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2010年3月 5日 (金)

アナゴとズッキーニ

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出先からヌチャナートが電話を掛けてきた。
「冷凍庫のアナゴを出しておいてね。帰ったら、料理するから」
帰宅したヌチャナートはアナゴと一緒に調理する野菜も買って来た。
買った野菜の中にズッキーニが入っている。
ズッキーニなんてタイの市場で見たことがない。
「この野菜、タイにあるかい?」ズッキーニを手にとって聞いた。
「ないわよ」
「これをタイ語ではなんと呼んでいるんだい?」
「知らないわ!瓜でしょ!」
「・・・・・」
ズッキーニは瓜の一種に間違いはない。
食は保守的で見慣れないもの、食いなれないものは買ってこない
ものだ。それを「これは瓜だから」と言ってアナゴと一緒に調理する
のは、日本人の発想の限界を超えている。
ズッキーニの他に苦瓜も加えている。
出来上がったのがこんな料理だ。
これをヌチャナートはラオス料理だという。
ちょっと待ってくれ!アナゴは海の魚だ。
ラオスには海がない。海がないからアナゴは取れない。
それなのにアナゴを使った料理をラオス料理と呼ぶのは詐称だ。
アナゴもウナギも見かけは似ている。
ヌチャナートはどちらもプララーイと呼んでおり、区別しない。
多分、ラオスではアナゴでなくてウナギを使ってこんな料理を作る
のだろう。

アナゴとズッキーニの組合せなんて想像できない日本人は気持ち悪
いと思うだろう。食ってみるとズッキーニも苦瓜も柔らかく煮えてよい
味になっている。もともと柔らかな肉のアナゴにラオス料理の香りが
染込んでいる。
日本人がラオス料理を食べるのを見てヌチャナートは笑う。
ヌチャナートは日本人はこんな料理を食べないだろうと思っていたようだ。

2010/3/4

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烏賊のパッカパオ

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パッカパオは美味しいのだが、調理が大変だ。
真冬でも家中を開け放して調理をしないと唐辛子からでる煙でくしゃ
みがでる。この烏賊はなんだか変でしょ?
これは愛猫サダムの餌をちょっと貰ってきたからです。
刺身に胴を使い、残ったゲソと三角だけを安売りしていたので買っ
てきた。サダムにはゲソをあげ、俺たちは三角を食べることにした。
俺は烏賊の先端部分を三角と呼んでいる。
タイ語では帽子と呼んだかな?聞いたけど忘れた。
ちょっと笑える呼び名だった。
俺たちがゲソと呼んでいる足の部分をタイ人はたしか髭と呼んで
いた。ゲソは烏賊の口の周りにあるもじゃもじゃしたものだから髭
と呼ぶ理由もなんだかわかる気がする。
烏賊は三角の部分を先頭にして泳ぐから、三角を頭と考え、三角
の反対側にあるものを足と考えるのが日本人だ。足で獲物を捕ま
えている。タイ人は烏賊は髭で餌を捕まえると考えるのだろうな。
なんだかこの考え方には無理があるな。

2010/3/4

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香りの違いと偏見

何処の国の料理でも独特な香りがある。
俺たちにお馴染みの外国料理の香りと言えば何と言ってもインド
カレーの香りだ。インドカレーを俺たちに食わせても、インド南部と
インド北部の香りの違いがわからない。みんなおんなじカレーの
香りだ。
タイ料理でも同じで、バンコックの香りと東北部の香りは日本人に
はおんなじタイの香りだ

インド人がやっているインドカレーの店の前を通った。
カレーのにおいが漂ってくる。
その時、カレーの香りはスパイスの香りなんだと気づいた。
ウチで食べているタイ料理はハーブの香りだ。
もちろんタイ料理でもスパイスは使うが、香りはハーブの方が強い。

料理の好みは味より香りで決まることが多い。
タイ人はインドカレーの香りが嫌いだ。
それは普段馴染んでいるハーブの香りではなくてスパイスの香り
だからか?

タイ人は白い肌を好む。肌が黒いインド人はタイ人の好みではな
い。色が黒い人が作る料理の香りは悪い香りになるのかな?
カレーの香りを色で表せばタイ人は黒い香りというのかな?
日本人なら、黄色い香りと言うだろう。
タイ人のカレーの香り
嫌いは偏見から来ていると思うな。

2010/3/10

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2010年3月 4日 (木)

年寄りと唐辛子

人間は誰でも年齢と共に食べ物の好みが変化する。
若い頃は肉を好んでいた人も年を取ると油っぽいものは好まなくな
り、野菜のようなさっぱりした物を好んで食べるようになる。

タイ人でも年齢と共に好みに変化が生じる。年寄りが赤いスイカを
おかずにご飯を食べているのを見て俺は驚いた。
「おいしいよ」と言いながらスイカ飯を食べている。
ヌチャナートに言わせると、「年寄はスイカ飯が好き」なんだそうだ。
若い頃から辛い飯を食い続けていると、年を取ると辛い飯を好ま
なくなると言う。そしてタイの年寄りは甘い物を好むようになるらし
い。その典型例がスイカ飯だと思う。

唐辛子の辛味は年寄りには良くないのだろうか?
年を取ると唐辛子の刺激に耐えられなくなるのかな?

2010/3/3

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プリッキヌーのソース

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プリッキヌーとタイ語で呼んでおり、その意味は「鼠の糞」という変な
名前の小さな唐辛子をタイ人は好んで食べる。この唐辛子のヘタを
とってナンプラ、レモン汁、塩、味の素で味を調える。
たったこれだけのソースだ。ソースともいえないほど簡単に出来る
ソースだ。今日はこのソースを焼魚にかけて食べた。
和食で言えば焼魚に醤油をかけるようなもんだ。
ナンプラにプリッキヌーが浮かんでいるので、ナンプラをかけよう
とすると必ずプリッキヌーがついて来る。魚の上にはプリッキヌー
がのっかる。乗っかった物は食べてしまう。
確かに辛い唐辛子だ。焼魚に魚醤油と唐辛子の組合せもいいもん
だ。この辛い刺激を感じながら焼魚を食べている。

2010/3/3

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2010年3月 3日 (水)

豚トロと唐辛子

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いつ頃からだろうか豚トロという言葉が流行り始めたのは?
10年前あたりからだろうか?
豚トロでパッカパオを作ることになった。
「辛いのにする?」
辛いか辛くないかはタイ人の感覚から見ての判断だ。
タイ人が辛いというものは俺には辛過ぎて食えないから危険だ。
「うーん、普通にしてくれよ」
出来上がった物はこれだ。
この一皿が一人前なのだが、ここに三、四本の唐辛子が入ってい
るそうだ。一皿に三本も唐辛子が入っていたなら、日本人は
「辛くて食えない」と言うだろう。日本人なら何本の唐辛子を使うか
ちゃんと数えている。そんなことをタイ人は気にしない。
まあこんなもんだろうという軽い気持ちで唐辛子を摘まんで入れ
ている。
日本人とタイ人の唐辛子の使い方の差を感じ、
つい笑ってしまった。

2010/3/2

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食べ物と健康3020

今日も食べ物と健康に関係がある広告を探した。なんだか今日は
関係する記事が少ない。それでも何点かの記事があった。
ナタ豆というのがあった。これはたしか昔の福神漬けに入っていた
豆だ。今も入っているのかな??
エノキ氷というのがあったが、これはエノキ茸のことかな?
記事を読まないで俺は勝手にエノキ茸と決め付けている。
確認したい人は本を買ってください。
二ヶ月連続でショウガを挙げている本もある。
ひょっとするとショウガブームが起きるかもしれない。

俺は「どの食い物が健康によい」ということが書いてある広告に
興味があるだけだ。それが本当に効果があるのかどうかわから
ないし、それを推奨しているわけでもない。
食い物と健康には流行があるので、その流れを見ている。

「安心」誌 2010年04月号 マキノ出版

メタボを防ぎ血液をサラサラにすると最新研究で判明
長野県で大ブーム!
エノキ氷発見
血圧も血糖値も肝機能値も降下!
美肌になった!13Kg減

糸井重里さんもぞっこん!名門会社でも大ブーム!
おいしく免疫力アップ!
ショウガごはん

「夢21」誌 2010年04月号 わかさ出版
今月はこの食い物が身体によいという記事の広告にない。
果物不足など生活の盲点一覧というのがあるから、詳しいことを
知りたい人は本を買ってください。

「はつらつ元気」誌 2010年04月号 芸文社

この雑誌は食い物と言ってよいのか分からないものをよく挙げて
いるな。食い物に関係ありそうなものと健康の関係を見てみよう。

◆顔・首の粒イボ解消!医師も処方!「杏仁オイル」

美肌力実感!ダイエット効果!
生活習慣病改善!醗酵ハトムギ

別冊付録 歯科医も注目!!
腫れ、出血消えた!!蓄膿症も改善し鼻がス~ッ!!
薩摩の「なた豆」で歯周病に克つ!!

白菜を食べたら糖尿病
《血糖値300》が速改善!!
朗報続出!!

2010/03/02

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炭酸ガスと猫

科学者は炭酸ガスは無色で刺激臭があるという。
我々のまわりにある空気中に炭酸ガスが含まれている。
しかし誰も炭酸ガスのにおいを感じない。
それは炭酸ガスの濃度が低いからだろうか?
炭酸ガスの刺激臭というのはガス入り飲料を飲んだ後にでるゲップ
の時に鼻にツンとくる感じのことだろう。

俺はペットボトル入り炭酸飲料の蓋を捻ってあけた。
プシュッと軽い音がする。ウチの猫のサダムフセインが音に反応し
た。人間は炭酸ガスの刺激臭を感じることができるが、猫はどうな
んだろう?とふと疑問を感じた。
蓋をゆるくあけたままペットボトルを猫の鼻先に持って行った。
蓋の隙間から炭酸ガスが漏れているはずだ。
猫が炭酸ガスの刺激臭を感じないのなら、そのままじっとしている
はずだ。もし刺激臭を感じたならなんらかの反応をする。
鼻先に突きつけられたペットボトルに興味を示した猫はペットボトル
に鼻を近づけた。そしてそのにおいを嗅いで猫は慌てて逃げていっ
た。炭酸ガスは猫にとっても刺激臭なのだ。
サダムちゃんごめんね。

2010/3/1

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2010年3月 2日 (火)

ナムプリッククン 海老入唐辛子ソース

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いつもの唐辛子ソースとは違って今日は海老を使ったものだ。
「これはサミイも食べられるわ。食べて見てね」
なんだか俺が唐辛子ソースを食べていないような言い方だ。
ガピを使ったソースはダメだけど、他の唐辛子ソースは大丈夫だ。
なんでも食っていたはずだ。俺に言わせればガピは海老を腐らせたものだ。
食いもんじゃねぇー!
ガピはダメだと言いながら、「美味い、うまい」と絶賛したB級料理がある。
料理の名前を聞いたら、ガピを使った料理だと分かり苦笑した。
人間の味覚なんて案外いいかげんなものなんだ。それでいいんだ。
だからこそ新しい味を探検する面白さがある。

美味いとか不味いとかグルメなんてものは時代によって変わる。
50年前に日本に来たアメリカ人を寿司屋に連れて行っても「生魚を食うのか?」と気持ち悪

がられるだけだった。
日本経済が大きくなった今はアメリカ人も寿司を旨いと言う。
昔の日本人はチーズなんてくさいもんを食わなかった。
今は食うよね。しかもどのチーズが美味いなんて言う。
グルメ本がなんと言おうとも自分が美味いと思うものを心行くまで食べるのが食の楽しみ方

じゃないかな?

海老入り唐辛子ソースは茹でた海老を使っている。
焼魚を使った唐辛子ソースよりちょっと柔らかめになる。
このソースを何につけてもいいのだ。
熱い飯に乗せると美味いよ。
ヌチャナートは菜っ葉を茹でてこのソースをつけて食べている。
このソースを美味いと思っても辛過ぎて食えない!と悲鳴をあげる人がいるだろう。
俺もそうだったが、毎日こんな辛い物を食っているうちに辛さに慣れてきた。
今はダメでもそのうちに、辛いと思わずに食うようになるよ。

2010/3/1

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2010年3月 1日 (月)

豚の皮

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豚の皮というと気持ち悪いと思う人がいる。
しかし、この豚の皮を食べると「お煎餅みたい」と驚く。
本当にタイの人々は豚を無駄にしない。
全てを食べてしまう。
同じ仏教国なのに、タイの仏教では肉食を禁じていない。
肉食の歴史が長いから、食べられる部位は全て食べてしまうのが
タイだ。俺は「豚の皮まで食べてしまうタイ人は凄い!」と感心す
る。食べられる物は全て食べるのが命をくれた豚への感謝だと思
うのだが。

2010/2/27

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赤貝のサラダ

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小さな赤貝はタイにもある。その赤貝をタイ人は喜んで食べる。
赤貝の貝殻には深い溝がある。その溝に黒いものがついている。
これを洗って取ろうとするがなかなか取れない。
俺は意地になってブラシでこすって黒いゴミを取り除いた。
そんな俺をヌチャナートは「馬鹿なことをやっている」と冷ややかな
目で見る。ヌチャナートは鍋にお湯を沸かしている。
その湯で赤貝を茹でるのだと思ったのに、火を止めてしまった。
なにをやるのだ?とヌチャナートの次の動きを見ていた。
すると赤貝をその湯に入れて掻き回していた。
茹で上げるのではなく湯がくだけだ。
すると貝はちょっとだけ口を開ける。指に力をこめて開けた口を無理
やり開かせる。赤貝をお湯に入れるのは茹でるためではなく、赤貝を
剥きやすくするためなのだ。貝は殆ど完全に近い生だ。
口を開けると赤い血のようなものが出てくる。
日本人が魚の刺身を食べるように、タイ人は赤貝の刺身を食べてい
ると考えればいい。これを唐辛子ソースとともに食べるのが普通だ
が、今日はサラダにすることになった。
こんな料理は日本人には思いつかない料理だ。

2010/2/27

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トムヤンカームウ 豚足のタイ風スープ

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俺たち日本人がタイ料理と言えばまず最初にあげる料理はトムヤ
ンクンだ。トムヤンクンと言うのは海老が入ったちょっと酸味と辛味
がある料理だ。海老の代わりに豚足を入れたのがこの料理だ。
豚足の骨を外して肉だけを鍋に入れた。
コラーゲンたっぷりの肉に酸味、辛味が調和している。
トムヤンクンの場合、食べ残りを温めてまた食べようとすると海老
が硬くなってしまい美味しくない。
豚足の場合、温め直して食べても味が変わらない。

2010/2/27

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タイ人が鯛を焼くと

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この写真を見て、なんかおかしいと感じないだろうか?
この鯛には尾鰭や胸鰭がないからだ。
確かにそんなものは食べないから切り取るのが正解だろう。
でも日本人は尾鰭胸鰭をつけたまま焼く。
その方が格好いいと思っているのかな?
タイ人は合理的なのだろうか?食わないものは切り取っておく。
尾鰭をつけたまま焼くには尾鰭に塩を塗りつけて尾鰭が焼け落ち
るのを防ぐ。尾鰭がなければ、そんな心配は要らない。
実に面倒なことを日本人はやっている。
しかもそれを面倒だと思わず、こうする物だと思っている。
タイ人は尻尾を落とすのが普通だと思っている。
伝統というのか習慣の違いがこんな所にも現れている。

塩を振って味をなじませておき、それを焼いた。
結構いい味になっている。
唐辛子ソースをつけて食べているが、これをお茶漬けにして食べて
も美味しいはずだ。いつも唐辛子ソースと一緒に飯をくっているから
鯛茶漬けにしようなんて発想が起きない。

2010/2/27

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汁ビーフン

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こんな汁ビーフンを作ってくれた。
俺は麺が好きだから、これは有り難い。
さっぱりしたスープが入っている。
こんな所にも唐辛子が入る。
唐辛子の辛味がないと、タイの味にならない。
ラーメン屋に置いてある水っぽい豆板醤とは辛さが違う。
唐辛子をがっちり練りこんである。
これもタイ料理だ。

2010/2/26

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サダオの苦味

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俺が初めてサダオを食べたのはタイの屋台だった。
その店の男が「これを食べろ」と差し出したのがサダオだった。
何も知らない俺は出されたサダオを食べた。
その苦味に驚いた。それ以来サダオを出されても食べない。
多分、タイ人は外国人の俺に苦いサダオを食べさせて悪戯をした
のだろう。一度で懲りたから、サダオを出されても「それはダメ」と
断った。

またヌチャナートがサダオを買って来た。
毎日、タイ料理を食べているから、味覚が変わったかな?
もしかするとサダオを美味しいと思うようになっているかもしれない?
俺はそれを食ってみたが、やはり苦い。
タイ人にはその苦さが良いらしい。
うーん、俺にはまだあの苦味を受け入れられない。
ヌチャナートがサダオを美味しく食べた後はこんな姿になる。
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2010/2/26

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ウチの卵焼き

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卵焼きなんて世界中共通の作り方をするものと思っていた。
日本人の焼き方は欧米流の焼き方でフライパンに少量の油を塗っ
てから焼く。タイ人はフライパンに大量の油をいれて焼く。
焼くと言うより、油で揚げると言う方に近い。
焼き上がった卵焼きに大豆から作るタイの醤油をかける。
日本の醤油をかけても美味しく食べられるが、ここの所はタイの
醤油を使って食べましょう。その方がタイらしい。

2010/2/26

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2010年2月28日 (日)

赤貝のサラダ

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小さな赤貝はタイにもある。その赤貝をタイ人は喜んで食べる。
赤貝の貝殻には深い溝がある。その溝に黒いものがついてい
る。これを洗って取ろうとするがなかなか取れない。
俺は意地になってブラシでこすって黒いゴミを取り除いた。
そんな俺をヌチャナートは「馬鹿なことをやっている」と冷ややかな
目で見る。ヌチャナートは鍋にお湯を沸かしている。
その湯で赤貝を茹でるのだと思ったのに、火を止めてしまった。
なにをやるのだ?とヌチャナートの次の動きを見ていた。
すると赤貝をその湯に入れて掻き回していた。
茹で上げるのではなく湯がくだけだ。
すると貝はちょっとだけ口を開ける。指に力をこめて開けた口を無理
やり開かせる。赤貝をお湯に入れるのは茹でるためではなく、赤貝
を剥きやすくするためなのだ。貝は殆ど完全に近い生だ。
口を開けると赤い血のようなものが出てくる。
日本人が魚の刺身を食べるように、タイ人は赤貝の刺身を食べて
いると考えればいい。これを唐辛子ソースとともに食べるのが普通
だが、今日はサラダにすることになった。
こんな料理は日本人には思いつかない料理だ。

2010/2/27

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