宇宙に
住むようになる、あるいは相当長
期間の宇宙滞在が必要になる
場合、宇宙船の中で食料を自給しなくてはいけない。その場合、
を飼って動物蛋白源にするようになる。
半分宇宙人のような生活をする人にとってはシルク微粉末は食
べ物だが、我々にとってはシルク微
粉末は薬のような感じだな。
シルク微粉末は食い物の仲間に入れないことにする。

ハナビラタケは茸の仲間だろうな?まさか竹の仲間ではあるまい。
しかしそんな茸はスーパーや八百屋で買えない。
一般に馴染みが薄い特殊な茸だから食べ物の仲間に入れるのは
苦しいな。

チベット秘伝の「食べる酸素」も食べると書いてあるが果たして食
べ物なのだろうか?詳しい内容を
知りたい人は本を買ってください。
俺は広告だけを見て判断しているから、「食べる酸素」は食い物
に分類しない。

「日本山ニンジンの葉」は高血圧によいそうだが、これも薬みたい
なもんだから食い物に分類しない。

「ビルベリーエキス」というのも食い物由来のものだ。ビルベリーは
日本語ではコケモモだ。コケモモを食べるのではなくて、コケモモ
の抽出物をとれということだから、これも食い物ではないと判断

る。

「ゆほびか」誌 2010年12月号 マキノ出版

今月号には食べ物と健康に関する広告はなかった。
チベット秘伝の「食べる酸素」というのがある。酸素って空気の成分
だ。炭水化物や脂肪にも酸素
は化合物として含まれている。
ある食い物を食うと酸素が遊離して体内で良い作用を起こす?
詳しいことは本を買って読んでください。

「壮快」誌 2010年12月号 マイヘルス社・マキノ出版
テレビで大脚光!<スーパーショウガ>で低体温足のしびれ、首
のこり、便秘が解消 脂肪燃焼ズボンの腹に孫が入った

「健康365」誌 2010年12月号 ㈱エイチアンドアイ

ビルベリーエキス、日本山ニンジンの葉、ハナビラタケ、シルク微
粉末がそれぞれ何かに効くという広告
はあるが、俺たちが普通に
考える食い物がある特定の病気に効くという広告はなかった。

「わかさ」誌 2010年12月号 わかさ出版
朝や晩にひざが痛む人はひざの血流不足が疑われ冷え取り力優
秀な手作りぬりショウガでぞくぞくと
解消!

ひざ痛は体重が一キロ減るだけで大幅に和らぎ減食せずに月に
三キロやせた新発見の減量食 ク
マザサ茶

2010/10/16

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2010年10月15日 (金)

ピンポン茄子の漬物

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ピンポン茄子を買ったら、食べ方の例が書いてあった。
漬物にしてもよいと書いてあったので、試したくなった。
ヌチャナートにこの茄子を漬物にするよう頼んだ。
やはりタイ人が作る漬物です。こんなに唐辛子が入っています。
果肉の部分は美味しく漬け上がっている。
皮は日本の茄子とちがって固いので食べにくい。
ちょっと色も変わっちゃった。明礬などを入れて漬け込まないと綺麗
な色に仕上がらないだろう。
工夫次第でこれも美味しい漬物になりそうな気がする。

2010/10/13

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ピンポン茄子

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スーパーでヌチャナートが驚いたような声をあげた。
「あらっ!」
見るとタイで見る茄子がある。俺も驚いた。
懐かしいような、嬉しいような複雑な気持ちだった。
ひと目でタイから飛行機で取り寄せたものではないとわかる。
タイの茄子が日本で作れるのだ。
有無を言わずに茄子を買うことにした。
数年前はこのナスはタイの食材店でしか見られなかった。
値段は覚えていないが、飛行機で取り寄せる物だから高かったは
ずだ。今では日本の普通のスーパーで買えるようになった。
時代の変化を感じる。
Shino Farm Co.,Ltd.という会社が世界の茄子シリーズで販売した
ものだ。形が丸くてピンポン玉ほどの大きさだから俺はなんとなく
ピンポン茄子と思っていた。
俺と同じに感じる人がいることを知り嬉しくなる。
さっそく茄子を使ってゲンカリーを作った。
ヌチャナートは茄子を生のまま齧って食べる。
「またあのお店に行きましょうね」
次回、この店に来てもこんな茄子があるかどうかわからない。
多分、ないだろうな。

2010/10/11

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ゲンカリー

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久しぶりにゲンカリーが出てきた。なぜ久しぶりかというと、ココナッ
ツクリームがなかったからだ。最近はココナッツクリームは何処でも
簡単に手に入るので入手は困難ではない。
安物は水っぽい。ココナッツクリームを見つけると「これを買おうよ」
とヌチャナートに言う。
ブランドを見てヌチャナートは「それは美味しくないからだめよ」なん
て言う。美味しいブランド品があっても缶のサイズが大きい。
俺はゲンカリーを好むがヌチャナートは好まない。
それで大きな缶を開けるとココナッツが余ってしまう。
小さな缶はタイ食材店に行かないと買えない。
最近は近所のスーパーでもタイの食材が手に入るようになったの
で、タイ食材店に行く必要が減った。久しぶりにタイ食材店に行き
小さいココナッツクリームの缶を求めた。

更に幸いなことに普通のスーパーに日本で栽培されたタイ種の
茄子があった。条件が揃ったのでゲンカリーができる。
ヌチャナートが作るとちゃんとしたタイの味になる。
スパイス、香草の使い方が違うのだ。

2010/10/10

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貝のサラダ

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今日は貝のサラダを作ると言う。缶詰の貝を使う。俺はアサリの
缶詰だと思っていた。ラベルを見るとイヨスダレ貝と書いてある。
イヨスダレ貝なんて聞き慣れない名前だ。
ウエブで調べると学名がPaphia undulata と言う貝でアサリの仲間
のようだ。

この貝でサラダを作ると言うのだ。サラダに使う野菜と言えばレタ
スが定番だ。確かウチにはレタスはなかったはずだ。
それなのにサラダを作ると言う。
食卓には緑の野菜の上に貝がのったサラダが出ている。
野菜は菜っ葉だった。タイ人は生野菜をよく食べる。
ヌチャナートは菜っ葉の根を切って洗ったものを食卓にのせてその
まま食べる。その感覚があるから、タイ人にとっては菜っ葉を小さく
切ってドレッシングをかければサラダなんだな。
ドレッシングと言っても西洋料理のドレッシングとは違い唐辛子が
入っている。ちょっと異質なサラダだがこれも食えるな。

2010/10/10

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敗残兵が食べた料理

インパール作戦の失敗で多くの敗残兵がビルマからタイに逃げ込
んだ。いろいろなルートがあったが、ビルマからタイのチェンマイに
入り、そこからバンコックへの数百キロの道を歩いて進んだ。
どの兵も疲労困憊し空腹だった。
当時のことをつづった手記を読むと村人から食事を貰ったという記事
が多い。余りにも哀れな姿の敗残兵を見て村人は同情し食事をあげ
たのだろう。敗残兵を待ち受けていたのではなく、たまたま通りかかっ
た敗残兵の姿を見かねて食事を差し出したのだろう。
と言うことは敗残兵のために特別に作った食事ではなく、村人の食べ
残しの食事、余った食事だ。村人が普段食べている食事を与えたの
だと思う。タイの食事の殆どは辛い食事だ。村人が食べている辛い
食事を日本兵に与えたと推定できる。
手記の中には食べ物を貰いほっとした、助かったという村人への
感謝の気持ちを綴る手記が多い。

俺はそのような手記を読むと不思議な気がする。
日本人旅行者の多くはタイ料理は辛くて食べられないと言う。
敗残の日本兵も今日のタイ旅行者と同じような味覚の持ち主だと思
う。当然、タイ料理は辛くて食べられないと感じるはずだ。
空腹の極限、飢餓の状態になると食べられるものなら何でもよくなっ
てしまうのだろうか?
命をつなぐためには食べなくてはいけない。
辛くて食えないといったなら死んでしまう。
「唐辛子で口の中が火事になったからもう食えない」なんて言うの
は贅沢なのだ。空腹の極限に達すると、辛かろうが、口の中が火事
になろうが食べられるものは何でも食べてしまうのだろう。

2010/10/10

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トムヤンクン

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日本人がタイ料理といえばトムヤンクンを真っ先に頭に浮かべる。
酸っぱくて辛いトムヤンクンは旨い。
トムヤンクンは火にかけた鍋に入ってくる。
日本人の常識では鍋物は冬の寒い時に体が温まるからといって
食べる料理だ。熱帯の冷房のない店で鍋物を食ったなら余計に
暑くなるのではないかと心配する。俺の経験では冷房のない店で
トムヤンクンを食って体が熱くなり息苦しくなったなんて経験はな
い。爽やかな酸味とほどよい辛みのせいだと思う。

トムヤンクンの旨さはわかっている。イサーン風とバンコック風の
違いもわかっている。しかしどういうわけかトムヤンクンを好まな
くなった。年齢とともに味の好みは変化する。
ちょっとトムヤンクンを味見して「うん、旨い」といってもそれ以上
は食おうとしない。
俺が食わないのでヌチャナートは一人でトムヤンクンを食べてい
る。

2010/10/8

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パッカパオと卵

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「アハハ・・・」笑いながらこんな料理を出してきた。
パッカパオにたまご焼きをつけたものだ。
こんな料理はタイの屋台、一膳飯屋で出す料理だ。
「これってタイの普通の料理よ。屋台で20バーツかしら?」
タイ人がごくごく普通に食べている料理を日本人の俺が食べるのが
可笑しいらしい。
屋台や一膳飯屋でタイ人がこんな飯を食っているのを見かける。
それを食って見たいのだが、タイ語が分からないから注文できない
なんて悔しい思いをした人が多いはずだ。
ウチでは黙っていてもタイの屋台料理が出てくる。

2010/10/3

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魚の缶詰サラダ

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最近は魚料理が多くなった。ヌチャナートが自分が好きな魚だけを
買ってくるからだ。生の魚がなくなると缶詰の魚を使う。
魚はイヤだと言っても主導権はヌチャナートが持っている。
出されたものを黙って食うのが俺の習慣になってしまった。
習慣と言うよりそのように飼い慣らされた。
今日は魚の缶詰サラダだ。
これは辛くて甘くて酸っぱい料理だ。
素材は魚の缶詰だから歯の悪い人でも大丈夫。

2010/10/7

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最後の苦瓜

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ベランダに苦瓜を植えている。俺たちは苦瓜は実を食べるものだと
思っている。タイ人は実も食べるが葉も食べる。
葉が大きくなると葉はちぎられて食べられてしまう。
葉っぱがなくなった苦瓜は実をつけられない。
それでも苦瓜は生きるのに必死だ。黄色い花を咲かせては実を付
ける。大きな実よりも小さな実の方が美味しいらしい。
実をとっては生のまま食べている。
俺は苦瓜にそれほど興味がないから、苦瓜の実に気づかない。
ヌチャナートは自分が食べたい野菜だから、苦瓜の実を見つけるの
が上手い。
「ほらっ!あそこにあるでしょ!あの葉の後ろよ!」
なんて言う。
もう季節も涼しくなったので苦瓜も実をつけなくなった。
俺はヌチャナートが見落とした苦瓜の実を見つけた。
「あらっ!まだあったの?気づかなかったわ」
もうこれが今年最後の苦瓜の実になるだろう。

2010/10/10

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タイラーメンの作り方

インスタントラーメンのことをタイ人はマ・マーと呼ぶ。
マ・マーというのはタイで人気のあるインスタントラーメンの商品名
だ。商品名が代名詞になっている。
日本のインスタントラーメンもタイで販売されている。日本のインス
タントラーメンのことをタイ語では「日
本のマ・マー」と呼んでいる。
マ・マーというのはインスタントラーメンの代名詞だということがこれ
ではっきりする。

インスタントラーメンなんて誰が作っても同じ味になると思うのだが、
タイのインスタントラーメンを俺が作
ると単なる辛い唐辛子ラーメン
になってしまう。ヌチャナートが作るとタイの味になる。

インスタントラーメンを食べる時、俺たちはお湯の中にまず麺を入
れて麺を茹でる。この方が早く茹だ
るからだ。
最後に添付のスープを加える。好みによってスープを加えた後の
煮込み時間を調整する。

ヌチャナートの作り方を見ていた。
お湯の中に添付のスープを加えている。肉も加えて煮込んでいる。
スープを味見して「うん、美味しい。タイの味と同じよ」なんて言って
いる。そりゃそうだよ、タイからの輸
入品なんだからタイの味がする
はずだ。それから麺を加える。
塩水で麺を戻すから麺はすぐには戻らない。
時間をかけて麺を戻す。最後にベランダからスイートバジルの葉を
とってきて加える。
そうすると、タイラーメンの味になる。

このラーメンを日本のラーメンの丼に入れた。
するとラーメンは丼の底にちょこっとあるだけだ。
タイの屋台でもラーメンつまりバーミーナームとかクイティオは小さ
な器に入れてだされる。

タイ人にとっては、麺というものはほんのちょっとだけ食べるものな
んだ。日本の場合、ラーメンは空腹を
満たすための食事だから、麺
の量が多い。
ヌチャナートをラーメン屋につれていくと、ヌチャナートは麺を食いき
れない。麺が多すぎて麺に飽きて
しまうようだ。

2010/10/14

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2010年10月10日 (日)

インド人の気持ち

今では外人が立ち食いそばや牛丼を食べているのを見ても珍しく
ない。外人が牛丼屋に入ってくるなんて珍しい時代のことだ。
インド人が牛丼屋に入って来た。当然、牛丼を注文した。
牛丼が来るとインド人はめったやたらと唐辛子をかけていた。
日本人の常識外の唐辛子をかけるので笑ってしまった。

先日、俺は牛丼屋に入った。そして七色唐辛子をかけた。
ちょっと他の客より多めにかけたかな?
俺としてはちょっとだけ多めに唐辛子をかけたつもりだ。
見ると唐辛子は山盛りになっている。
七色唐辛子の安物はみかんの皮ばかりで辛くない。
そのくらい
かけないと辛くないのだ。
カウンターの反対側に座った人が唐辛子をかけるのを見た。
ほんの二振りか三振りしかかけていない。しかも慎重にかけてい
る。
「ああ、あれが日本人の常識的使用量なんだ」
日本人の常識から見ると、俺はたしかにかけ過ぎた。
毎日がタイ料理だから唐辛子の使用量も多い。
いつの間にやら常識外の唐辛子を使うようになっている。
これだけかけて「うん、辛みがきいてうまい」と感じている。
辛みで飛び上がるとか、口の中が火事になることもない。
昔、牛丼屋で見たインド人の気持ちがわかる。

唐辛子の辛みには鈍感になり、自然に使用量が増えるというのは
本当だ。

2010/10/8

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タイ人の卵焼き

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この卵焼きの写真を見ても別に驚かないだろうな。
俺はこの卵焼きが出てきた時、驚いた。
卵がふわっと焼きあがっているのだ。
いつも食べる卵焼きは卵が堅くなっている。
こんなふわっとした卵焼きを食べるのは珍しい。タイ人が作る卵焼
きは堅いものだと思っていた。俺には珍しい卵焼きに思えるが、
ヌチャナートにとっては失敗作なのかもしれない。失敗作を俺に食わ
せているつもりかもしれないが、俺にはこの卵焼きの方が好きだ。
こんな卵焼きをまた食べたいと言っても出てこないかもしれない。
一期一会の卵焼きだ。

2010/10/7

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2010年10月 9日 (土)

刺身とタイ人

今日は旨そうなホタテがあった。ヌチャナートはこれを刺身で食うと
言う。ヌチャナートが日本に来た当時はタイ人が刺身を食うかどう
か、おっかなびっくり出してみた。
魚が好きなヌチャナートは魚の新しい食べ方が気に入った。
今では新鮮な魚があれば刺身にして食べるのを好むようになった。
「日本では魚が新鮮だから刺身にして食べられるのよ。タイの魚は
ダメよ」刺身を食うたびに、同じことを言う。
タイの市場で見る魚で刺身にしたいと思う魚はない。淡水魚なら新
鮮な物があるけど、寄生虫が恐くて刺身にしたくない。

ホタテの刺身を食うと言っても二人と猫のサダム・フセインとで食べ
るだけだから、飾りつけなんて気にしない。
買ってきたパックをあけてそのまま食卓に乗せた。
「ここに醤油とわさびを入れてね」
小さな深めの鉢とたまり醤油を出してきた。
刺身にはたまり醤油の方が美味しいとヌチャナートは微妙なことを
言う。プラスチックのパックに乗ったホタテを食べるのだから、わさび
醤油を入れる容器なんてどうでもいいような気がする。しかし俺は
ちょっと気になった。
わさび醤油を入れる器は小皿に決まっている。小鉢に入ったわさび
醤油で食べると違和感を感じる。俺は小皿を出してきてわさび醤油
を移し変えた。
「刺身を食べる時に醤油を入れる器はこういうのを使うのだよ」
「あらそうなの?知らなかったわ」
刺身、わさび、醤油の組合せは学んだのだが、わさび醤油を入れる
器に習慣があることをヌチャナートは学んでいなかった。
ヌチャナートの失敗を見て、俺達がタイ料理を食べる時、タイの習
慣を無視して食べていることがあるのではないかなと反省材料に
なった。

器のことは別にして甘味がある柔らかなホタテだった。
猫のサダム・フセインも甘いホタテを喜んで食べる。

2010/10/8

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もやし炒めとタイ人

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もやしを渡り蟹と卵と一緒に炒めた。
中華料理屋ではこれにライスをつけると定番の昼食メニュウもやし
炒めライスになる。ウチの場合、味付けは牡蠣油だから中華料理
屋の味付けとは違う。渡り蟹なんて中華料理屋では使わない。
たいてい豚肉の薄切りを使っている。
俺が作れば豚肉を使っただろう。渡り蟹を使うなんてタイ人らしい
発想だ。唐辛子は入っていないから、全然辛くない。

2010/10/1

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2010年10月 4日 (月)

野菜を食べろ

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夜中になんだか腹の調子がおかしい。
トイレ に起きた。しかしなかなか便が出ない。
腹に溜まったガスが胃に入ったのだろうか吐き気がしだした。
何も出ないがゲェーッとやっていたらヌチャナートが目を覚ましてし
まった。
「どうしたの?」
「なんでもない、便が出ないだけだ」
「野菜をもっと食べなくちゃ駄目よ」
「うん」
そうだタイで買ってきたダイエット茶のようなものがあるのを思い
出した。ゲンノショウコが主成分だ。これを飲むと便がすーっとで
る。時々、これを飲むといいのだとトイレの中で考えていた。
ナンでもない時にはそんな茶があったことなんて思い出さないもん
だ。

夜中の出来事を覚えていたヌチャナートは野菜炒めを作ってくれた。
豚肉も入っていたが、野菜だけを食べて肉は残した。
「あらっ?お肉は食べないの?」
野菜にこだわっていたからなんとなく肉を避けていた。
食べ残した肉は煮物料理に加えた。
魚でも肉でもウチの場合、無駄に捨てることはない。

2010/10/2

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カオパットが朝食

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俺達日本人の食事は朝昼晩で食い物が違っている。
何を食ったと聞けば、それが朝食なのか夕食なのか推定できる。
例えば生卵に海苔と言えば、朝食らしいとなる。
日本の食事には緩やかな規則がある。朝からハンバーグを食うと
規則から反するから「それってちょっと変じゃない?」となる。

日本人だからわからないだけかもしれないが、タイの食事にはこの
ような規則性がない。
「そんなことないよ。ちゃんと規則性があるよ」
とタイ人に反論される可能性がある。
俺が見たところ、パートンコーはだいたい朝食と決まっているみたい
だな。お粥は朝食か酒を飲んだ最後の仕上げの飯のようだ。
その他は朝昼晩とも同じ物を食っていると見受ける。違うかな?
俺から見るとタイの食事には規則性はないと見える。

飯がほんの少しだけあった。新に飯を炊くのも面倒だ。
お粥にして二人で分け合って食べることもできる。
「これでカオパットを作るわ」
俺の大好きなカオパットだ。反対なんてしない。
豚の薄切り肉が入っている。
俺達の目から見ると、このカオパットは立派なタイ飯に見える。
しかしタイ人から見ると違和感があるかもしれない。
タイの市場やスーパーでは肉は塊で売っているが、薄切り肉を売っ
ているのを見たことがない。
「味付はタイなんだけど、この肉はタイ風じゃないな」
なんてタイ人は思うかもしれない。

俺達日本人の感覚では焼飯は昼か夜の飯だ。
それを朝から食べるのが、俺にはおかしい。
しかも生唐辛子と一緒に食べている。俺の食感覚は日本人離れし
てしまった。

2010/9/24

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まるで牛丼

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いつもタイ料理ばかりなのでヌチャナートは気にしている。
「サミイはたまには日本の食事をしたいのではないの?」と思ってい
るようだ。俺は毎日がタイ料理でも全く気にしていない。
そうかと言ってヌチャナートが作れる和食は限られている。
冷奴と板ワサとたまご焼きは作れる。
今日はちょっと手の込んだ和食のようなものを作ってくれた。
まるで牛丼か牛皿だ。
味も醤油味だから、ヌチャナートから見れば和食だ。
でも赤い唐辛子が入っているから和食じゃない。
こんな辛い牛丼なんて日本人は食わない。

2010/9/29

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八保菜

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ウチの料理とは関係ないがちょっと考えることがあったのでこんな看
板を紹介する。
町を歩いていたら「八保菜」と書いた看板が目に入った。
本日の看板メニュウのようだ。
「ハッポサイ?ハチホサイ?なんだこりゃ?聞いたことのないメニュ
ウだな」どんな料理なんだろうと考えてしまった。
どうやら八宝菜のことだと想像した。
「このラーメン屋の親父は八宝菜という漢字を知らないのだ」
自分の商売に使う料理の漢字を知らないなんて気の毒な親父だと
同情した。

ウチに帰ってから看板のことを思い出し考えを変えた。
「あれは八宝菜ではない。親父が考案した新しい料理だ」
今の流行の言葉で言えば創作料理だから八保菜でいいのだ。
店に入って食いもしないのに、看板だけを見てラーメン屋の親父は
勉強が足りないなんて思いこんだ自分を恥じた。

2010/9/30 

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もやし炒めとタイ人

P1160876pct13

もやしを渡り蟹と卵と一緒に炒めた。
中華料理屋ではこれにライスをつけると定番の昼食メニュウもやし炒
めライスになる。ウチの場合、味付けは牡蠣油だから中華料理屋の
味付けとは違う。渡り蟹なんて中華料理屋では使わない。
たいてい豚肉の薄切りを使っている。
俺が作れば豚肉を使っただろう。渡り蟹を使うなんてタイ人らしい発想
だ。唐辛子は入っていないから、全然辛くない。

2010/10/1

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2010年10月 2日 (土)

食べ物と健康X020

食べ物と健康に関する広告を見ているとなかなか面白い。
しばらく出ていなかったバナナの広告が今日はでていた。
またこれでバナナ不足が起きるかな?
今では信じられないけど、昔はバナナが高かった。
小腹が減った時、スナック菓子を食うよりバナナを食った方が体に良さそう
な気がする。

「はつらつ元気」誌 2010年11月号 芸文社

歯周病、蓄膿症、痔が速(丸囲み)改善!
薩摩のなた豆
膿み取りの逸品!メタボ腹、アトピーにも効果アリと大反響

白内障、近視、結膜炎も治る!
視力0.1が1.0!
緑内障、異常眼圧下げた!
「番茶湿布」失明回避!

歯周病の腫れ、出血、口臭が消える
医師も実行、不整脈、心臓肥大まで同時快復!
バルサミコ酢うがい

硬貨大の顔シミ、手シミ消えたと生産農家が証言!
食べているうちにシミ消失
「黒米」は効果テキメンのシミ消し食!

別冊でこんな本の広告があった。

体重 体脂肪 血圧 血糖値 悪玉コレステロール 全部下がった
ショウガで治す! やせる!
ダイエットと生活習慣病の予防&改善
芸文社 定価860円

「夢21」誌 2010年11月号 わかさ出版
下腹ポッコリがすぐへこみ9㌔11㌔続々やせたと人気の
減量ハーブ発見

「安心」誌 2010年11月号 マキノ出版社

バナナは薬に負けない特効食だ
血圧も血糖値も次々に正常化!
スルリと12kgやせた

2010/10/2

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