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2011年1月13日 (木)

烏賊の沖漬 タイ風

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塩辛はタイには沢山あり、種類も豊富だ。
日本でも昔はいろいろな塩辛が作られていたはずだが、作る手間
が大変、悪臭がする・・・・・などの理由で自然に塩辛文化が廃れ
てしまった。塩辛文化も烏賊もタイにはあるのだから、烏賊の沖漬
がタイにあっても不思議はない。
だがそんな食習慣はタイにはないらしい。
まあ俺が知るタイの食習慣と言うのはヌチャナートを通して見る、
俺が旅をして見る範囲の知識に限られているから南部のタイ、
海浜に近いタイの料理は余り知らない。
漁師町ではタイにも烏賊の沖漬というのがあるかもしれない。

スーパーに烏賊の沖漬があった。これは美味い料理だ。
「これを買うよ。美味いよ」
「何よそれ?烏賊の漬物?そんな物いらないわ!」
俺はヌチャナートの言葉を無視して買い込んだ。
この味はタイ人の好みにあっているとわかっているのだ。
長いこと一緒に生活していると、何時の間にやら、タイ人の食の好
みも感じるようになっている。

烏賊の沖漬をヌチャナートに味見させた。
「あら、美味しいわね。また買いましょうよ!」
ころっと意見が変わってしまう。
俺たちは沖漬をそのまま食べるのだが、タイ人はニンニクの薄
切りと唐辛子を加えて食べる。
ピリッとした辛さが舌を刺激して沖漬が美味くなる。
これは実によい酒の肴になる。

2011/1/11

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