豚の生姜焼 タイ版
豚の生姜焼が日本で普及したのは比較的近年のことだと思う。
太平洋戦争直後から昭和の復興期にはまだなかったと思う。
日本が高度成長時代に入った頃に流行り始めた料理ではない
かな。
今日の料理を何にするか聞かれた。俺の苦手な質問だ。
「ニンニクと炒める?」
「うーんそうだな・・・・・?」
一応、何にするか考えてみた。ニンニクと豚肉を炒めた物も旨
いな。新鮮な生姜を買ったのを思い出した。
ニンニクと豚肉の炒め物はよく作ってくれるが、生姜との炒め
物はあまり作ってくれない。タイにも豚肉の生姜焼はある。
「生姜と炒めたものがいいな」
「生姜がいいのね」
何の疑問も感じないらしい。ごくごく普通にいつもの調子で料理
を作り始めた。皿に飯を盛り、その横に豚の生姜焼を乗せて出
してきた。ナンプラで味付けしてあるからタイ版の生姜焼という
ことになる。日本では料理と飯は別々の皿に盛る。
同じ皿に盛るとなんだかタイの屋台飯みたいだ。
これは普段着のタイ料理と言えるな。
2010/1/12
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