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2011年5月24日 (火)

商売の邪魔

この町で全ての人に崇められているスラナリ様の像がある。
スラナリ様に捧げる花輪、お香などを売る店がある。
人々が崇拝する場所、寺では何軒もの店が出ているものだが、
スラナリ様の像近くでは店は一軒しかない。
町がその店を所有しているのか、町が誰かに専売許可をだして
いるのかわからない。

スラナリ様の売店近くで大きな怒鳴り声がする。
威嚇するような態度と怒鳴り声だ。
怒鳴られている男は何も言わない。
何か土産物のようなものを肩に担いでいた。
「何でこの男が怒鳴られているのだ?」
俺は不思議に思い、男の持ち物を見た。
土産物の他にスラナリ様に捧げる花輪も売っていた。
怒鳴っていたのは売店の男だ。
商売の邪魔になるから、ここから出ていけと怒鳴っていたのだ。

穏和なタイ人がこのように怒鳴るのも珍しい。
タイ人の感覚では怒りを表すのは恥ずかしい、はしたない、下品
な行動なんだな。
珍しいものを見たと変に感心していた。

2011/5/2

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