鯵の塩焼 タイ版
塩焼が焦げているのはご愛嬌として許してくれ。
俺が注目して貰いたいのは魚の切り方なんだ。
頭と尻尾がない。食べない所は切り捨てるという合理的な考えな
のかもしれない。日本人の目から見ると、なんとも憐れな姿だ。
新鮮な鯵があった。まずは叩きにして食った。
残りはナンプラなどに漬け込んだ。
漬け込む前に塩が入りやすいように身に切り込みを入れる。
そして頭と尻尾を切り落としてしまう。
切り落とした尻尾はどうしたのかわからない。多分捨てただろう。
頭の方は出汁をとるのに使っていた。
エコだ環境だと言う意識はヌチャナートにはない。
「美味しい魚の出汁が取れるのだから、捨てることはないわ」
素材を無駄にしないという主婦感覚なのだ。
ナンプラで漬け込んでおいた鯵を焼くと、新鮮な鯵に塩を振って
焼いたものとは違う複雑な味がする。深みのある味になっている。
2011/2/5
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント