魚の並べ方
寒くなったので鮟鱇を求めて商店街に行った。
どういうわけか商店街のどの魚屋にも鮟鱇がなかった。
鮟鱇をタイ風の鍋にすると美味しいよ。
姿は不恰好で肉はふにゃふにゃの鮟鱇を気持ち悪がってヌチャナー
トは食べないと思っていた。魚が大好きなヌチャナートは一度食べた
だけで鮟鱇が気に入った。どのくらい気に入ったかと言うと、
「アンコウ」という日本語を一度で覚えてしまうほど気に入った。
一度聞いただけで単語を覚える位だから、どのくらい気に入ったか
想像できるでしょ。
鮟鱇はなかったが安い魚がいろいろあった。
安いとあれもこれもと買い込んでくる。買物をして帰宅すると大変だ!
「新しいうちに処理しないと美味しくないのよ!」
ウロコを落としたり、ワタをとったり、切れ目をつけたり・・・・・・。
魚によって漬け込み方法が違う。
ただ塩漬けにするものもある。ご飯粒と一緒に漬け込むものもある。
漬け込みが終わると、熟成するのを待つだけだ。
絶対に腐らないから心配ない。
これもそんな塩漬けの魚だ。焦がしているのでヌチャナートは撮影
するのを嫌がっている。俺は焼魚を撮りたいのではない。
魚の並べ方が面白いので撮るのだ。
横長の皿には魚を横長に置くのが普通だと思うのだが、縦長に魚
を置いているのが面白い。
俺が思うに、タイ人は盛り付けとか飾りにあまり関心を示さない。
これもその一例かな?そんなことを言うと
「お前達日本人にはタイ料理の繊細さが見えないだけだ!」
なんてタイ人シェフから怒られるかな?
でも俺にはタイ料理には盛り付けの飾りがないと見えてしまうのだ。
2010/12/28
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