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2011年5月23日 (月)

宝くじ売り

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宝くじはタイにもあるのだが、その販売制度は日本とは違う。
政府が胴元になっており、販売する価格は一枚40バーツだが二枚
一組になっており80バーツが売値だ。どのような仕組みになってい
るのか知らないが、その宝くじを買ってきて転売する。
宝くじ局から80バーツで買って100とか110バーツで売って儲けて
いるのかな?売れ残り券は損になるのかな?
身障者が販売していることもある。
一種の福祉かな?そうかと思うと大きな店でも売っている。
何処で買ってもどうせ外れるのが普通なのだが、どういうわけか
当たることもある。それで運の良さそうな店や人から買うことに
なる。

若い男が宝くじを売っていた。
宝くじ新聞を熱心に見ている。俺が宝くじ新聞と呼んでいる新聞に
は当選番号が一面に載っている。裏面には当選予想番号が載っ
ている。
余りにも熱心に見ているので、こちらも釣られて見たくなった。
新聞を3バーツだして買った。なんだか曰くをつけながら当選番号
を予想している。
俺は数字を見ながら笑っていた。宝くじ売りも俺が笑う姿を見て
笑っている。彼は知っている、ここに書かれた数字で当たった数
字がないことを。
新聞を見ているうちに、なんだか当たりそうな気がしてきた。
一番確実そうな予想数字 末尾58番の宝くじを買うことにした。
「もし当たったなら、あの店のバーミーナムをおごってやるよ」
なんてケチなことを言う。
100バーツの宝くじを買ってから、横を見ると110バーツの宝くじ
を売っている。不思議に思い、宝くじを見直した。
俺が買った100バーツのものと同じだ。
「100バーツと110バーツでは何が違うの?」
「110バーツのものは数字がゾロメなんですよ」
「えっ?」
言われて見直すと、末尾が11、22、33・・・・・と揃っている。
こんな所にもゲンを担ぐタイ人の性格がでている。

2011/4/22

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