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2011年4月 2日 (土)

ティラピアの刺身

日本ではティラピアという名前の淡水の養殖魚をいずみ鯛と称し
て刺身にして食べている。色も綺麗で美味しい刺身だ。

今、タイでは寿司・刺身がブームになっている。
大手企業が回転寿司を始めるだけでなく、青空市場でも寿司を
売っている。海岸から離れた地域では新鮮な海の魚が手に入り
にくいのがタイの現状だ。流通の何処かでコールドチェーンが切
れており、魚の温度が上がり鮮度に疑問ができる。
だから、タイで生魚を食べるのは危険だと俺は思っている。

タイではティラピアなら身近の養殖場から手に入る。
そんな所から持ってきたティラピアは新鮮だから刺身にして食
べることができそうだ。
でもタイに住む淡水の魚介類には寄生虫がおり、人間に入り
込むことがある。
その危険性を考えてティラピアを刺身にしないのかな?
それとも刺身という発想がないのかな?

寿司、刺身を食えるのはタイの富裕層だ。
富裕層は欲しい食材は輸入すればいいと思っている?
貧困層は刺身を知らないから、ティラピアを刺身にしようなんて発
想が浮かばないのかもしれない。

ティラピアには寄生虫がいないから安全だと確認されるとティラ
ピアの刺身が旅行者の間でタイ名物に
なるかもしれない。
その可能性もあるが、その前にタイ人に徹底的な衛生教育をし
ないといけない。手の洗い方から俎板、包丁の洗浄、温度管理
まで教え込まないと刺身は危険な料理になる。
俺が見た青空市場の寿司屋では使い捨ての手袋をして巻き寿
司を作っていた。
一部には衛生教育が浸透しているのだと俺は見た。

2011/3/30

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