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2011年2月 2日 (水)

竹の子の千切り

竹の子はタイにも沢山ある。採り立てのタイの竹の子もよい香りが
する。俺達が知る竹の子は土の中から顔をだしたところを採るか、
まだ土から顔を出さないうちに採る。
そのような竹の子の他に、タイの竹の子は茎から横にでるものが
あるらしい。根を傷めるとか何か一定の条件が揃うと茎の横から
竹の子が出るらしい。茎から地面に平行に芽が出ている竹を見
たことがある。そのような芽を採取するのだろうか?

俺達が手に入れることが出来るタイの竹の子は缶詰だ。
料理にもよるが、竹の子を千切りにする。
その時、日本人は包丁で竹の子を千切りにするが、タイ人は包丁
を使わない。フォークで竹の子の表面をこすってタイ人は千切り
を作る。こうして千切りにした方が美味しいと考えているみたいだ。
写真じゃ分かりにくいかもしれないが、これは缶詰の竹の子をフォ
ークで千切りにしたものだ。

P1170591pct13

ちょっと似たような例にソムタムを作る時の青いパパイヤの千切
りがある。簡単に千切りに出来る道具もあるのだが、彼等はそん
な道具を使わない。包丁でパパイヤの表面を叩いてから、表面を
削いで千切りを作る。そんなまどろっこしいやり方に俺はいらいら
する。パパイヤを千切りにする道具が市場で売られている。
「これを使ったらどう?」俺は千切りの道具を買って来てタイ人に
渡す。
「こうやったほうが美味しいのよ」太さがどうの、切り口がどうのと
ケチをつけて、道具を使おうとしない。小さな屋台では客の注文
に応じてパパイヤを包丁で千切りにしている。
しかし、大きな店ではそんなことをやっていたら客の注文をさばけ
ない。
「この店のソムタムは美味しいのよ」なんて言っている店の奥では
千切りの道具を使っているのをタイ人
は知っているのだろうか?
評判が大きくなると、その店がパパイヤをどうやって千切りにし
ているかなんて問題にしないところが面
白い。

2011/1/29

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