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2011年5月24日 (火)

マンゴーの木陰

観光旅行のポスターに椰子の木陰でビキニの女とハンサムな男が
白い椅子に座ってビールなどを飲ん
でいる写真がある。いかにも
南国らしい光景と我々の目には映る。

南国に生活する人には危険、危ない光景に見える。
大きな椰子の実が10メートル以上の高さから落ちてきて頭を直
撃することがある。冷たいビールを飲
んで寝ている時に椰子の
実爆弾が落ちてきて死んでしまう。

俺たちはマンゴーと聞くと熱帯の国を思い浮かべる。
甘いマンゴーの木陰で食事をするなんてロマンチックに思える。

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田舎の寂れた場所にあるレストランに入った。
大きな木陰のテーブルの方が綺麗だし、涼しそうだった。
マンゴーの木陰で食事をすることにした。
どすんと大きな音がした。俺は周囲を見回した。
「マンゴーが落ちたのよ」ヌチャナートはこともなげに言う。
大きなマンゴーは数百グラムある。そんな果物が二階ほどの高
さから落ちて当たれば怪我はしなくて
も痛い。
そんなことを考えていると、またマンゴーが落ちた。

おいおい、よしてくれ!
俺達は安全な場所に移動した。
安全な場所と言ってもテントとトタン板でできた屋根のある場所だ。
屋根を支えている梁は太い竹だ。田舎じゃ普通の光景だ。
店は汚いが、この店の婆ちゃんが作ってくれる料理は美味しいよ。

2011/4/25

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