いずみ鯛の塩焼
日本ではティラピアという名前は余り知られていないが、ティラピア
は淡水に住む鯛に似た魚だ。
ティラピアと言うとアマゾンに住む獰猛な肉食魚ピラニアと勘違い
する。関係者が知恵を絞ってイズミ鯛と呼ぶようにさせ、その名前
の方が定着している。
タイ語ではパーニンと呼んでおり、タイでは何処でも簡単に手に入
る魚だ。
この魚はどうやらタイから輸入されたものらしい。
その証拠に尾鰭が切り落とされているのに注目して貰いたい。
日本で養殖されたものなら尾鰭を切り落とさずに流通する。
パーニンを見ると、ヌチャナートは嬉しそうに沢山買った。
こんな魚を何匹も買ってどうするの?なんて思うかもしれない。
ウチでは塩漬けにして保存食にするから心配は要らない。
食べたい時、必要な時に取り出して食べる。タイ人の知恵だ。
大震災、原発事故後の日本ではこのような保存食を家庭で作る
ことが必ず見直される。
まだ漬け込んでから何日も経っていないし、気温も低い。
「タイなら、直ぐに酸っぱくなるのに、日本じゃならないわね」
醗酵して酸っぱくなった魚は長期保存が可能だ。
そんな魚を唐揚にして売っている屋台もある。
今日は焼いて食べることにした。適度に塩味がきいている。
ガピと一緒に潰した生唐辛子のペーストをつけながら食べる。
これもなかなか楽しい食べ方だ。
2011/3/29
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント