« 水を飲ませる | トップページ | 俺には面白いこと »

2010年11月28日 (日)

吟醸酒の香りとサトー

「これはいい酒だよ、飲んでごらん」
「あら美味しいわね。」とは言ったものの、それから飲もうとしない。
「美味しいだろ?」
「サトーとおんなじ香りがするわ」
吟醸酒もタイの田舎で農民がつくるサトーも米から作る。
原料が同じだから似たような香りがするのも当然だ。
日本じゃ高い吟醸酒もヌチャナートにとってはタイの農家が作る密
造酒だかどぶろくと同じ扱いになってしまう。

日本の清酒というのはサトーと同じ香りがしなくてはいけないもの
なのだ。清酒の製法が変わり、米が発酵した時の香りがなくなって
いる。吟醸酒にだけ米に由来する香りが残っている。

合法的に醸造されたサトーをタイで買うことができる。
サトーに対する課税率が低いため、サトーは安い。
値段が安いと、不味いものとタイ人は見てしまう。
味と値段に強い相関関係はない。日本人も値段が高ければ美味
い酒と思っている。

自分が気に入った酒をじっくり味わうのが幸せなんだ。
「このサトーが美味い」「この家のサトーは美味い」と酒の味がわか
るタイ人とゆっくり酒を飲んでみたい。

2010/11/27

|

« 水を飲ませる | トップページ | 俺には面白いこと »

コメント

家で造るサトーはロカをしないので白く麹の匂いがします。
私は少し古いカルピスのような味が好きです。

投稿: ただの酔っ払い | 2010年12月 2日 (木) 23時30分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 吟醸酒の香りとサトー:

« 水を飲ませる | トップページ | 俺には面白いこと »