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2010年10月30日 (土)

海藻おごのラープ

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「おご」という熊本県産の海藻をヌチャナートが買ってきた。
茎ワカメみたいな海藻だ。
山育ちのヌチャナートは海藻を使った料理なんて作らない。
俺がワカメスープを作ると美味しいと言って食うが、自分では作ら
ない。それが突然海藻のラープを作ると言い出した。
肉や魚のラープを知っているが、海藻のラープなんて俺は知らな
い。どうしてヌチャナートが海藻のラープを知っているのか不思議
だった。
「海藻なんて山にないだろう?」
話を聞くと、雨季になると川に藻が生える。
その藻を取って食べるそうだ。
淡水の水藻だってワカメみたいなものだろう。
そんな水藻をとってラープにしていても不思議ではない。
なるほど!俺が知らないタイの食べ物がまだまだ沢山ある!

俺が知らないのだから「おご」のラープなんて熊本の人が知る
はずがない。ベランダのレモングラスなど香草をとってきてラー
プにした。肉と違って脂がないから、さっぱり味のラープだ。
素朴なタイの田舎の味だ。
今まで経験したことのない料理、味に出会えて嬉しかった。

2010/10/29

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トムチュート タイ風けんちん汁

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今日は野菜のトムチュートを作ると言った。
俺は野菜のトムチュートにそれほど興味がなかったが
「田舎の人はいつもこんな料理ばかり食べているのよ」と言われて
興味が沸いた。タイ東北部の貧しい農家の人々が普段、食べてい
る料理だ。食べ物、料理というのは貧農が食べているから不味い
物とは限らないはずだ。続けて食べていかれる料理というのはきっ
と美味しい、少なくとも飽きることなく食べ続けることが出来る料理
のはずだ。

「できたわよ」
出された料理を見ると挽肉の団子が入った日本で言う
「けんちん汁」「ごった煮」みたいだ。タイ風のけんちん汁と言って
もよい。
「うん、美味しいよ。日本にも似たような料理があるよ」
「・・・・・」
「これはナンプラで味付けしてあるよね。」
「そうよ」
「日本では醤油で味付けするんだ」
「・・・・」
「この味なら、日本人にも受け入れられるよ」
嬉しそうにヌチャナートは笑った。
貧農の料理と聞くと多くの人は不味い料理と思うだろう。
俺は不味いはずはない、絶対に美味しいはずだと想像していた。
想像が当たっていたので、俺も満足した。

2010/10/29

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パッカパオカイ 卵入りパッカパオ

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「パッカパオカイ」とか「パッカパオカイダオ」とヌチャナートは呼んで
いた。タイ料理を知っている人でもこんな料理の名前を聞いたこと
がないと言うだろうな。そう言うのも無理はない。これは残飯料理
だからだ。昨日の晩にパッカパオを食った。
「食べきれない物は残しておいてね。明日の朝、使うから」
そして、今朝は昨晩の残り物のパッカパオに卵を加えて炒めた。
パッカパオを作ると、くしゃみが飛び出すひどい煙が出る。
昨晩の残り物を炒めだしたから、今朝もひどい煙が出てきた。
戸を開けて煙を出しながらの調理だ。

パッカパオカイという名前で出てきた。
「なるほどね、こうすれば違った味になるな」
昨日とは違う味を楽しめた。
もしこれが残ったなら、どうするのだろう?
スープの具にしちゃうのかな?

卵入り豚肉スープなんて言って出してくるかもしれないな。
エコとかリサイクルなんて言う時代だ。
食べ物を無駄にしちゃいけない。

2010/2/21

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2010年10月29日 (金)

輝くきびなごのタイ風煮付け

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きらきらと銀色に輝くきびなごをヌチャナートが買ってきた。
値段が気に入ったのか、輝く銀色が気に入ったのかわからない。
「ねぇー、見て!綺麗でしょ!」
きびなごは本当に綺麗な魚だ。俺はその姿に惚れる。
俺はきびなごの食べ方は酢漬けしか知らない。
唐揚にして南蛮漬けにする食べ方もあるようだ。
多分、それはそれで美味しそうな気がする。
ヌチャナートはきびなごを鍋に入れている。
「これを煮るの?」
「そうよ、美味しいわよ」
香草と一緒にきびなごを煮るというのだ。

俺は魚がもつ生臭さが苦手だ。
焼魚なら生臭みが少ないが、煮魚だと魚特有なにおいがでるの
で好まない。香草と唐辛子で煮込んだきびなごが出てきた。
煮てしまったのでもうあの輝きはない。
香草のかおりに生臭みが隠れているかなと思ったが、生臭さは
残っていた。固い骨があるが、これは噛むと簡単に壊れる。
カルシュウムの補給に良さそうだ。
「美味しいわよ」
「骨が固いだろう?」
「そうね、でも簡単に潰れるわよ」
魚が好きなヌチャナートは一人できびなごのタイ風煮付けを食べ
ている。

2010/10/27

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キャベツを食べろ

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「野菜を食べないとだめよ」といつも言われている。
そんなわけでキャベツを炒めてくれた。
味付は牡蠣油だ。
牡蠣油もブランドによって味が違う。
魚醤が入っている牡蠣油もある。
消費者から見ると、牡蠣油を魚醤で薄めて増量しているという見方
もできる。牡蠣油を使う料理には、どうせ魚醤などを入れるのだか
ら手間を省くという見方もできる。
味や香りがいろいろな牡蠣油があるから、自分の好みにあう牡蠣
油を選ぶといい。

キャベツに肉を少し加えて牡蠣油と炒める。
このまま食べても美味しいのだが、俺はこれをナムプリックと一緒
に食べる。唐辛子がないと物足りないのだ。

2010/10/26

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2010年10月28日 (木)

焼魚と生卵

朝食は何にするか聞かれた。この質問は苦手なんだ。
若い頃は「今日は何を食いたい」とすぐに答えられたと思う。
年をとると、食欲が衰えるのか、とくに何を食いたいという気持ちが
起きない。なんでもよくなってしまう。
「魚を焼く?それとも肉がいい?」
肉の方がいいのだが、タイ風の味付けだな・・・・・。
別にタイ風の味付けが悪いとか、嫌いというわけではない。
毎日、タイ料理を食べているのだから、タイ風の味付けがイヤと
いうはずがない。
「冷蔵庫に魚があるでしょ。その魚を焼く?」
ナンプラで味付けして冷蔵庫にしまっていた魚を焼くと旨いよ!!
魚を見たら、焼魚を食いたいという気になった。

温かい飯、焼魚・・・・・・朝食らしい取り合わせだ。
魚が焼けるにおいがする。真っ白い、卵が目に入った。
焼魚のにおいを嗅いで、卵を見ると突然、朝食に生卵が欲しくなっ
た。朝食の定番メニュウ、焼魚と生卵の組合せだ。

生卵を食べるのは日本人特有の食習慣だ。
毎日、タイ料理を食べて何の違和感も感じていないのに、日本の
食習慣を思い出した。
「ああ、俺もやっぱり日本人なのだ。」

焼魚と皿に盛った飯、ナムプリック、ステンレスのレンゲが出てき
た。何の変哲もないごくごく普通のタイ流の食べ方だ。
ナムプリックの唐辛子と一緒に焼魚を食うと旨いんだな。
俺が焼魚に唐辛子をのせて食べるのを見てヌチャナートは満足
げだ。

生卵を食べるには、卵に醤油をかけて掻き混ぜなくてはいけな
い。レンゲでは生卵を掻き混ぜられないから箸をとりだした。
卵かけご飯と言うのはご飯が茶碗か丼に入っているから食べら
れるのだ。皿に盛った飯に生卵をかけたならどうなる?
見た目も悪いし、レンゲで飯をすくって食べるのもちょっと気が引
ける。タイ人から見るとお行儀が悪い、無作法、下品な食べ方な
のだが、茶碗の縁に口をつけて、箸でずるずるとごはんと卵を一
緒に流し込むのが卵かけご飯の正しい食べ
かたなのだ。
皿の飯に生卵をかけられないから、飯を掻き混ぜた卵に入れた。
箸でずるずると卵かけご飯を食べていた。
それをヌチャナートが見て笑う。
「お粥を食べている見たいね」
ヌチャナートがどう思おうと構わない。この食べ方が美味しい食
べ方なのだ。

2010/10/28

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2010年10月25日 (月)

兎の焼そば

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今日は何を食べたいと聞かれると俺は困る。
実は何でもいいんだけど、何でもいいでは答えにならない。
知恵を絞って何を食いたいか考えるような問題でもないしな。
それで思いついた料理名を言うことにした。
「そーだなー、焼そばがいいな」
俺は「焼そば」と言えばいいだけだ。冷蔵庫に何があるかなんか
考えていない。
ヌチャナートは焼そばを作りながら笑い出した。
「アハハハ・・・・。今日は兎の焼そばよ」
「えっ?・・・・・・?」
俺は兎の肉を使ったのかと思った。
フランス人は兎を食うが、日本人は余り食わないというより全く
食わないと言う方が正しい。
兎の肉なんて日本じゃ売っていない。
「お肉がないのよ。キャベツだけよ。兎が食べる焼そばみたい!」
見ると、キャベツと卵だけの焼そばだ。
なるほどね。兎の焼そばとはよく言った。
食って見るとあっさりしていて、結構うまい。

2010/10/23

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