野鳥を食う
朝市で小鳥を売っていた。ウズラかと思ったが、ちょっと種類が違
う。緑色の足に特徴がある小鳥だ。ノックガイナーと言う鳥だそう
だ。これを焼いて食うのかと思ったが、これも煮込むようだった。
できあがったものを見ると、白くて長い物がある。
「もしかしてこの長い物はあのネズミの尻尾ではないか?」
俺は食べるのを躊躇った。
白くて長い物を見つめているのにヌチャナートは気づいた。
「なんでもないわよ。腸よ。」こともなげに言うが、俺はネズミの尻
尾だと思った。
小鳥もぶつ切りにして煮込んだようだ。
肉はほんの少ししかない。ちょっと食べると小骨がある。
若い頃なら小骨をむしゃむしゃ食ったが最近は駄目だ。
ネズミの尻尾と勘違いしたのと、小骨の多さにねを上げた。
2011/4/23
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