鳥モツ煮込み タイ風B級グルメ
甲府鳥モツ煮込みがB級グルメとして脚光を浴びている。
ヌチャナートが鳥レバーを買って来た。俺はモツの特有なにおいが
気になるので余り食わない。それと俺たち日本人は無意識のうち
にモツ肉は下等な肉と思っているが、タイ人はそのように感じて
いないらしい。味や食感が違う肉と感じているようだ。
タイの仏教は肉食を禁じていないから、タイ人は昔から肉を食って
きた内臓肉を異なる味の肉と感じるこの感覚は一頭の肉を無駄に
しない人々の感覚だ。人間のために命をくれた動物の全てを食べ
てあげるのが正しいと考えるのだが、俺の感覚は内臓肉を嫌がる。
ごめんね牛豚鶏君たち。
モツを使った料理がタイには沢山ある。
モツをごっそり入れたスープなんて出される。鶏肉屋に行くと、鶏の
モツや生まれる前の黄色い卵が連なったものを売っている。
そんな物を見ると、ヌチャナートはすぐに手を出す。
それを香草と一緒に透明なスープで煮込む。これをタイ人の友達
と美味しそうに食べているのを思い出す。
鳥レバーをどうやって食べるのか見た。
レモングラスとナンプラで煮込んでいた。スープの色は黒ずんでいる。
「おっ!これは鳥モツ煮込みだ!B級グルメだ。
甲府鳥モツ煮込みのタイ版だ!」
俺はレバーを食わないが、煮込み汁を味見した。
うまい味に仕上がっている。
鳥レバーという素材を使うと日本でもタイでも同じような料理ができ
るから面白い。
2010/11/12
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