酒が飲める店
俺たちが日本で酒を飲める店というと赤提灯の焼き鳥屋、居酒屋、
バー、クラブなどを思い浮かべる。
それに類した店はタイにもある。バー、クラブ、カラオケなどはタイ
にも沢山あるが、そのような場所は高いので庶民は出入りできな
い。その代わり町の至る所に安く酒を飲める場所がある。
雑貨屋へ行けば、ラオと呼ばれる焼酎を飲ませてくれる。
町の中、市場の中にこのような店がある。
右の青ラベルがタイの焼酎だ。この焼酎が沖縄の泡盛の原型だ。
赤ラベルは薬酒だ。タイ版養命酒と思えばいい。
その他の酒もヤードンと呼ばれている薬酒だ。
何かの店先に酒瓶を5,6本並べて置いて飲ませる店もある。
町中いたるところに飲み屋があるといってもよい。
ウイスキーグラス一杯10バーツで酒が飲めるが、覚悟がいる。
誰が飲んだのか分からない、洗っていないから手垢で曇ったウイスキ
ーグラスに酒をついでくれる。
それをぐいっと飲み干す。つまみを出してくれることもある。
飲み干すと冷たい水か、茶のようなものを出してくれる。
ここで酒を何杯も立ち飲みして長居する客はいない。
たいていぐいっと飲んで立ち去る。
こちらの店は青空市場にいつも出て薬酒ヤードンを専門に扱って
いる。その場でウイスキーグラスで飲むこともできる。
リポビタンやウイスキーのポケット瓶の空瓶に詰めてもらうこともでき
る。甘味のある薬酒と苦味のある薬酒を扱っている。
注文すると木の杓子でウイスキーグラスについでくれる。
味見をするためには、グラスが汚いなんて言ってられない。
「えい、やーっ!」と覚悟を決めて酒を飲まなくてはいけない。
タイ人の酒の飲み方は日本人とはちょっと違う。
俺たちは朝とか昼間にはこのような焼酎を飲まない。
朝の出勤前に焼酎をちょっとひっかけて車で仕事に行く人がいる。
日本の道交法で言う酒気帯び運転なんてザラにあると思わないと
いけない。仕事の途中なのかどうかわからないが、日中でもちょい
と焼酎をひっかける。
スポンサーがついている宴会では酒を浴びるほど飲むが、普段は
それほど飲まない。焼酎をリポビタンの空瓶に入れて貰う。ポリ袋
に入れてくれる氷も買って飲む程度のようだ。
毎日、焼酎を飲むのなら瓶を買って飲んだ方が安上がりなのだが、
何故か瓶は買わない。
何処でも焼酎は飲めるから、飲みたい時にぐい飲みする方がいい
と考えるのかな?
2011/5/9
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