納豆のタイ的食べ方
「これ食べて!」タイ人が手料理を持ってきてくださった。
見るとひき割り納豆だった。
「ほっ、珍しいな。タイ人が納豆を食べる?」ひき割り納豆を一瞥し
ながら思った。薦められるまま、納豆を食べようとした。
見ると納豆の中に赤いものが入っている。
「なんじゃ、この赤い物は?」よく見ると唐辛子だった。
唐辛子の他に長葱、ニンニクも入っている。
ちょっと味見すると、塩味と酸味、辛味を感じる。
納豆特有な香りはニンニク、葱の香りの影に消えている。
「ふむ、面白い味だ」
「あたしね、納豆は食べられなかったの」
「・・・・・・」さもありなん。
「こうやると納豆をたべられるのよ。これなら美味しいわ」
「・・・・・・」なるほどね。タイの味に近いかもしれない。
「唐辛子、ニンニク、長葱、レモン、醤油をいれたのよ」
「ほー、なるほどね」
生キュウリにこの納豆を乗せると美味かった。
ある民族の食品が異民族に入ると面白い食べ方、想像もしない
食べ方に変化する。これもその一例だろう。
2011/4/16
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント