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2010年11月14日 (日)

ムウケム 豚挽肉のタイ風炒め物

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今日は豚の挽肉をタイ風に炒めたものだ。ムウケムと呼んでいる。
挽肉を唐辛子とニンニクで炒める。
辛い物がお好きな人は唐辛子を沢山入れればよい。
俺はタイ人が普通の辛さと感じる程度に唐辛子を入れてもらう。
うっかり辛いのが好きだなんて言おうものなら、タイ人が感じる辛さ
になってしまう。料理が出来てきた。
「塩っぱくない?あたし味見していないのよ」
「・・・・」客に出す物ではないのだから味見などしなくてもいい。
「辛くないと思うわ」
「・・・・」旦那が耐えられる辛さを知っているから、適当量の唐辛子を
加えているはずだ。これでもタイ料理を食べ慣れない日本人には
激辛だろうな。ムウケムを直訳すると「塩っぱい豚」だ。
確かに塩っぱいが飯と一緒に食うと丁度よい。

塩味のことより、俺はもっと気になる物がある。
それは料理を盛りつけた器だ。
俺たち日本人は料理を盛る器も料理の一部と考える。
料理を美味しく見せるための演出に器も大切だと日本人は考える。

日本人は器と料理を結びつけている。
蕎麦やうどんを盛りつける器にラーメンを入れない。
味噌汁の椀で茶を飲んだり、飯を盛ったりしない。
カレーの皿に刺身を並べない。
タイ料理なのに、ラーメンの丼に入れて出してきたから俺は落ち着
かない。文句を言っても聞き入れてくれない。
聞き入れてくれないというより、料理と器の関係を理解しない。
料理と器を結びつけて考える習慣がないらしい。
自分が美しいと思った器に料理を盛り付ければ満足するようだ。
文句を言っても「味はおんなじよ!」と相手にされない。
「そりゃ、味はおんなじだよ・・・・・・」
でもなぁー、俺はタイ料理はタイ風の器に盛って貰いたいのだ。
ところでタイ風の器ってどんなの?
屋台やB級グルメの店では単色のプラスチックの皿に料理を盛っ
てだす。それがタイ風なのかな??それはタイの庶民の盛付だ。

2010/11/9

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