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2011年5月23日 (月)

鼠料理

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ネズミはタイ人にとっては食品であり商品なのだ。俺が見た範囲で
は食用になるネズミは家ネズミ、ド
ブネズミの大きさのものでハツカ
ネズミなど小型のネズミは食べないようだ。
そのネズミも畑などで捕まえたもので、家ネズミは食用にされない。
「家ネズミは食べないの?」
「美味しくないのよ」
どちらも同じに見えるのだが、家ネズミじゃ駄目なんだ。食べたこと
がなければ、家ネズミが美味しくな
いと分からないはずだ。
家ネズミが不味いというのは偏見に思える。
日本人が白豚、黒豚にこだわるよ
うなものかな?

今日見たネズミは皮を剥いた生の物だった。
俺達はネズミを食い物と思っていないから皮を剥かれたネズミは
気味が悪い存在だ。

「あら、ネズミがあるわ。買いましょうよ」
「いらないよ!」
俺がいらないと言うのにヌチャナートは二、三匹のネズミを買い求
めている。

家に帰ると、ネズミを尻尾からぶつ切りにしている。
これを煮込むのだ。
ネズミを食べ物だと考えているから、俺達が魚を扱うようにごく
自然にネズミを扱っている。

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今日はネズミを食わされないようにしなくてはいけない。

2011/4/23

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