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2010年12月31日 (金)

唐辛子に思う

コロンブスがアメリカから唐辛子を持ち帰った。それから唐辛子が
全世界に瞬く間に広がったというのが通説になっている。
日本語では唐辛子と呼ぶ地域と南蛮と呼ぶ地域がある。
中国から伝わった地域では唐辛子と呼び、南蛮人が持ち込んだ
地域では南蛮と呼ぶそうだ。直接、中国から伝わったものもある
だろうが、朝鮮半島を通じて伝わったものも多いと思われる。
日本の仏教は肉食を禁じているが、モンゴルの影響を受けた朝
鮮半島では肉をよく食べる。肉を食べる時に唐辛子が使われる。
日本と朝鮮を比べると唐辛子の使用量は格段の差があり、朝鮮
の方が使用量が多い。
だから、俺達は唐辛子は朝鮮を通じて日本に入って来たものと思
ってしまう。朝鮮の人々は唐辛子は日本から伝わったと考えている。
豊臣秀吉が持ち込んだという説まである。

10数年前の冷夏の時だったと思う。キムチに使う唐辛子が不作で
韓国で大騒ぎになったことがある。
綺麗な赤とよい香りがする特定な唐辛子ができなかったのだ。
色を出すためなら唐辛子を沢山入れればいいじゃないかと俺達
は思ってしまう。そうすると辛すぎておいしいキムチが作れない。

もしかするとその特定の唐辛子こそ豊臣秀吉が持ち込んだ唐辛
子かもしれないと想像して一人でニヤリと笑ってしまう。

2010/12/30

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