竹筒で飯を炊く
俺達は飯を炊くには釜と竈がないとダメだと思っている。
最近は電気釜で飯を炊くのが普通なので、電気がないと飯が炊け
ないと思っている子供がいるのではないかな?
これは昔から伝わる飯の炊き方だ。東南アジアにはその辺に生え
ている竹を利用して飯を炊く方法が伝わっている。
これはタイに伝わるもち米の炊き方でカオラムと呼ばれる料理だ。
好みによって白いもち米、赤黒いもち米を使う。
砂糖と豆が入っており、菓子のような存在でもある。
竹筒にもち米、豆、砂糖と水を加える。バナナの葉で蓋をして更
にココナッツの毛で押さえる。これを火にかけて炊きあげる。
食べる時は竹を指で割る。上手に割るとこのようになる。
長い竹なのでこの竹筒一本にもち米がどっさり入っていると思う
と大間違いだ。竹の節が途中にあり、上げ底になっている。
それにココナッツの毛で押さえているので、実際にもち米が入っ
ているのは竹筒の長さの半分くらいだ。
上げ底になっているのも理由がありそうだ。
たき火の周りに竹筒を並べる。上げ底にしておかないと地面に
近い方は火が回らないので飯が炊けない。
そんな風に考えたのだが、どうだろう?
2011/4/21
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