« Mallet 105 | トップページ | 貧乏人のパン »

2011年5月25日 (水)

芋畑

P1180422pct13

南方で終戦となり、日本兵は英軍の管理下に置かれ、ある島に収
容されたが食糧は乏しかった。
食糧の配給があるから、取りに来いというので当番が食糧を取り
に行った。みんなは当番が帰ってくるのを楽しみにしていた。
当番は背中に薪を背負っているだけで、食べ物はなかった。
みんなはがっかりした。
当番は、「この薪を切って植えておけば半年後には芋ができる」と
説明を受けていた。その後は、芋ばかり食って生き延びてきたと
いう戦争体験記を読んだことがある。

P1180666pct13

それを読んだ時、俺は「ああ、あれだな」と分かった。
当番が背負ってきた薪というのはこのことだ。
この薪の繁殖力は強い。こんな状態でも青い葉がでるくらいだか
ら土に挿せばすぐに青々となる。

それでも中には葉を出さないひ弱なものがあるようだ。
何の作業をしているのか分からないが、時々トラックで数人が乗
り込んできて作業をしている。
農業と言うのは手入れが大切なのだと作業を見ながら思った。

2011/4/28

|

« Mallet 105 | トップページ | 貧乏人のパン »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 芋畑:

« Mallet 105 | トップページ | 貧乏人のパン »