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2011年6月30日 (木)

小さな玉葱の芽

小さな紫色のタイの玉葱から青い芽が出てきた。
それを見てもヌチャナートは驚かない。
これを鉢に植えておくと芽が伸びてくる。

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伸びた芽は青ネギとして使ってしまう。
芽を摘まれてしまうので成長は遅くなるが、それでも玉葱は成長を続ける。やがて土の中で玉葱ができる。
それを掘り出してまた食べちゃう。
玉葱から芽が出ても腐ったわけではない。
こうすれば青ネギと玉葱の味を楽しめる。

2011/6/28

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お洒落な飲み方

熱帯の国タイではビールに氷を入れて飲むのが普通だ。
既に冷蔵庫で冷たく冷やされたビールに氷を入れるのは異端と
感じて俺は氷を入れなかった。なに
しろタイは暑いから最初の
一本はグイグイ飲める。これが三本目あたりからビールを飲む
速度が遅くなる。するとグラスに入ったビールが冷たくない。
生ぬ
るいビールは美味しくない。ビールに氷を入れればいつまで
も冷たくビールを飲める。最初はおかしな
習慣だと思っていたが、
ビールに氷を入れるのはそれなりの理由があったのだ。
今ではビールに氷をい
れて飲んでいる。

キリンビールが氷を入れて飲むビール「キリンアイスプラスビール」
を7月27日に発売すると発表した。
俺がビールに氷を入れて飲ん
でいるのを見ると日本人は「おかしな飲み方」「バカな飲み方」と蔑
むように俺を見る。今後「キリンアイスプラスビール」が大々的
にテレビで宣伝されると、今まで俺の飲
み方をバカな飲み方と見
ていた連中がビールに氷を入れて飲むのがお洒落な飲み方と考
えるように
なる。宣伝されてから飲み方を真似しても付和雷同して
いるだけでお洒落とは言えないのじゃないの

食い物は自分が美味しいと感じる方法で食べるのが正しい食べ方
なのだ。味に興味を持ち、新し
い味を探求し、新しい味を創造して
いくそんな姿勢も必要だよね。
ビールにトマトジュースを入れるのは定番カクテルになっている。
トマトジュースをトンカツソースに替えてみるとかヨーグルトを入れ
てみる。そうすると今までにない味が
できあがる。

「キリンアイスプラスビール」発売のニュースに接し、周囲の目を気
にせず、自分だけの味を楽しむのが
お洒落な飲み方と感じた。

2011/6/30

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2011年6月29日 (水)

カオパットが出た

俺は出された料理を美味いと言いながら食っているだけだから、
簡単だ。料理を作る主婦は大変だと思う。
主婦自身は料理を作るのが面倒だから同じ物を食っていても
よいと思うが、旦那はそういうわけにいかない。なんとか毎回
違う料理を出さなくてはいけない。
料理研究家じゃないから普通の主婦はロシア料理、アラビア
料理、フランス料理、中華料理と料理の幅が広くない。
ウチの場合、タイ料理しかない。タイ料理の中で旦那が好きで
昨日とは違う料理を考えなくてはいけないヌチャナートも大変
だと思う。
「ねぇー、今日、何にする?」
そんなことを聞かれても俺の答えはいつも決まっている。
「なんでもいいよ」
「じゃぁーカオパットにする?」
「うん」

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カオパットをあてがっておけば旦那はなにも文句を言わないの
をヌチャナートは知っている。
そういえば暫くカオパットがでていない。
俺はカオパットが好きなんだが、ヌチャナートは「こんなもんは
料理じゃない」と思っているようだ。
出来立てのカオパットにレモンの汁をかけて食べると美味い。
ナムプリックで辛い刺激を与えると、暑さで食欲がなくなってい
ても飯を食える。

2011/6/26

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鶏肉とカシュウナッツ

昨晩は家を飛出した猫のサダムフセインを探した。
懐中電灯を持ち、「サダムちゃん、何処にいるの?」とタイ語で
呼びかけながら探した。
ウチはタイ語が公用語なので、猫にもタイ語で話しかけている。
サダムは日本語を理解するのかどうかわからない。
もしかしてサダムはバイリンガルかな?
猫のバイリンガルなんて聞いたことがない。
あちこちを探していると、懐中電灯に照らされて二つの目が光
っている。
「こんな所にいたのか。おうちに帰ろう」
サダムを連れてウチに戻ると酔いがさめた。
カシュウナッツをつまみながら酒を飲みなおした。
もうヌチャナートは寝てしまった。

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「ねぇー、サミイ!昨日の晩、何を食べていたの?ポリポリと音
がしてたわ。」
「ああ、カシュウナッツだよ」
俺がタイで買ってきたものだから、ヌチャナートはウチにそんな
物があるとは思っていなかった。
「これ、お料理に使うわ」
鶏肉とカシュウナッツを炒めてくれた。
ほどよく焦がしたニンニクと鶏肉があっている。
柔らかなカシュウナッツは噛むとすぐに小さくなり旨味がでてくる。

料理を食いながらバンコックへ向かう高速道路沿いにカシュウ
ナッツの農園があったのを思い出した。
一度その農園を訪ねてみたい。

2011/6/26

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2011年6月28日 (火)

加賀太きゅうりのソムタム

小さなパパイヤほどの大きさの加賀太きゅうりを取り出した。
加賀太きゅうりはちょっと見ると色といい形といい小さなパパイヤ
にそっくりだ。
「これでソムタムを作るわ。食べるでしょ?」
「腐った魚を入れるのかい?」
実際は醗酵させたものだから、腐っているのではないがそのにお
いは腐った魚だ。「それがいい」「美味しそうなにおいだ」とタイ人
は言うのだ。俺が納豆のにおいを気にしないようなもの
と考えれ
ばいい。
「入れないわ」
「それじゃ食べる」

パパイヤでソムタムを作る時と同じようにきゅうりをナイフで叩い
ている。左手にきゅうりを持ち、ナイフで数回きゅうりの表面を叩
くときゅうりを回す。
それを何回か繰り返すと叩いた場所をそぎ落とす。
こうしてきゅうりの千切りを作る。
こんなことをしなくとも千切りを作る道具はあるのに、道具を使おう
としない。
「こうした方が美味しいのよ」
そう言って頑強に今までのやり方にこだわる。

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出来上がったソムタムを食った。辛味も塩味もほどよいできだった。
いい味だと食っていると魚のにおいがした。
「なんだこれ!腐った魚は使わないと言ったじゃないか!」と思いな
がら魚のにおいを嗅いでいた。
このにおいは腐った魚のにおいではない。乾燥させた粉にした魚の
においだ。うーん、確かに腐った魚は使っていない。
でもなぁー、このソムタムは魚くさいのだ。
俺はきゅうりのソムタムと言うから、唐辛子の入ったタイ風のきゅうり
もみの味を想像していた。こんな生臭い味は想定外だ。
うーん、食うのやーめた!
魚が好きなヌチャナートは一人で美味しいわと言いながら加賀太きゅ
うりのソムタムを食べている。

2011/6/26

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パクチーの根

「スープ、いるでしょ?」
「うん、そうだね」
これが出されたスープだ。器からパクチーの根が出ている。
どうしてパクチーの根を器から出しているのか俺は聞かなかった。

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もし根がついた野菜のスープを出されたなら、タイ料理を知らな
い日本人は誤解して怒るだろうな。
「野菜に根がついている。こんなもん食えるか!」
なんで日本人が怒るのか理解できないから、怒られたタイ人は
きょとんとしていると思う。もう俺はパクチーの香りに慣れてしま
い、それを嫌なにおい、悪臭とは感じないようになっているのだ
、パクチーの葉には日本人が大嫌いな強い香りがある。
パクチーの根にも香りがあり、その香りをタイ人は「よい香り」と
感じている。そのよい香りを楽しむためにパクチーの根を切らず
にスープに入れる。せっかく美味しいスープを作ったのに、根の
為に誤解されるタイ人は気の毒だ。
誤解を避けるためには茎から根を切ってスープに入れればいい。
そうすれば特別な香草と思うのではないかな?
そうしてもやっぱり「根が混入してるぞ!」と日本人の怒りがでる
かな?

2011/6/26

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2011年6月27日 (月)

鰹のたたきとタイ人

鰹を丸ごと買うと言い出した。
「ほっ、珍しいことを言うな」
口には出さなかったが、珍しいと思った。
今まで何度も鰹を見てきたが、一度も鰹を丸ごと買おうなんて言
わなかったからだ。
ヌチャナートなら丸ごと買ってもちゃんと料理にする。
どんなタイ料理を作るのか楽しみだった。

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「今日は鰹のたたきを作るわね」
たたきなんてタイ語はないから、魚をちょっとだけ焼いて・・・・と
説明する。それを俺は要するに鰹のたたきと理解したのだ。
出刃包丁を渡すと器用に鰹をさばいた。
焼串を刺して鰹をグリルに入れて焼きだした。
俺はヌチャナートの好きなように調理させた。
ああ、やっぱり焼きすぎだ。
焼きすぎた鰹の厚切りに青葱、生姜をのせてタレをかけた。
「あらっ、美味しいわよ!この味ならタイ人も気に入るわ。」
ヌチャナートは自画自賛しながら、鰹のたたきを賞味している。

2011/2/25

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2011年6月26日 (日)

しめじと牛肉の牡蠣油炒め

ぶなしめじの料理が続いている。今日はしめじを牛肉と一緒に
牡蠣油で炒めた。似たような料理は中華料理にもあるので、
これがタイ料理かと言われるとうーんとうなってしまう。
こんな調理法はおそらく中国からタイに伝わりタイで定着したの
で、現在のタイ人はこの料理はタイ料理だと思っていることだろう。
しめじなんて茸はタイでみかけない。茸なんて大体おなじような
ものだから、タイでやっている調理方法をしめじに応用したのだ。
黒っぽい料理で見た目はあまりよくないが、食って見るといい味
がでている。

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一般にタイの料理は塩分が少ないのに、この料理は和食のよう
に塩っぱい。俺にはこの程度の塩っぱさがちょうどよいのだが、
塩分は控えめにしないといけない。
塩分の取りすぎを押さえるため「ちょっとだけ」「もうちょっとだけ」
と思いつつ食ってしまった。

2011/6/22

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2011年6月25日 (土)

鯛の中骨

鯛の中骨を焼いた。この中骨をぽきんと折ると中に白い髄が入っている。
ほんの少ししか髄は入っていないが、これを吸うと美味い。
試してごらん、美味しいよ。
少ししか口に入らないから美味しいのかもしれないな。

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2011/6/21

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2011年6月24日 (金)

干し肉で節約

安い牛肉があった。安売りするにはわけがある。
大きな塊で買わなくてはいけないのだ。
安いのは嬉しいが、小家族ではそんなに食べきれないと買うのを
ためらう主婦がいる。
ヌチャナートは躊躇わずに安い肉の塊を買う。
その肉を今すぐ食べるのではない。保存食を作り少しずつ食べる
算段だ。

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保存方法は牛肉を乾燥させた干し肉を作ることだ。タイ版のビー
フジャーキーと思えばいいかな?
ビーフジャーキーと言ってもタイ人が作るものだからアメリカのも
のとは違う。アメリカのビーフジャーキーは薄切り肉だが、タイの
物はジャガイモを縦長に短冊に切った形だ。
味付も塩、ニンニク、胡椒といったところだ。これを何日か乾燥さ
せる。大きな肉の塊も乾燥させて干し肉にすると嵩張らないし、
軽くなる。なによりもいいことは保存が利くことだ。
食べる時は適量を取り出して油で揚げる。

今はなんでもスーパーで買えるので、主婦は保存食を作らなく
なった。安い時に素材を買って保存食を作れば家計の節約に
なる。行政は保存食の作り方を指導すべきだ。
昔は、何処の家庭でも漬物など保存食を作っていたものだ。
食に関しては昔に復帰した方がいい。

2011/6/21

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2011年6月23日 (木)

ローストビーフにナムプリック

小さなローストビーフがでて来た。
「盛り付けも味のうち」と日本人は考えるのだが、タイ人は盛り付
けを気にしない。白い小皿に肉の塊をのせてだすだけだ。
これじゃ写真が淋しい。そこでバランをのせて彩をよくした。

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なんだかタイ風じゃないと感じる人はタイ通でしょう。
食卓にはスプーンとフォークしかおかないのがタイ料理なんだ。
ナイフがないから肉を切ることができない。
あらかじめ食べやすいように肉を切っておくのがタイ風の食べ方
だ。このように肉の塊をでーんと出すこ
とはない。
あまりにも肉が小さいのででーんという感じはないな!
肉が切ってないので、欧風のナイフとフォークで肉を切りながら食
べることにした。切った肉はナムプリックと呼ばれる唐辛子ソース
をつけて食べる。ナムプリックは小さな器に入っている。
焼肉の場合、焼いた肉をタレにつけて食べるのが日本流の食べ
方だ。ローストビーフも焼肉だから、切り分けたローストビーフを
ナムプリックにつけて食べるのが正しい食べ方
と思うでしょう。
そんなことをするとタイ人に嫌がられる。
切ったローストビーフの上に、ナムプリックをかけて食べるのが
タイ流の食べ方だ。
焼肉の食べ方にも日本とタイでは習慣の違いがある。

2011/6/21

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しめじのタイ風スープ

小さな淡水魚を粉にしたものがある。粉にする前に魚を乾燥させ
るか焼くのだと思う。この魚の粉で出汁をとると鰹節みたいに実
に良い味がでる。
味は良いのだが、ひとつ欠陥がある。それは小骨があることだ。
スープの上澄みには小骨がないので美味いと思いながら食って
いる。そのうちに、底に近づく。すると小骨が口のなかでジャリっ
となる。
「今度、スープを作る時は魚を袋に入れてくれよ」
出汁が取れたら袋を取り出せば美味しいスープになる。

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しめじ、トマトの魚出汁スープが出来上がった。
いつもとは違った味を楽しめた。
この味はタイの田舎の庶民のものだ。
料理なんてものは高価な素材を使えば美味くなるものではない。
タイの農民が近くの池や川で摑まえた魚を粉にした安価な素材
で充分に美味しい物ができる。グルメ情報やブランドで美味い、
不味いを決めちゃいけないとこのタイ風スープを味わいながら
思った。

2011/6/21

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2011年6月22日 (水)

パクチーとオムレツ

小さなトマトと玉葱が入ったタイ風の卵焼きだ。
この料理を英語国民が見たらオムレツ、タイ風オムレツと呼ぶし
かないだろうな。
オムレツの上に日本人が大嫌いなパクチーが乗っている。
赤いトマト、白い玉葱、黄色い卵と緑のパクチーと彩りは食欲を
そそる。

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「そう言えば、俺もパクチーのにおいが嫌いだったな。」
昔を思い出しながらパクチーを食べた。
パクチーの強い香りが口の中に広がる。
「ああ、この香りがいやだったのだな」
毎日がタイ料理の生活をしているので、この香りをいやなにおい
と感じなくなっている。
初めて嗅ぐ香りは異臭になる。同じ香りを何度も嗅いでいるとそ
れが異臭から普通のにおいになる。

パクチーは芹、三つ葉、セロリの仲間だから強い香りを持つ。
初めてセロリを食った時も「なんて臭い野菜なんだろう」
「どうして西洋人はこんな臭い野菜を食べる
のだ」
と不思議に思った。
セロリも食べ続けるとあのにおいが気にならない。
俺もパクチーを食い続けたので、パクチーのにおいが気になら
なくなっているのだ。

2011/6/21

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2011年6月21日 (火)

タイ式ベランダ菜園

ベランダに小さな鉢を置き、そこに苦瓜、パクチー、唐辛子、レモン
グラスなど香菜を植えている。ヌチャナートは小袋に入った種を全
て鉢に蒔いた。蒔かれた種は一斉に芽を出した。
鉢全体が若々しい緑で綺麗だが、これでは香菜が育たない。

日本の農業技術は高い。素人の俺も野菜畑を見て野菜の植え方
育て方を見て学んでいる。種は一定間隔をあけて蒔くものだ。
こんなに密集して植えたらお互いに日陰になり風もとおらなくなる
ので香菜は育たない。タイ人はこのような技術・知識を持っていな
い。ヌチャナートは農業の基本を知らないと腹の中で思っていた。

「ねぇー、見てよ。ウチで野菜がこんなに取れたわ」
笊いっぱいの香菜を見せる。
小さな鉢に沢山の種を蒔いたのも立派な理由があったのだ。
もやしのような香菜を摘んできて食べてしまう。摘み菜というわ
けだ。こうすることで間引きができ、種を一定間隔をあけて蒔い
たのと同じことになる。
何本かの元気のよい香菜だけを残して育てればいいのだ。

日本の農業は育ててから食べるのに対してタイの農業は食べ
ながら育てるのだ。
俺はこの農法をタイ式ベランダ菜園と呼んでいる。

2011/6/21

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高菜の漬物とタイ人

「今日はこの肉を食いたい」牛肉を取り出した。
「あら、これはあたしがラープを作るために買ったのよ。まあいい
わ」そんなことを言いながら牛肉を切っていた。
高菜の漬物を水で塩抜きをしている。
塩抜きをした高菜と牛肉をフライパンで炒めた。
タイ人が作る料理だから唐辛子とニンニクが入る。
塩抜きの加減がちょうどよい塩味になっている。
飯のおかずにも酒の肴にもよい。

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ガンガン照りつけるタイの太陽の下で冷たいビールを飲みながら
これを食ってもうまい。
高菜の漬物の美味しい食べ方を勉強した。

2011/6/16

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2011年6月20日 (月)

タイ風な卵焼き

なんだこのにおいは?ああ、卵焼きのにおいだ。
卵焼きの作り方は日本の作り方とは違う。
フライパンに薄く油をひいて卵を落とすのが日本や欧米の卵焼き
だ。タイの焼き方は、フライパンに油を一センチほどの深さまで入
れる。そこに卵を落とすから、焼くと言うより揚げるに近い。
焼きあがった卵に胡椒を振りかけてタイの醤油をかける。
ナンプラでもいいのだろうが、たいていタイ醤油をかける。
タイ醤油は日本のたまり醤油に似た味がする。
卓上に置くマギーの瓶入り調味料に似た瓶に入ったゴールデンマ
ウンテン印のタイの調味料をかける人もいる。どちらをかけても美
味しく食べられる。

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タイ風卵焼きなんだが、和風の皿にのっている。
俺達は料理の盛り付けや器にも気をつかうのだが、タイ人はそん
なもん気にしない。
「おんなじよ。味は変わらないわ!」
そりゃそうなんだけどさぁー、雰囲気も大事なんだよな、日本人には。

2011/6/17

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2011年6月19日 (日)

ピータンのサラダ

アヒルの卵を醗酵させたピータンというのがある。
白い殻を破ると黒いジェリーのような卵が出てくる。
一見、気持ちが悪い卵だ。
それにアンモニア臭がするから、もうそれだけで食べるのが嫌に
なる人がいる。俺もあまり好きではなかった。
これを美味いという人がいるので、周囲に合わせて俺も美味いと
言っていた。本当のことを言うと、あのアンモニア臭がイヤだった。
これを炒めたものをタイで食った。その味が気に入った。

ピータンを見たら、ヌチャナートが手を伸ばして買い物籠に入れた。
タイ語ではピータンのことを奇妙なことに「馬のおしっこ卵」と言う。
食べ物なのだから、もう少し綺麗な名前をつければ良いのにと思
うのだがそれが通用している。
その昔、ピータンを作る時、馬のおしっこを使ったからだと思う。
「これをサラダにするわ」
「ガパオと炒めると美味しいんだけどな。サラダにするの?」
「そうよ。サラダよ」
俺が想像するサラダは欧風の物だ。
レタスにトマトが乗ってそこにピータンがある。
緑と赤と黒のサラダだ。それにドレッシングがかかる。
そんなサラダが出てくると想像した。

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欧風のサラダなんてヌチャナートの頭にはないから、サラダと言っ
ても彼女の頭にはタイ風の料理しか浮かばない。
小さなタイの紫玉葱、ニンニク、唐辛子、パクチーを混ぜ合わせる。
ナンプラ、砂糖、酢のドレッシングをかけただけだ。
パクチーの香りが嫌いな人はパクチーを食べなくてもいい。
ニンニク、唐辛子、玉葱の全てが辛い。
その辛味とナンプラの味が合わさると、ピータン特有のアンモニア
臭が消えてしまう。
白身のゼリーのような感触と、黄身のほくほくした感触が楽しい。
ピータンのこんな食べ方もいいもんだ。

2011/6/17

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チューブ入りニンニク

チューブ入りのニンニクなんて日本では当たり前のようにどこでも
買える。これがタイになるとどうかな?
日本から輸入されたチューブ入りニンニクはあったと思うが、タイ製
のチューブ入りニンニクなんて見なか
った気がする。

ウチの場合、唐辛子とニンニクは欠かすことがない食材だ。

それなのに、ニンニクがなくなっていた。
近所のドラッグストアに出かけた。ニンニクがないことを思い出した。
「ヌー、ニンニクを買わなくちゃいけないね」
「このお店にはないわよ」
ヌチャナートの頭には生のニンニクしかない。
俺はチューブ入りニンニクを手に取った。
「ほらここにあるよ」と言いながらチューブ入りニンニクを手に取った。
紙の箱に入ったチューブ入りニンニクを見せられてもそれがニンニ
クとはヌチャナートは思わないから、黙
ってそれを見ている。

家に帰ると料理を作り始めた。
「あーっ、ニンニクがなかったわ」さも残念そうに言う。
「ここにあるよ」チューブ入りニンニクを渡した。ニンニクを搾り出し
てつかった。
「あら、同じにおいがするわね」
でもやはり生のニンニクに拘るようだ。

2011/6/16

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2011年6月18日 (土)

高菜とシーチキンのトムチュート

今日は肉も魚もないが、ヌチャナートは慌てない。
「魚の缶詰があるわ」
缶詰をごそごそやっている。缶詰のラベルはみんな日本語だ。
ラベルに描かれた絵で缶詰の中身を確認している。
日本語が読めない外国人が増えている。
絵があれば中身を推定できる。
魚の種類がマグロだか鯖だか鰯だか分からなくとも、それが野菜
の缶詰とは思わない。

そうそう子供の頃の思い出だ。
デルモンテの缶詰を戴いた。当時デルモンテの缶詰は緑のラベル
に外国語で品名が書いてあっただけだ。パイ缶と言ってもわから
ないだろうな。パイナップルの缶詰を約してパイ缶と言っていた。
パイ缶は子供の好物だ。缶詰を開けたらパイナップルではなくて
たしかピーチだった。俺はがっかりした。
売った人も買った人も貰った人も皆それがパイ缶だと思っていた
のだろう。外国語が読めなかった当時の思い出だ。

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話を元に戻そう。
ヌチャナートはシーチキンの缶詰を選んだ。
このシーチキンをこともあろうに高菜の漬物と煮込んだ。
漬物というのはそのまま生で食べるのが日本人の常識だ。
これがタイ人の常識では違う。
漬物は保存食、料理の素材とタイ人は考えるのだ。
高菜の漬物も素材だから煮込んで食ってもおかしくないと考える。
実によい味に仕上がっている。
自分が作った味に満足している時はヌチャナートは俺に味見をさ
せる。
「美味しいわよ。味見してごらんなさい」
「・・・・・」うん良い味に仕上がっている。
「ねっ、美味しいでしょ」
「うん」
思いがけない素材の組み合わせで、良い料理ができあがった。
ヌチャナートはこれをトムチュートと呼んでいる。

2011/6/16

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2011年6月17日 (金)

明治時代の台所

明治時代に横浜を拠点に活躍したイタリア人写真家アドルフォ・
ファルサーリの写真がウエブにあった。その中に台所の写真がある。
四人の女が台所で仕事をしている。
ということはかなり大きな家で使用人も大勢いるのだろう。
女が床に座っているからここは土間ではなくて板の間だと思う。

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釜の中を掻きまわしている様子から、これは飯を炊いているので
はなく、味噌汁でも作っているのだろうな。大きな釜だ。
一升炊きの釜かな?もっと入るのかな?
釜の色がまるでステンレスかアルミのように白いのが気にかかる
な?鉄釜のはずだから、黒いと思うのだが?
彩色をする時、黒では見栄えが悪いので白にしたのかな?

女が縦笛のようなものを持っている。女が持っている物は火吹き竹
といいうものだ。竹の節に小さな穴を開ける。
竹に息を吹き込むと穴から息が急速にでるので火が速くつく。
釜が乗っている黒い台のようなものを「竃」と書いて「へっつい」と言
う物だ。もうこれも死語だな。

水桶と柄杓がある。水道がないから井戸から水を汲んできたのだ。
木製の釜の蓋が立てかけてある黒い壺は火消し壺と言う。
これは調理が終わり、まだ燃えている炭や木をここに入れて消す
道具だ。こうして火事を防ぐと同時に、「消し炭」「おき」を作る。
「消し炭」や「おき」は簡単に火がつくので次回調理する時に利用
する。こんな光景はつい数十年前、敗戦で全てを失った東京の都
心でも見られた。

左から三番目の女は何かを切っている。
今の日本ではこんな風に作業をすることはない。
今でもこれと同じスタイルでタイでは物を切っている。
昔からこのスタイルで物を切っているので、台の上で物を切ろうと
しない。「台で作業をする方が効率的だ」と幾ら言っても、写真の
ようなスタイルで作業をする。習慣を直させるのは大変だよ。

右端の女は擂り鉢で何かを擂っている。
この写真を見たタイ人は右端の女はソムタムを作っていると思う
だろうな。

写真の出所はここだ。珍しい光景が見られる。
http://digi-6.com/archives/51741356.html

2011/6/15

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2011年6月16日 (木)

焼鳥飯

この写真を見るとカオマンガイだと思っちゃうかもしれないな。
実はこの鶏は昨日の焼鳥を温め直したものなんだ。
当然、肉は固くなっている。

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食べ物は無駄にしてはいけないので、固くなった焼鳥をそのまま
食べようとした。
「肉をむしって、ご飯に乗せるのよ」
「・・・・・」
「それからナンプラをかけてね」
「掻きまわして食べるのかい?」
「そうよ」
こうして食って見ると、カオマンガイとは違う味わいがある。
焼鳥丼とも違う。うーん、これはタイ料理かな?
ナンプラを使っているからタイ料理に入れてもいいかな?
じゃぁー、醤油なら和食かな?
醤油をかけても美味しいはずだ。
「ナムプリックを入れると美味しくなるわよ」
なるほど、ナムプリックの唐辛子味で刺激しようと言うのだ。
ナムプリックを入れると、もうこれは正真正銘のタイ料理になる。

2011/6/15

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食べ物と健康広告6161

ちょっと前までは「これを食うと何によい」「この野菜は何の特効薬」
なんて言う広告が目に入った。このごろは何を食うと何によいと言
う広告が目に付かなくなった気がする。

今日も「ビルベリーエキス」が緑内障によい、「ハナビラタケ」がガン
に効く、「シルク微粉末」が髪の毛に
よい、「ラフマ葉エキス」がうつ
病によいなんて広告があったが、これ等は通常我々が考える食い
物じゃ
ないから外すことにする。

今回、特筆できる広告は放射能に勝つための食品の広告があっ
たことだ。放射能から身を守る生活術という記事もあった。

「何を食うと何によい」という広告も時と共に変化するのがわかる。
この世界にも流行のようなものがあるのだ。
品種改良で味・香り・ビタミン含有量などが多少変化しているが、
本質的にそれほど大きな差はない
はずだ。例えば朝バナナで
ダイエットなんてものが2,3年前に流行ったが今は騒がない。
最近のバナナでは効果がないとは考えにくい。朝バナナダイエ
ットはファッションだったのだ。

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血糖値が正常化
アトピー シミ シワも速(○囲み)改善

ショウガ、油揚げ、ビール、タコが効く!
放射能に勝つ!
有名医師、大学教授が勧める身近な特効食ズラリ!

そば焼酎のほのかで上品な香りの中に細胞のガン化を防ぎ老化
物質を撃退する成分を発見
この雑誌の6月号ではビールで耳鳴り解消!なんて記事があった
はずだ。来月号では清酒を飲むと何に効くという記事がでるかも
しれないな。

「わかさ」誌 2011年08月号 わかさ出版

この号では食い物と健康関係の記事はない。
つまようじで歯周病を改善する記事が沢山ある。
放射能汚染から身を守る地域別生活術なんて記事がある。

「健康365」誌 2011年08月号 ㈱エイチアンドアイ

この号ではこれを食ったら何によいという記事はない。
「ビルベリーエキス」が緑内障によい、「ハナビラタケ」がガンに効く、
「シルク微粉末」が髪の毛によい、「
ラフマ葉エキス」がうつ病によい
なんて広告があったが、こんなものは八百屋や魚屋で買えない。
これ等は食い物とは考えないから外そう。

「ためしてガッテン」誌 2011 Vol.11 夏

すり鉢茶で! 酒かすで! スロージョギングで!
コレステロール超健康法
悪玉コレステ値が41mg/dl減の人も!

話題の食材をパワーアップ!
ウルトラしょうがで夏冷え解消!

2011/6/16

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2011年6月15日 (水)

宝くじをタイで

夢でお告げがあって宝くじを買ったら当ったなんて話をよく聞く。
俺には夢のお告げはなかったが、何だか当りそうな気がしたので
タイで宝くじを買った。欲と願望がそんな気にさせたのかもしれな
い。

実際に当ったなら、その金はどうするのだ?
日本へ持ち帰ることができるのか?
タイの金を日本に持ち帰れないのなら、タイの銀行に預けるしかな
いな。外国人が賞金を受取ることができるのか?
それはヌチャナートの名前を使えばいいだろう。
タイに税金を払うのか?などなど余計な心配をした。

P1190332pct13 

宝くじはこんな姿をしている。
一枚40バーツなのだが、二枚が一組になっているので80バーツと
いうこと
になる。これは宝くじ局で買う値段だ。
町では100から110バーツで売っている。
抽選は午後から行われるので、抽選日の午前中は宝くじの特売
が始まる。
当選番号はネットでも発表される。

http://www.glo.or.th/index2.php

パソコンとかインターネットなんてない庶民のために、こんな宝くじ
新聞が発行される。もちろん新聞でも当選番号は発表されるが、
新聞を取っていない家庭も多い。
それでこんな新聞を買って当選番号を確認する。
宝くじ新聞の値段は3バーツだ。

P1190330pct13

数枚の宝くじを持った警官が宝くじ新聞を買ってその場で確認をし
ていた。どうやら当たり券はなかったようだ。
渋い顔をして「ちぇっ!」と言いながら買った新聞を店に返していた。
店はこの新聞をまた3バーツで他の人に売ることができる。

P1190331pct13

宝くじ新聞の裏側には怪しげな広告がでている。
「大当たり必勝法」「ラッキーナンバー」なんてところだ。
絶対に当るのなら、こんな怪しげな商売をせずに、自分で宝くじを
買って毎回賞金を稼げばいいじゃ
ないの!そう思うよね!

宝くじの発行枚数は日本よりタイの方が多いのではないだろうか?
あちこちで宝くじは売られている。身障者が宝くじを売るのをよく見
る。江戸時代の日本では盲人に金貸しをやらせ、盲人の自活を助
けていた。それと同じように、タイでは宝くじで身障者を助けている
のだろうか?

宝くじに当ったならどうしようと心配する必要はなかった。
当選番号にかすることもなく、見事に外れた。
こういうのも杞憂というのかな?

2011/6/12

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2011年6月14日 (火)

ハミガキコ

昔はハミガキコと言えば粉だった。糊状の練り歯磨きは高級品で
良い香りがした。もう粉状のハミガキコなんて日本にあるのかな?
現在の日本ではチューブに入った練り歯磨きが主に使われている。
そんな練り歯磨きも「ハミガキコ」と言っているのではないか?
「ハミガキコ」を漢字で書くと「歯磨き粉」となる。
つまりハミガキコというのは歯を磨く粉なんだ。
粉状の物だからハミガキコと言っていたが、糊状になっても未だに
ハミガキコと言っているのが面白い。

俺が知っている範囲だが、タイの田舎でもハミガキコはチューブに
入った練り歯磨きを使っている。
もうこの世の中には粉のハミガキコなんてないものと思っていた。

P1190325pct13

こんなハミガキコをタイで見つけた。プラスチックの容器に入って
いる。英語でTooth Polishing Powderと書いてある。
歯を磨く粉と言う意味だよね。
粉と言ってもこんな容器に入っているのだから、練り歯磨きだろう
と思った。開けてみたら本当に粉だった。昔の歯磨き粉だ。
塩っぱい味で、香りは仁丹のようだ。
これも悪くない。タイには粉状のハミガキコが未だにあるので驚い
た。この他にもハミガキコを見つけたのでおいおい紹介する。

2011/6/11

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2011年6月13日 (月)

卵焼きもタイ風です

安かったからと言ってまた卵を買い込んできた。またしばらく卵料理
とお付き合いしなくてはいけないと覚悟を決めた。
するとさっそく卵焼きが出てきた。今日の卵焼きはやたらと肉が多い。

P1190314pct13

こんな卵焼きを日本人は作らないから、タイ風の卵焼きということに
なる。俺たちが普通、卵焼きと言うと本当に卵だけを焼いたものを
さす。もちろん、そのような卵焼きもタイにはある。
肉・野菜と一緒に卵を焼いたものがヌチャナートの卵焼きなんだ。
こっちの方が卵だけより豪華と考えるのか?
それとも栄養のバランスを考えてこんな料理になるのか?
「塩っぱかった?」
「ああ、ちょっと塩っぱいな。でも飯にはちょうどいいよ」
米国人がこんな卵料理を見たらタイ風オムレツと考えるのかな?
タイ風スクランブルエッグと考えるかな?

2011/6/11

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2011年6月12日 (日)

空芯菜は朝顔

その昔タイで、英語のメニュウでmorning gloryと書かれたものを注
文し美味いと思ったことを何度かこの
ブロッグに書いた。
日本ではmorning gloryと言うのは夏の朝に咲く朝顔のことだ。
あんまり美味いと思ったので、morning gloryの現物を見たかった。
朝顔と言うのは蔓が伸びて育つ物
だ。
「これがそうだ」と教えられた野菜は地面に広がる青い草だった。
花が咲いているのをみたことがある。花はまさしく朝顔だった。
この野菜は朝顔の仲間なんだとその時、理解した。
空芯菜はタイ料理にはよく使われる。みずみずしい空芯菜が市場
には並んでいる。

ヌチャナートが香菜を買うと言い出した。種苗屋に行ったが目指す
香菜の苗がなかった。それで種を買うことにした。
買った種の中に空芯菜があった。
「おいおい、そんな物を買ってウチで作れるのかよ?」
俺の心配を察したヌチャナートは「大丈夫よ」と言う。
育つそばから切り取って食べてしまうので、小さな場所でも栽培で
きると思っている。そのような栽培法を今までも見てきたので、多
分ウチでも空芯菜を栽培できるだろうと思う。
その種を何時どの鉢に植えたのか俺は知らない。

鉢から小さな芽がでていた。
「空芯菜の芽がでているわ」
新しい芽が鉢の土から現れている。水をやりながら空芯菜の芽を
観察していた。やがて葉が出来てきた。
その葉はまさしく朝顔の葉だ。

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「ああ、やっぱり空芯菜は朝顔なんだ」と葉を見て思った。

2011/6/10

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2011年6月11日 (土)

大戸屋カツ重

腹が減ったからなにかを食おうと言う事になった。
ヌチャナートは洋食の味付けはおきにめさない。
大戸屋で典型的な日本の庶民料理を食べることにした。
タイで笑っちゃうカツ丼を食ってきたので、今日はカツ丼を食って
みようと思った。カツ丼はなかったがカツ重ならあった。
そうだよ、カツ丼・カツ重の卵はこのようにふんわりしていなくちゃ
いけない。カツだって1センチほどの厚さがある。
タイでは薄っぺらなカツだった。あれじゃカツを食った気がしない。

P1190299pct13

タイで食ったカツ丼は甘いタレがかかっていた。
あの味がタイ人の好みなんだ。
このように塩っぱくなくちゃいけないのだ、日本人には。
目黒の秋刀魚の殿様の言葉みたいだけど、カツ丼はやっぱり
日本で食うべきだ。

2011/6/7

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2011年6月10日 (金)

ヤムプラムック

烏賊は愛猫サダム・フセインの好物だ。
サダムちゃんの餌をちょっと失敬してヤムプラムックを作った。
この烏賊は小さいから肉が柔らかだ。
これは酒の肴にいい。辛味に刺激されて酒を飲む。

P1190297pct13

昔はこれをひぃーひぃー言いながら食っていた。
美味いからもっと食いたいと思うのだが、辛さに参る。
休み々食っていた。
昔も今もヌチャナートが作るのだから辛さは同じだ。
今はもうひぃーひぃー言うことはない。
烏賊を摘んでは酒を飲んでいる。

2011/6/3

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2011年6月 9日 (木)

ラーメンをお行儀よく

俺たちがラーメンを食べる時、片手に箸を、片手にレンゲを持って
食べたなら「なんとお行儀が悪い」「はしたない」と批判される。
これがタイに行くとこのスタイルが普通になる。誰も批判したり非難
しない。
箸で麺を掴み、レンゲに乗せて食べるのが上品な食べ方とされる。
おっとりしたお嬢様タイプの女がごく自然にそんなスタイルでタイラ
ーメンを食べている。
格好いい食べ方でしょうと構えているのではない。
それが正しいタイラーメンの食べ方となっている。
いくらスープが美味いからと言って、丼を持ち上げて丼に口をくっつ
けてスープを飲んだらタイ人は「なんてお行儀の悪い食べ方でしょ
う」「みっともない、はしたない」と批判されちゃいます。
日本ではお行儀が悪い食べ方がタイでは上品な食べ方になってい
る。うーん、考えちゃうな。
ラーメンの食い方でもタイと日本ではこんなにも考え方が違うのだ。

2011/6/1

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2011年6月 8日 (水)

支那竹とメンマ

最近は支那竹という言葉を聞かない。みんなメンマと呼んでいる。
メンマと言う言葉が使われ始めたのは昭和40年頃だと思う。
どうして支那竹と言う言葉がメンマになったのだろう?
「支那」と言う言葉が中国に対する差別用語とされたのか?
昔は中国人のことを日本人は支那人と呼んでいた。
中国本土に満州国なんて国を作り上げた日本人だ。
支那人は日本人より劣等で貧乏で・・・・という考えが当時の日本
人の一般的思潮だ。
それだから支那は差別用語とされたのかな?

日本語の支那に相当するチンとかチーナと言う言葉はイタリア語、
スペイン語その他の多くの言語に使われている。
中国を意味する英語のChinaも支那から派生している。
それらの国ではチンという言葉が差別用語とされていない。

俺は支那竹という言葉を聞いた時、支那の竹を使った食材だと理
解した。そして太くて背の高い竹を想像した。支那竹は中国の太
い竹を割って塩につけたものだと長いこと思っていた。
あの固い竹がどうしてこんなにも柔らかになるのか不思議だった。

バンコックの中国系タイ人が多く住む場所にある市場では支那竹
があるかもしれない。タイの田舎の市場には支那竹はない。
それじゃ、タイで営業している日系ラーメン屋さんでは支那竹を使
わないのか?
支那竹はラーメンに必須の食材と考えるのだろう。
タイにあるラーメン屋さんでも支那竹は使っていました。
観光でタイを訪れた日本人が辛いタイ料理に疲れて、ラーメンを
食ってほっとする。
その時、何の疑問もなく支那竹を食っているだろう。
タイには支那竹はないのだと知ったなら、少し驚くかな?

2011/5/31

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焼うどんタイ風

これは焼うどんだ。うどんなんてタイ人は食べない。
ヌチャナートは日本でうどんを見て、それで焼うどんにしたら美味
かったので、それ以来時々焼うどんを
作る。
作り方は通常通りだ。醤油でなくてナンプラで味付けするところが
違う。焼きあがったものにレモンを絞ってかけ、辛味として唐辛子
を使うのがタイ風だ。

P1190293pct13

この料理には焙煎した唐辛子が合うとヌチャナートは言う。
日本人にとっては生の唐辛子だって、焙煎した唐辛子だって辛い
ことは同じだ。しかしタイ人には大きな違いがあるらしい。
生と焙煎物では香りが違う。
多分タイ人は辛味よりも香りの違いを重視しているのだ。
辛さで舌が痺れた日本人には香りの差を見る余裕がない。

2011/6/2

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2011年6月 7日 (火)

クラゲをタイ風に

クラゲの料理と言えば俺は酢の物を想像する。こりこりした歯触り
がいい。ヌチャナートはクラゲをタイ風に味付けした。
味見すると俺が想像していた味と違う。
この味自身は不味い味ではないのだが、想像していた味と違うと
不味く感じるものだ。
「いやー、これは駄目だ」

P1190289pct13

俺はタイの料理屋でクラゲを食ったことがある。
それはこんな料理じゃなかった。
その時の味は覚えていないが、苦労してクラゲというタイ語を探
し出したことは覚えている。

2011/6/1

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クラゲと支那竹

塩漬けのクラゲを買い冷蔵庫に入れておいた。
冷蔵庫を開けたヌチャナートがクラゲを見つけて取り出した。
袋をあけてクラゲを味見すると塩蔵品だから塩っぱい。
「わぁー、塩っぱい!」悲鳴をあげる。
「これ、クラゲじゃないわよ。支那竹よ。」
塩蔵のクラゲも支那竹も見かけ、色が似ている。
俺にクラゲが入っている袋を見せる。
袋にはちゃんとクラゲと書いてある。
「これはクラゲだよ。支那竹じゃないよ」
「塩っぱいわね。今日はこれを食べられないわ」
ぶつぶつ言いながら、塩蔵のクラゲを水に入れて塩抜きをしてい
る。

そう言えば最近は支那竹って言わないな。
メンマと呼ぶことが多い。「支那」は中国に対する差別用語なのか
?昭和40年ごろからメンマという言葉が広く使われるようになった
と思う。それまでは支那竹と呼んでいた。
支那竹なんてタイの市場には売ってないから「支那竹とかメンマ」
という一般的タイ語はない。
食品関係、ラーメン業界の中には業界用語として支那竹・メンマ
に対するタイ語はあるはずだ。
ヌチャナートは支那竹のことをただ単に「ノーマイ」つまり竹と呼ん
でいる。恐らくヌチャナートは日本に来て初めて支那竹を知った。
支那竹なんてタイ人には馴染みのない食品なのに、塩蔵クラゲを
支那竹と勘違いすることに驚いた。

2011/5/31

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食器の性質

俺がタイや、タイ人と暮らしていて気づいたことは日本の生活には
食器に性質があることだ。それと食器に対する考え方が日本人と
タイ人では違うことだ。

ちょうど良い大きさの器だからと言って食器に機械油や食品以外
の物をを入れないのは日本人もタイ人も同じだ。食器は食品を盛
りつけること以外に使わない。

食べやすさを考えて料理と盛り付ける食器を考えるのも日本人と
タイ人は同じだ。
例えば焼魚を丼に盛り付けたなら食いにくいから、焼魚は皿に盛
りつける。そんなの当たり前じゃないかと思うが、よく見ると日本
人とタイ人では食器の使い方、食器に対する考え方が違う。

汁物を入れる食器には丼、鉢を使うのは日本人もタイ人も同じだ。
丼、鉢と言っても日本の家庭にはラーメンを入れる丼と親子丼な
どの丼がある。
ラーメンを入れる丼に讃岐うどんやカツ丼を盛り付けない。
必ず和風の丼にうどん・蕎麦・丼物を盛りつける。
ラーメンを入れる丼は醤油・味噌・塩ラーメン、タンメンなど中華風
の麺類にしか使わない。

皿も同じで瀬戸物の皿に羊羹などを盛らない。
和菓子は塗り物の皿に盛ってだす。

丸い皿に魚を盛ることもあるが、魚は細長い皿に盛ることが多い。

湯飲み茶碗は茶や白湯を飲むのに使うが、これに味噌汁を入れ
ない。茶碗酒と言って湯飲みで酒を飲むこともあるがこれはお行
儀のよい飲み方とはみなされない。

徳利は清酒以外に使わない。焼酎やウイスキーを徳利にいれること
はない。

小鉢は酒のお通し、口直し用のちょっと刺激の強い食べ物、佃煮
などを入れる容器だ。

飯を盛る茶碗で味噌汁を飲まない。

味噌汁の椀は味噌汁、澄まし汁しか盛らない。味噌汁の椀に飯は
絶対に盛らない。

日本人はこの食器はこの料理に使うと決めており、それ以外の用
途に使わない。食器と料理の組合せを間違うと落ち着かない。
きつねうどんをラーメン用の丼に入れて出されたなら日本人は落ち
着かない。日本人の食事では食器と盛りつける食品・料理に関連
性がある。

タイ人は食器は食べ物を入れる容器としか見ていない。
その容器がちょうどよい大きさならなんでもその容器に盛り付ける。
食器と盛りつける食品に関連がない。
例えばラーメンの丼に漬物やトムヤンクンを盛り付ける。
文句を言っても「おんなじよ!」と相手にされない。

こんなことはタイへ行き、タイ人と暮らしてみないと気づかない。

2011/6/2

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2011年6月 6日 (月)

芋に塩唐辛子

青空市場に見慣れぬものがあった。
なんだか果物のように見える。塩唐辛子をつけて売っている。
スイカに塩をつける習慣は日本にあるが、日本では果物に塩をつ
ける習慣はあまりない。
果物に塩と言う組み合わせはタイには多い。
典型的な例は未熟なマンゴーに塩唐辛子をつけて食べていること
だろう。これも未熟な果物かな?こう言うものは食って見なくては
いけない。俺の好奇心はこれを買えと言っている。

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「なんじゃこれ?!こんなもん食えねぇー!」となるかもしれない。
でも売っているということは、買う人がいる。
渋くて苦くてもそれはタイ人の好みだ。
普通は渋いもの、苦い物は食い物に適さないのだが、これを食うと
言うのは風土病を防ぐ効果があるのかもしれない。とにかく食って
みよう。苦いのかと思ったらちょっと甘い。塩唐辛子をつけると味が
引き立つ。名前を聞いたが忘れたが芋の一種だと言う。

2011/4/26

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蟻の卵も食材

これは木の上に巣を作る赤い蟻の卵だ。
蟻の卵も立派な食材で市場で売られている。
この蟻に噛まれると痛い。
棒の先に笊をつけて、笊を蟻の巣の下に持って行く。
別の棒で蟻の巣を壊すと卵が落ちてくるので笊で受ける。
ゴミや蟻も一緒に落ちてくるので、それらを取り除く。
その作業が面倒なんだ。
一連の作業が終ると真っ白な蟻の卵だけになり、市場で売るのだ。

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えっ、蟻の卵まで食べるの?と驚くけど日本人だってタイ人が驚く
ようなものを食べている。例えば人を食うサメを日本人が食うのを
知ってタイ人は気味悪がる。食文化ってそんなもんだ。

2011/4/23

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駆け込み寺

大きな寺の中にこんな小さな小屋が幾つも並んでいた。
まるでキャンプ地のバンガローみたいだ。ここは尼さんが住む場所
だという。おれは駆け込み寺を想像した。

P1180173pct13

駆け込み寺に逃げ込めば寺が女を守ってくれるものだ。
しかしなぁー、この寺のこの居住地には何処からでも人目につかず
に入り込める。物理的には侵入可能なのだが、駆け込み寺に逃げ
た女を追って寺に入ることは許されないという風習があるのかな?
女を追って駆け込み寺に入ると祟りがあるとか地獄に落ちるなんて
信念があるのか?

高床式で急傾斜の屋根が熱帯の家らしく興味を覚えた。
天井がないはずだ。風通しがよくて内部は涼しいと思うな。
食事は托鉢僧が集めて来たものを食べるから台所は不要だ。
飲み水はどうしているのだろう?
水も誰かが寄進しているのだと思う。

2011/4/21

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熟練の技

餅米を成型して乾燥させる。それを油で急速に揚げると米が膨ら
む。これに砂糖をかけて売っている。
これは美味いのだが、膨らんだ米が水分を要求するからこれを食
うと喉が渇く。コーラとか何か水分と一緒に食べないといけない。

P1180699pct13

油で揚げる作業を見ていると、これがなかなか熟練を要する作業
だと分かった。成型・乾燥させた米を油の中に入れると、それぞれ
の米粒が勝手な方向に膨らむ。
そのままにしておくと形が一定にならない。
油に成型した米を入れたら、竹串で成型した米をくるくると回す。
簡単そうに見えるが煮えたぎった油の上での作業だ。
このように綺麗な円形にするのは熟練の技だ。

2011/5/8

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ちょうど良い量

食べ物の買物は多すぎても少な過ぎてもいけない。
家族構成にあわせたちょうど良い量というのが自然に決まってくる。
青空市場で生唐辛子を売っていた。
我々日本人には吃驚するほどの量だが、タイの標準家庭ではこの
くらいがちょうどよい量なのだ。

P1180147pct13

業務用ではないですよ。あくまでも一般家庭の主婦が使う分ですよ。
人数にもよるけど、3,4日で食いきっちゃうと思う。
一週間とは持たないのではないかな?
これを見ればタイ料理が辛いわけがわかるでしょ。

2011/4/20

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2011年6月 5日 (日)

タイの道路標識

国道を走っていると道路端にこんな道路標識が立っているのに気
づく。鳥のような紋章の中に書かれている数字が道路番号だ。

P1180671pct13

ここは国道224号線と言う意味だ。
その下に書かれた数字が起点からのキロ数だ。
横に書かれた22とか49と言う数字は目的地までの距離を表して
いる。でも目的地がタイ文字で書いてあるので、走っている車から
即座に読むのが困難だ。
このように道路は整備されているのだが、外国人にはわかりずらい。

2011/5/8

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遅い昼飯

あちこち走り回り昼飯を食う時間がなかった。やっと一段落したの
で皆で食事ということになった。女どもは勝手に食いたい物を注文
し始めた。これはラープスックという奴だ。タイ東北部とかラオスで
好んで食べられるラープだ。

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トムヤンカームウがでて来た。豚足を使ったトムヤンだ。
豚足をタイ人はよく食う。豚足なんてゲテモノのように日本人は思
う。これも食っているとそのうまさがわかってくる。
柔らかに煮えてとろっとしたところがいい。コラーゲンが豊富だから
肌が綺麗になるよ。

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パッカパオだ。これも俺の好きな料理だ。
唐辛子で真っ赤ですって?嫌なら唐辛子を食べなくてもいいのです。
いくら唐辛子をさけてもこれだけ唐辛子が入っていたので辛いです
よ。辛さで泣いちゃう人にはお薦めできない料理です。

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干し肉を揚げたヌアトートだ。ビーフジャーキーとは違った美味さ
がある。こいつの難点は肉の繊維が歯に挟まることだ。
これを齧りながらビールを飲むと美味いんだ。

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これで終わりだと思ったらゲオローンが出て来た。
この鍋に肉を入れて食う。すき焼きみたいなもんだ。肉の上の白い
物は春雨だ。

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P1180369pct13

2011/4/25

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小さな瓜

こんな小さな瓜をヌチャナートが持ってきた。
「見てよ、こんな小さな瓜よ」
「ほんとだね。ずいぶん小さいね。」
姿は小さいがこれでも熟しており食べられる。
どのくらい小さいか比較の為に通常のフォークと並べてみた。

P1180609pct13

瓜の味ですか?
何かの料理に使われており、どこにこの瓜が使われていたのか
わかりませんでした。

2011/5/5

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タンブンのために

ここで売られている亀や小鳥は愛玩用ではない。
これらの小動物を買い求めて放してあげるタンブンに使う。
捕らえられている動物を自由にさせてあげることでよき来世を願う。
その気持ちはわかる。

浦島太郎は子供に苛められている亀を助けた。
困っている、可哀相な亀を助けて自由にさせてあげたからタンブン
みたいなもんだ。亀や小鳥がなにかにひっかかり動けなくなってい
るのを助けたならタンブンだ。

P1180749pct13

ここで売っている亀も小鳥も生活の糧にするために摑まえたものだ。
人間の生活のために、もともとは自由だった動物を摑まえて不自由
を強制している。亀や小鳥にすれば自由を奪われた生活を強いら
れたことになるのだが、それは人工的に作られた不自由だ。
そんな動物を買って自由にさせてあげることで、タンブンをしたから
来世が良くなると考えるのもなにかおかしい。

亀や小鳥も人間に捕まることは宿命で、タンブンで放されるのも宿
命と考えているのか?
難しいことを考えないで、ここで小鳥を買って放してあげよう。
きっとよい来世になる。

2011/5/9

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排気ガス タイの場合

古い車がタイではいまだに走っている。それも整備が行われてい
ない。いつ壊れてもおかしくない。
このトラックも真っ黒な煙を吐き出しながら走っている。
これじゃ燃費も悪いだろう。

P1180914pct13

これほど酷いのも珍しいが、これに似た程度の車はよく見る。
走って来る車にブレーキはないものと思わなくてはいけない。
タイヤがパンクして車が歩道に突っ込むかもしれない。
国道を歩く、道路を横断する時は命がけと思っていた方がいい。

2011/5/12

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タイの音楽プレーヤー

日本の音楽フプレーヤーは78回転のSPレコードから始まり、45回転
のEPと33回転のLPに続く。リードテープの録音機からカセットテー
プになり、ウオークマンが爆発的人気を集めた。
CDが出たがこれもMP3にとって代わられた。
メモリーの記憶容量が大きくなり現在は音楽はMP3で聞くことが多い。

金持ち階級のタイ人は別として、庶民の場合、SPからLPまでの歴
史もリードテープによる歴史もない。
カセットラジオが普及しカセット
テープで音楽を聞くようになったが、ウオークマンには手が出なか
った。
CDもちょっと流行ったが携帯型のMP3プレーヤーも安くなり、
それで音楽を聴く庶民が増えた。

小型で高機能の携帯電話が庶民に届くようになった。
新しい携帯電話にはMP3が入っている。MP3プレーヤーを買えなかっ
た庶民も携帯電話で音楽を楽し
めるようになった。
庶民が音楽を持ち歩けるようになったのは携帯電話をもつように
なってからだ。携帯電話で音楽を聞くのを楽しみにしている。

それはそれでいいのだが、彼等はイヤフォーンを使うのが嫌いら
しい。彼等は信じられないほどの大音量で音楽を流すのが好きだ。
携帯電話の小さなスピーカーから大音量で音楽を流している。
当然、音質が悪い。本人は音楽を楽しんでいるのだが、周囲には
チャカチャカ音しか聞こえない。今はチャカチャカ音は許容されて
いるが、まもなくそんな音を出す人は批判されるだろう。

2011/5/22

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ソムタムの美味い店

日本人とタイ人では食事時間が違う。
朝食は6時か7時にとって仕事に行くのが普通の日本人だ。
これが仕事に出かけないタイ人になると朝食は9時か10時なんだな。
目が覚めてから朝食までなにも食わないのかというとそうでもない。
なにか軽食をとっている。
「明日は朝飯を食ってから出かける」と言うから8時ごろには出かけ
ると思うよね。朝飯が10時だから出かけるのは11時になる。
半日が無駄になったようで日本人は情けない気分になる。
そんなわけで俺とヌチャナートは腹が空く時間が異なる。

バスに乗っていた。
「ああそうそう、この先に美味しいソムタムの店があるのよ。
食事していきましょうよ」
腹が減っているヌチャナートは美味しいお店を思い出した。
俺は腹が減っていないが付き合うことにした。
軽い食事を取るのだと思っていた。
大きなパーニンの塩焼が出てきた。腹には香草が詰まっている。
これをこのように綺麗に焼くには時間がかかる。
「美味しいわよ。食べて御覧なさい。」

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何だこれがソムタムか?変わってんな。ソムタムノムチンと言うらし
い。ソムタムと素麺を混ぜ合わせたものと思えばいい。

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これで終わりかと思ったらガイピンが出てきた。ここ東北部での名
物料理と言っても良いほどあちこちで
こんな焼鳥を売っており、食
わせる店がある。

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俺は冷たいビールを飲みながら料理を少しずつつまんだ。
この店は人気があるらしく昼食時間から外れているのにぼちぼち
と客が入ってくる。それほど綺麗な店ではないが、タイでは普通
の店だ。バス通りに面しているから客があるのかな?

2011/4/21

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2011年6月 4日 (土)

唐辛子の串焼き

市場へ行くとこんな唐辛子の串焼きを売っている。
これを見ると日本人は

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「さすがタイ人だ。唐辛子の串焼きまで売っている」と感心する。
日本人が串に挿した焼鳥やおでんを歩きながら食うように、タイ
人は唐辛子を串焼きにして歩きなが
ら食うのだと勘違いしないで
ください。
いくらタイ人でも串焼きの唐辛子を食いませんよ。
これは唐辛子を使った調味料を作るために、焼いてあるんです。
このように唐辛子やニンニクを焼くのは手間がかかるので、これ
を買って帰れば手間が省けるインスタン
ト食品みたいなもので
す。店もちょっと手間をかけることで付加価値がつくので高値で売
れます。タイ人が吃驚するからこんな物を買って歩きながら食べな
いでくださいね。

2011/4/25

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タイの鉄路

単線の線路というのがいかにも田舎の風景だ。
この線路にこれまた笑っちゃうほどおんぼろの列車が走る。
石炭を焚いて真っ黒な煙を吐きながら走る機関車はもう見ない。
ディーゼル機関車だけだな。
ここはオリエントエクスプレスのような豪華列車は走っていない。
客車と貨物列車が一日に何本通過するのだろう。
数えるほどしか運行されていない。
踏み切り番なんて今の日本にはない。
日本の昔をみるようで懐かしい光景と思う人もいるだろうな。

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2011/5/12

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かきあげ丼にしたら

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青空市場にこんな海老のかき揚げがある。
からっと揚がっていて美味い。
これを使ってかき揚げ丼にしたらどうかなと考えてみた。
でもなー、飯はタイ米だろ・・・・・。
もともとタイ米には粘りがない。
そこに天つゆをかけたならどうなる?
飯粒がばらばらになり、箸じゃ食えなくなる。
スプーンで丼飯を食うの?さまにならないな・・・・・・。

2011/5/11

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ムエタイ練習場

小学校のそばにこんなムエタイの練習場があった。
ここからヒーローが生まれるかもしれない。
こんな練習場をあちこちで見た。
バンコックで闘うのを夢見てこんな場所からスタートするのだ。

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2011/5/10

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ロートタラート 巡回販売

田舎の村にはトラックにいろいろな食べ物を積んだトラックがやっ
てくる。行商人というより巡回販売と言ったらよいかな。
トラックごとにテーマミュージックがあって、音楽を流しながらやっ
てくる。この時間に、この音楽だとあのトラックだとすぐにわかる。
トラックの後ろに氷蔵庫が置いてあり、そこに肉や魚を入れて販
売する。車内、車外のいたるところに野菜、菓子などなどが所狭
しと吊るしてある。
旦那が運転して女房が販売という組み合わせが多い。

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氷蔵庫の後ろに4桁の数字が書いてある。日本では食い物を販売
するには保健所の許可が必要だ。この数字はロートタラートが保
健所から受けた免許番号かと思った。
写真のロートタラートは車のライセンスナンバーが見える場所に
ついているから問題はない。ロートタラートによってはライセンス
ナンバーが氷蔵庫の下にあるものがある。
それで氷蔵庫に4桁の数字を書くのだ。
こんな数字の謎を解くにも時間がかかった。

2011/5/1

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2011年6月 3日 (金)

カノムアルワ タイの菓子

甘い菓子はあまり食べないのだが、彩が綺麗なので味見すること
にした。かっての日本もそうだったが、タイで見る食品の色はどぎ
つい。このような中間色の食い物というのは珍しい。

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砂糖菓子かと思っていた。それが餅米の粉に砂糖を加えて蒸あげ
たようだ。予想が当るのも嬉しいが、予想外の物に出会うのも楽し
い。
「あれれ、思っていたのと違うな!」
こんな驚きがあるので、次々と別の食い物に挑戦する。
何処からきているのか、何なのか分からないが変なにおいがする。
このお菓子の製造工程が悪いのかな?
こういうにおいがするお菓子なのかな?

2011/5/10

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ノーマイドングサイガイ 筍料理

この店は裏通りにあり人通りも殆どない。
それなのにここで30年も店をやっているそうだ。
これが料理屋なの?こんな所でやっているの?
普通の日本人は店に入るのをためらうのじゃないかなー。
旅行者が来ないこんな店に本当のタイの味がある。

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ノーマイドングサイガイを注文した。
筍の漬物をノーマイドングと言う。これに鶏肉を加えた料理だ。
店も料理を作るババアも汚ったないのだが、飯は美味かった。
さすが30年の経歴だ。
こんな場所で30年も店をやっていられるのは飯が美味いから
に違いない。
俺が飯を食っていると、車で乗りつける客がいるんだ。
飯を食いながら思ったよ。
人が通らない裏通りを歩き、こんな店に入るなんて俺も物好きだ。
30年間にこの店に来た日本人なんて俺一人だけだろうな。

2011/5/11

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ウンタイ

玉蜀黍や高菜を春雨で包んだ物だ。
見かけは美味そうなので買ってみた。
醤油をかけて食ったけど、俺好みの味じゃなかった。
これが売れているのだから、タイ人の好みにはあっているはずだ。
もっと美味しい食べ方があるのかな?
飯のおかずにはならないな。
小腹が空いた時のスナックのような食べ方をするのかな?
日本で言えば、たこ焼きやお好み焼きみたいなもんかな?

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2011/4/27

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豚そぼろ入りサンドイッチ

豚肉をそぼろにして甘く味付けをしたものがある。
そのそぼろを小さなパンに挟んだ物を売っている。
欧米や日本で見られるサンドイッチは冷蔵設備を持たないタイの
店では売ることが出来ない。熱帯で冷蔵庫無しで売れるサンドイ
ッチと言ったらこんなものしかできない。

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これはどちらかと言うと菓子パンだ。子供のおやつと言ったところ
かな。大人が食事として食べるようなものではない。
甘い物が好きな女なら好んで食べるかもしれない。

2011/4/27

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ノイナー 仏頭果

小さな果物があった。タイ語でノイナーと呼んでいる。表面にぶつ
ぶつがあり、その形がお釈迦様の髪の毛みたいなので日本語で
は仏頭果と呼んでいる。英語ではCustard appleと呼ぶ。
同じ果物を日本人は形から見て命名しているのに、英語国民は
果物の味から命名している。
健康食品としてノニとして日本では売られている。

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庭に植えてあるのだが、誰もこんなものに興味を示さない。
日本で言えば庭木に蜜柑や柿を植えているようなもんかな?
誰にも相手にされないノイナーを見ながら
「日本じゃ珍果として貴重品扱いなんだけどなー」
と少し複雑な気持になった。

2011/4/22

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Bento

名前が日本語の弁当のようだ。子供のお菓子で、のしイカにタレを
かけたものだ。子供が喜んで食べる駄菓子というところかな。
酒の肴にするには甘すぎる。

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2011/5/9

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パクサリット

花の蕾のような可愛い野菜があった。
この野菜の名前を知りたかったが誰も知らない。
やっと名前を知っている人にあった。
この野菜の名前はパクサリットと言うそうだ。

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俺たちは何かにつけて名前を知りたがるが、タイ人はあまり名前
に拘らない。お菓子の名前を聞いても
「カノム(菓子)」と答える。
俺だってそれが菓子だということは分かる。
「なんて言う名前の菓子だ?」と聞くと
「知らない」となる。
これが重なると俺のイライラがつのる。
この野菜が欲しい時、名前がわからなければ
「あれだよ、花みたいなあれをくれ」「あれじゃ分からん」
なってしまう。
名前を知ろうとしないのは、知的好奇心がないのかな?

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パクサリットを茹でて豚肉と一緒に出してくれた。
可愛らしい野菜だから食べるのが惜しい見たいだ。

2011/5/5

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2011年6月 2日 (木)

携帯の充電器

携帯の充電器のプラグは機種ごとに違うので、持っている携帯の
種類だけ充電器を用意しなくてはいけない。
しかしバッテリーは同じか形態が似ている。
基本的にプラスとマイナスの端子がついているだけだ。
その端子に電気を流せばバッテリーは充電できるはずだ。

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中国の製品にこんなものがあった。
バッテリーによってプラスマイナスの端子の位置が違う。
それを調整する。端子に接続できたなら、バッテリーを押さえつけれ
ばいい。入力電圧は115から240ボルトまでだ。
これがあれば世界中何処へ行っても、どんな携帯用のバッテリーでも
充電できる。
日本ではまだこんな製品は発売されていないと思う。

2011/4/21

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神戸シルバー人材センター

ソンテウを待っている時だった。片仮名でシルバーと書いた上着を
着ている女がいた。シルバーという部分しか読めない。
「シルバーなんとか」という日本の企業がタイに進出しているのだと
思った。田舎にも日本の企業が進出しているので、それほど興味は
なかった。ソンテウが来て彼女と俺は乗り込んだ。
彼女は俺の向側の席に座ったので、上着に書かれている文字を読
むことが出来た。
そこには「神戸シルバー人材センター」と書かれていた。
うーん、どうしてこんな服がここまでやってきたのだろう?
偶然と偶然の重なり合いでこんなものにめぐり合った。
なんだか不思議な気分だった。

2011/4/28

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唐揚サンド

これは肉の唐揚をサンドイッチにしたものだ。
多くのタイの店は冷蔵設備を持たないから、卵サンドイッチのよう
な水分が多くて腐りやすい物をサンドイッチにできない。
それで肉も唐揚にして保存性を高めてからサンドイッチにしている。
こういうのを苦肉の策というのかな?
パンの奥の方に野菜を詰めて、パンの前面に肉を置く。
肉もパンから少しはみ出るようにしている。
こうすると、大きな肉が挟まっているように見える。
よく考えて作っているでしょ。

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マヨネーズとケチャップの小袋がついている。
日本人には当たり前に思うが、タイ人はマヨネーズとかケチャップと
いうのは西欧的なものと見るのだ。
古い日本語でいえばハイカラなんだ。
新しい日本語ならファッショナブルな食い物とタイ人は考える。
ただねぇー、マヨネーズもケチャップもタイ人好みの味付けだから
甘いのだ。
俺たちにはそんなものを付けないで食った方が美味い。

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2011/5/14

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ラーメンライス

俺達はよくラーメンとご飯をとって食べる。
飯を食いながらラーメンのスープを飲み、麺を食う。
それをラーメンライスと言っている。
こんな食べ方をタイ人はしない、日本人だけがやる食べ方だと思
っていた。レストランと言っても汚い普通のタイ料理屋でサラリー
マン風の若い男がラーメンライスをやっているのを見て俺は驚いた。
「ああ、おんなじことをタイ人もやるのだ!」
俺はそれを見て思わず笑ってしまった。
タイラーメンは日本のラーメンよりも辛味が強いので飯を食いやす
いだろう。でもなー、タイ米の飯だ。
タイ米にラーメンの汁がつくと米どうしがくっつかないので食べにく
いかな?

2011/4/28

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安物ドーナッツ

ダンキンドーナッツだかミスタードーナッツがタイにも進出している。
そんな店のドーナツは一個20バーツだか30バーツしたと思う。
このドーナッツは安物だから5バーツだ。
でも可愛い包装でしょ。砂糖がいっぱいついて美味しそうに見える
でしょ。これも味見しなくちゃいけない。

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食って見るとこれはドーナッツというよりもパンだ。
パン生地をドーナッツのような形にして揚げて砂糖がけしただけの
ものだ。味を変えずに長期保管が可能なドーナッツにするにはこの
ような製法でないと無理だろう。
販売価格が5バーツだ。企業努力の賜物と評価した。

2011/5/15

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カオパット タイ風焼飯

今日はカオパットが食いたかった。カオパットはお気に入りのタイ
料理だ。中華料理屋で食う炒飯に似ているが、ナンプラで味付け
するのが炒飯とは違っている。
炒飯の場合、出されたものをそのまま食べる。
カオパットもそのまま食べてもいいのだが、多くの場合タイ語で
マナオというライムを搾って全体にかけて食べるのが炒飯と違う。
塩味が不足ならナンプラをかければいい。唐辛子ソースを加えて
もいい。味付は自由でお好み次第だ。
こうしなくちゃいけない、こうやって食うもんだということはない。

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一番大切なのは米粒がパラパラと剥がれることだ。水気が多くて
飯粒がくっついているカオパットは美味しくない。
鶏でも豚でもお好みの肉を入れてもらう。
蟹入りカオパットというのがメニュウにあったので注文したことが
ある。どんな料理だと思う?
蟹の肉、蟹の足の大きな肉が入っていると想像するでしょ。
俺もそう思った。
カオパットを食うと蟹の甲羅がじゃりじゃりする。
どうやら大きな蟹を使うのではなく、ソムタムに使う小さな蟹を潰
してカオパットに入れたようだ。
甲羅のじゃりじゃりが気になって途中で食うのを止めたことがある。
こんなのは珍しいほうで、多くの場合、美味しく食べられる。
日本人旅行者のお気に入り料理の一つだ。
発音しやすいこと、何処でも食べられること、安いこと、当り外れが
少ないこと、日本の炒飯に似ていることなどが人気の要因かな。

2011/5/12

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豚肉そぼろ

豚肉のそぼろを袋詰めにして売っている。
不味くはないのだが甘いので舌が疲れる。
このまま食うと喉が渇く。
このそぼろをサンドイッチにして売っていた。
サンドイッチの他にどんな使い道があるかな?
これで面白くて美味しい料理ができそうだ。

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2011/4/27

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梅砂糖漬

こんな駄菓子を買ってきた。梅の砂糖漬だ。
子供の頃これに似た物を食った。その味に似ている。
なんだっけなー。
そうだ、スモモの砂糖漬だ。それに似ている。

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2011/5/3

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田舎のカームウ

豚肉の足をぐつぐつ長時間煮込んで柔らかになったものを飯の上
に乗せた料理です。何回も食って食い慣れたせいかな、美味いと
思うようになっている。田舎で売っているカームウもバンコックの
カームウも見かけは同じです。でもにおいが違う。

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バンコックの場合、カームウを煮ている鍋から八角のにおいが立ち
込める。田舎のカームウには八角のにおいがない。
地域によって味付けが違う見たいだな。
バンコックの人が田舎のカームウを食うと物足りなさを感じ、田舎
の人がバンコックのカームウを食うと臭いと言うのかな???

2011/4/27

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ラスク

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これも子供用のラスクで5バーツだ。
子供相手の駄菓子だからと手を抜いていい加減なものを作った
なら売れない。
味覚の優れた子供がいるのだ。
見た所、甘い子供向けの味だと想像した。
そうしたらちょっと塩味がしているラスクだ。
このラスクは値段の割りにいい味なので驚いた。

2011/5/15

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カツサンドがタイにも

カツサンドがタイにもあると聞いても驚かないかな?
俺はカツサンドを見て驚いた。
トンカツというのは日本独特な料理だ。それをパンに挟むのは
日本人の発明だ。同じことをタイ人がやっているので驚いた。

パン粉をつけて揚げる料理は正式なタイ料理にはない。
俺と一緒に料理店へ行くタイ人はパン粉をつけて揚げた料理を
注文しないだけかもしれない。タイ文字だけのメニューじゃどん
な料理かわからないが、写真があるメニューなら料理がわかる。
写真付メニューを見てもパン粉を使った料理は見当たらない。
正統なタイ料理にはトンカツのようなものはないと思って間違い
ない。

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それが面白いことに屋台に行くとパン粉を使って揚げたものが
いろいろある。そんな背景があるから、日本に来たタイ人にトンカ
ツをご馳走すると、彼等は安物の屋台料理を食わされたと誤解す
るかもしれないな。

トンカツをパンに挟んだものもトラックに食品を積んで売りに来る
行商人から買った。ちゃんと店を構えているパン屋にはこんなも
のはない。日本の山崎パンがタイで店を出しているから、そこには
あるかもしれないな。
ちゃんとカツサンドみたいになっているから俺には面白くて、驚き
なんだ。

2011/4/27

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ムウデン

煮豚の表面を赤く染めたムウデンというのがある。
豚肉を薄切りにして甘いタレをかけて食べさせる。
行きがかりでムウデンを食べることになった。
これを美味しそうにタイ人は食べている。
甘いのは知っていたが、白い飯と甘い物というのは俺の好みに
合わない。見た目は美味そうだ。これに塩辛いタレがかかって
いたなら、もっと甘味を抑えたタレなら俺も食えると思う。

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これを食いながら俺は考えた。
俺たちはウナギの蒲焼を美味いと思って食っている。
ウナギを食わない国民は最初から蒲焼は食わないだろう。
ウナギを食う国民でも蒲焼のタレを好まないかもしれないな。

ムウデンのタレは俺には甘すぎて無理だ。

2011/4/29

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田螺のタイ料理

田螺がポリバケツに入っていた。どうしたのだろう?
近所の誰かが何処かで採って来たのかな?それとも買ったのか
な?俺もこんな田螺だか淡水の貝が沢山いる場所を知っている。
でも其処の貝は採っちゃいけないと言う。
「なんで?」
「あそこの貝はタンブンで池に放したものだから、採っちゃ駄目よ」
「・・・・・???」
多くの場合、タンブンに使う魚・貝・小鳥は店や行商人から買う。
タンブンに使う貝は誰かが何処かから採ってきたものだ。
「それじゃタンブンに使う貝は何処で採るの?」
「うーん・・・・・・??」タイ人は苦笑いしている。
この田螺も誰かがタンブンで放した物かも知れない。

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田螺を一つずつ取り上げては貝の尻の尖った部分を釘きり鋏で
切っている。どうして尻を切るのか分からない。
そうすると殻の中の汚物が外に流れ出すのかもしれないなと思った。

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そこまでは見ていたが、その先はどうやって調理したのか見ていない。
出来上がったものはこんな料理だった。
田螺も美味いけど、食うのが面倒だ。
いちいち楊枝で刺して、殻を回しながら身を取り出さなくてはいけない。

2011/5/14

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バス内のビデオ

長距離バスの車内ではビデオを見せている。
5、6年前のビデオは途中で映像が止まったりしたが、最近は映像が止ま
ることがない。メモリーが大きくなったから映像処理が早くなった。
それだけではない。ビデオ放映中の音が静かになった。
多分、昔はスピーカーが一個しかない。あるいは動くスピーカーが少なか
った。今はスピーカーの数が増えて、すべてが働くから、小さな音量でも
聞きたい人は音を聞くことができる。

昔は、タイ人は大音量が好きなのだと思っていた。
やはりあの大音量は迷惑だったのだ。

2001/4/20

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敬礼される

ショッピングセンターの入口には白服制帽の警備員が立っている。
客が出入りするたびに客に敬礼をする。
そして扉を開け閉めする。
客の出入りが多いのでいちいち扉を開け閉めするのは大変だ。
それでいつも扉を開けっぱなしにしていることが多い。

トイレに行きたくなった。トイレは扉を出て少し長い廊下を歩いた
奥にある。何故かその扉の前に警備員がいる。
俺はトイレに行くために扉の前に来た。すると警備員が敬礼した。
トイレに行くのに敬礼されたのは初めてだ。
緊張のあまりオシッコが出なくなったというのは嘘だが、こんな場
所で敬礼され馬鹿々しくなった。

2011/5/15

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焼なす

青空市場で焼なすを売っていた。焼なすは俺の好物なんだ。
アツアツの焼なすに醤油をたらして食うのは美味いよね。
焼なすを見たら食いたくなり買ってしまった。

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ポリ袋に入れてもらい、家で食った。
これは緑色をした長茄子だけど味は日本のものと変わらない。
醤油がないからナンプラをかけて食った。
柔らかな茄子の食感がいい。
これは酒の肴にもなっていいな。

2011/4/27

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ランブータン

俺はランブータンが山積みになっている景色が好きだな。
もちろんこれは美味しい果物だ。
こんなに山積みにしたら下の方は重みで傷んでしまうのではない
かな?果物の周囲に生えている毛のようなものが緩衝材になって
重さを分散させるから傷まないのだろう。
もし傷むのであればこんな販売方法は取らないはずだ。

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赤い皮をパカっと割って中の白い実を食べる。
上品な味なんだな。
ランブータンの缶詰が輸入されているが、やはり生が美味い。

2011/4/25

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食べ物と健康6021

今日は食べ物と健康に関する広告が少いな。
あれを食うと腎臓によい、これを食うと糖尿病に効くなんて広告を
よく見かけた。
今日はそんな広告が少ないのはなぜだろう。

「夢21」誌 2011年7月号 わかさ出版

冷え症の人に多い首・肩の鈍痛だるさが消える!
医師絶賛の温熱法
ぬりショウガ

「安心」誌  2011年7月号 マキノ出版社

「トマト」ダイエット
腹部脂肪が激減
15Kg やせたアイドルの完全レシピ公開!

「はつらつ元気」誌 2011年7月号 芸文社

別冊付録
ずばぬけて豊富なアントシアニン!
老眼、白内障、飛蚊症が改善!
視力アップ果実
アサイベリー

2011/6/2

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玉子飯

子供が山盛りの飯の上に固茹で卵を乗せていた。
次に何をするかなと子供のやることを見ていた。
ナンプラを持ってきて飯の上からかけた。
日本の子供なら醤油をかけるだろうと考えていた。
スプーンでゆで卵を潰して、ナンプラのかかったご飯と混ぜ始め
た。子供は美味しそうに玉子飯を食っていた。
この玉子飯はタイの子供の大好きな食べ方だ。
日本の子供はこの飯を食うかな?
ナンプラが臭くて嫌というかもしれないな。
茹で玉子より生卵の方が美味しくていいなんて言うかもしれない。
腹を空かせた子供が飯をむしゃむしゃ食う姿を見るのはいいもん
だ。

2011/4/27

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破戒僧

外国から見るとタイは仏教国でタイの僧侶は仏教の戒律を守る高
潔な人と思われている。その見方でほぼ間違いはないのだが、タ
イにも戒律を破る破戒僧がいる。
寺に居れば働かないで飯が食えると僧になる。
好きな男同士で僧になり寺で同性愛を楽しむとんでもない僧もい
る。そんな破戒僧の話が時々ある。

男の僧は黄色い僧衣を着ている。
タイにも尼僧が居て、尼僧は白い僧衣を着る。
尼僧に対する戒律は男よりも少ないそうだ。
守るべき戒律が少ないので尼僧は男の僧よりも尊敬されていない。
尊敬の程度は低いけど尼僧も仏門に仕えるから敬意は払われてい
る。男の破戒僧がいるのと同じように破戒尼僧もいるだろうと推定
する。同性愛の尼僧がいてもおかしくない。何らかの理由で寺に駆
け込み保護を求めて尼僧になった女もいるだろう。
白い僧衣をまとい尼僧となった以上は男に興味を持たないと誰しも
が思う。

町を歩いていたら向こうから尼僧がやって来た。
俺は尼さんに興味がないからそのまま通り過ぎようとしたら、尼さん
が色っぽい目で俺を見る。幾ら尊敬されていないとは言え、尼さん
も仏門の人間だ。タイ人は尼さんにそれなりの配慮はしている。
そんな尼さんと深い仲になったならどうなる?
見つかれば尼さんは破門だろう。俺もタイ人から徹底的にバカにさ
れる。尼さんに色目を使われたのは初めてだ。
とんでもねぇ尼だ!

2011/4/27

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カオガピ

ガピは海老を醗酵させた調味料だ。強い旨味はあるのだが、物凄
くクセーのだ。俺はこのにおいが嫌いだ。
ヌチャナートがガピーを使った料理を作るのだが、俺はにおいでそ
の料理を食えない。そんなにも嫌いなガピーなのだが、カオガピー
だけは例外で好きだ。飯に少量のガピーを混ぜただけだ。
ガピーの持つ塩味と弱いガピーのにおいがある。
ガピーが持つ旨味が飯に浸みこんでいる。
初めてカオガピーを食った時、ここにガピーが入っているなんて思
わなかった。美味い飯だが何が入っているのだろう?
俺が嫌いなガピーだと聞いて驚いた。

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何を食おうか迷っていた時、女が飯を盛り付けていた。
「それ、カオガピー?」
「そうよ」
「俺にも一つ作ってくれ!」ためらうことなく注文した。
皿にカオガピーを盛り付けると、飯の周りにいろいろなものを並べ
てくれる。左から紫玉葱、赤唐辛子、胡瓜、青いマンゴー、卵焼き、
甘いドライソーセイジ、生インゲン、飯の上に豚肉の炒め物とパク
チーがある。

未熟なマンゴーが持つ酸味がカオガピーと合ってうまい。
唐辛子や紫玉葱は食欲を刺激する。
胡瓜は日本の物よりも甘くて舌の疲れを休めてくれる。

2011/5/12

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酢こんぶとタイの子供

一般的にタイ人は酸っぱいものを好まない。
日本人が飽きれるほど苦い物を平気で食べるのだが、ちょっと酸っ
ぱいと嫌がって食べない。パイナップルのような果物でもちょっと
酸っぱいと食べない。そんなタイ人の嗜好を知っているから、俺は
悪戯のような実験をした。

赤い箱に入った「都こんぶ」というのが昔からあるよね。
酸っぱい昆布に粉砂糖を振った奴だ。俺たちは酢こんぶと呼んで
いた。酢こんぶをタイに持って行き、タイの子供達に食べさせた。
「これ食べてごらん」
初めて酢こんぶを見た子供は怪訝な顔をした。
これは人間の一般的傾向なんだが、初めて見る赤い食い物なら手
をだすが、黒っぽい食い物には手を出さない。
子供達は黙って酢こんぶを見つめている。
俺は昆布を一枚とって食べて見せた。
これで安全、安心な食い物と分かったので子供は酢こんぶを食べた。
「酸っぱぁーい」と言ってもうそれ以上食べようとしない子供がいた。
始めは「酸っぱい」と言って顔をしかめていたのに暫くすると「美味
しい」と言い出す子供もいた。
そんな子はもう一枚の酢こんぶを取り出して食べていた。
半数の子供は酸っぱいから嫌いといい、残りの半数は美味しいと
言っていた。

どうでもいい実験でした。

2011/4/29

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2011年6月 1日 (水)

カステラまがい

ある時どんな理由で買ったのか思い出せないが、切り落としのカス
テラを買った。普段は甘い菓子を食べないヌチャナートがカステラは
美味しいと言い出した。ほー、珍しいことを言うな。
玉子を使っているからヌチャナートの好みにあうのかな?
「タイにも似たお菓子があるわよ」
「ふーん」
その時はカステラに似たお菓子と言う言葉に関心がなかった。
「子供のお菓子よ」

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カステラというのはポルトガル人が日本にもたらしたものだ。
ポルトガル人はタイのアユタヤに商館を設けてタイと交易をやって
いた。王宮に出入りしポルトガルの料理や菓子の作り方を伝授し
た。現在のタイにもポルトガル人から伝わった菓子が残っている。
ポルトガル人がタイでその菓子を見ると「わーっ!ポルトガルと同
じお菓子がタイにある!」と驚くそうだ。
このカステラに似た子供の駄菓子も元を正せばポルトガル人が伝
えたものかも知れない。見かけはカステラだ。
エラそうに歴史的考察をしながらカステラみたいな駄菓子を食って
見た。なんじゃこれは?カステラじゃない。
スポンジケーキに近い!
たった5バーツの菓子だもの。玉子なんてふんだんに使えない。

タイの何処かを探せば絶対にカステラがあるはずだ。
ひっそりとポルトガルの伝統を受け継いだカステラが地元名産の
菓子としてあってもおかしくない。
日本のカステラと同じかもしれない。
或はもっとポルトガルの原型に近い形で残っている可能性もある。

2011/5/15

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パットカイヨーマー 馬のおしっこ卵

このタイ語を直訳すると「馬のおしっこ卵の炒め物」と実に汚らしい
名前になる。汚らしいイメージの悪い名前とは裏腹にこの料理は
美味い。この店の丸顔の女の子が作ってくれる奴がいいのだ。
馬のおしっこ卵と言うのはピータンのことだ。
その名前の由来はピータンの製造工程で馬のおしっこを使うから
だろう。

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ピータンはアンモニア臭があるけど、こうやって熱をかけるとアン
モニア臭が飛んでなくなる。バジルや唐辛子の香りに隠れてわか
らなくなっているのかもしれない。いずれにしても不快なアンモニ
アのにおいを嗅がないで飯を食える。

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豚骨が入ったスープをつけてくれる。あっさりしたスープでいいも
んだ。俺は豚骨についている少量の肉を齧りとって食う。
俺が骨についている少ない肉を食っているのを見ると、
「日本人がそこまで食うかね!?」とタイ人は思うかもしれない。
でもなー、出された美味い物を食わなきゃ損だと思うな。

昼飯時は国道に車がずらっと並び、大勢の客が料理を待っている。
調理人が少ないから客は料理が出てくるのをじっと待っている。
日本人なら出て行ってしまうが、タイ人は忍耐強く待っている。

2011/5/11

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ガパオムウゴップ

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変な店に入ってしまった。女はまるでやる気がない。客が入ってき
たのに迷惑そうな顔をしている。ガパオムウゴップを注文した。
さも面倒だというような顔をしながら飯を作る。
そのくせ、手順はよく、動きは手早い。動作に無駄がない。
普通なら、こんな愛想がない女の店に来ない。
あまりにもやる気がなく、いやいや働く姿に怒るより笑ってしまう。
卵焼きには追加料金が必要だ。
勝手に卵焼きをつけるものと決め込んで、俺に「卵焼きをつける
かどうか」聞かないで先に卵を焼いて
いる。図々しい奴だ。
出来た料理はあまり美味くないがまあまあ食える。
しかし、笑える女の料理だった。

2011/5/9

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カオガピ弁当

大きな会社の前には会社の従業員や近隣の住民を相手にした朝
市がたつ。従業員はここで飯を買って食う。

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ここでカオガピーの弁当があったので買った。
海老が一匹乗せてあるのが豪華だ。
物価の安いタイでも海老は高価だから、こんな大きな海老を乗せる
なんて店は大サービスだ。安くていい買物をした気分だった。
従業員はこの弁当を持って会社の何処かで朝食や昼食にする。
俺もこれを朝食にした。
水気の多い飯であまり美味くなかった。
これもカオパットのようにパラパラになった飯の方が美味いな。

2011/5/3

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ゲンホーイ 田螺カレー

黒い物が入ったカレーがあった。俺は黒い物は茸だと思った。
茸入りのカレーも美味しいもんだ。わくわくしながら黒いカレーを注
文した。黒いカレーの他に竹の子入りのカレーもかけてもらうこと
にした。
皿を手にとって黒いカレーを見ると黒い物は茸ではない。
何だか見慣れないものが入っている。
「この黒いのはなーに?」
「貝よ。ゲンホーイよ」
貝をよく見ると田螺だ。田螺入りのカレーなんて俺には珍しい。

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食って見ると、これが苦いのだ。
田螺が苦いのではなくて、牛だか豚の胆汁を加えて苦くしたのだろ
う。イサーンと呼ばれるタイ東北部の人たちはこのような苦い料理
が好きだ。苦くなければこの田螺カレーは俺の好みに入るかもしれ
ない。
竹の子カレーはウチでいつも作る味に似ているので問題なく食える。

2011/5/2

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8番ラーメン

本格的な和食を食わせる店がタイにもあるが、タイ人を顧客にして
いる店はタイ人の嗜好に合わせた味に変化している。
それは当然のことだし、それでいいと思う。
8番ラーメンという日本のラーメン屋がタイで活躍している。
この店もいつもタイ人のお客で賑わっている。
ラーメンがどんな風に変化しているか興味があったので8番ラー
メンに入った。

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他の店と違ってこの店のタイ人ウエイトレスはきびきびと働いてい
た。このように素早く動くようにタイ人を教育したこの店は凄い。
更に面白いのは、日本では当たり前に行われていることをこの店
ではやっている。
客が帰った後、テーブルを片付ける。
そして客が使った酢、砂糖、唐辛子などの容器を一定方向に揃え
ている。タイ人の店ではそんなことをやらない。
日本のラーメン屋に砂糖がテーブルにあるかな?ないよね。
タイ人はラーメンスープに砂糖を加えるのでテーブルに砂糖がな
くてはいけない。これも面白い違いでしょ。

笑っちゃったのはラーメンをお盆に乗せて持ってくることだ。
日本風でしょ。タイ人の店では丼を片手で摑まえてテーブルに持っ
てくる。たいてい詰まらない、退屈そうな顔をしながら席にやってく
る。席に来ると、丼を突き出すようにテーブルに置いて去る。
こんな違いを旅行者は気付かないかもしれない。

お味の方ですか?醤油ラーメンを頼んだのに、味噌ラーメンみたい
な味なんです。そういえば昔、ダイエーがタイからインスタントラーメ
ンを輸入して安く販売していた。不味かったな。
その時の醤油ラーメンの味は味噌ラーメンのような味だった。
味噌ラーメンは醤油ラーメンのような味だった。
どうやらタイ人の好みは味噌味に近い醤油ラーメンが好きなようだ。

ちょっと辛味を加えたかった。俺は無意識のうちに唐辛子を加えて
いた。テーブルを見ると、胡椒があるじゃないか。
日本人は醤油ラーメンには胡椒を加えるものだ。
俺の行動は知らない間にタイ化している。
辛味が欲しい時は唐辛子に自然に手が伸びている。

2011/4/27

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マ・マーラーメン

マ・マーと言うのは即席麺のブランドなのだが、マ・マーが即席麺の
代名詞になっている。日本からタイに輸入された即席麺は日本の
即席麺と言う意味でマ・マーイープンと言っている。
なんでこんな写真を撮ったのか理由を忘れた。
何かの目的があったはずだ。マ・マー印の即席麺にはこんな種類
がありますよと言うのなら、もっと買い集めなくてはいけない。
一番人気があるのは真ん中の種類だ。
これは55g包装の普通の品だ。最近、100gくらい入ったジャンボ
包装が出ている。

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日本にもタイの即席麺が多数輸入されているので、タイの味を楽
しめる。タイ人が即席麺をどのように食べているか知りたかったな
ら、タイの屋台を覗くといい。
そこには即席麺の袋がおいてあるから、にこっと笑って即席麺を指
差す。何かを聞かれるが自己責任で「うんうん」と頷いて近くの席
に座って待つ。
すると丼に入れた即席麺を持ってきてくれる。
テーブルにあるナンプラ、唐辛子、酢、砂糖などを加えて自分の味
を作って食べる。

俺は即席麺を金を払って作って貰うのかよ!馬鹿々しい!
と思っていた。
本物のスープを使って作るので、屋台で食うマ・マーは美味いよ。

2011/5/9

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トーキュウ印

これはTokyu印の魚の餌だ。どうやらTokyuと言う商標を登録して
あるようだ。東京、神奈川に住んでいる人がTokyuと聞けば東急電
鉄とその系列会社を思い浮かべる。
タイでTokyuと言うブランドの魚の餌を見れば、東急が作った魚の
餌かと思っちゃう。
実際は東急とはなんの関係もないタイの会社だと思う。
日本語でちゃんとトーキュウと書いてある。漢字で東急と書いてない
のが憎い。

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俺が知らないだけかもしれないが、魚の餌の会社として東急は日本
で名声があるわけじゃない。養殖魚の餌ならともかく、こんな金魚の
餌の市場なんて小さい小さい。
それなのに、なぜTokyu を商標登録したのか?

東急がタイでTokyuを商標登録しようとした時、商標権の侵害だ!
金を出せ!ウチの商標を買え!売ってやる!
なんて魂胆かな???
真意は分からないが、面白い名前の商品だから買っちゃった。
ウチでは闘魚や金魚の餌に使っている。

2011/5/10

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プーの店で

近所にプーという名の女がいる。彼女が働く店に行った。
プーにクイティオを注文した。
出てきたクイティオを食おうとして写真を撮ることを思い出した。
食う前に写真を撮らなくてはいけない。
ビニール袋に入った箸を既に取り出していた。
箸を置いて写真を撮った。後から写真を見て驚いた。

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普通の日本人にはこの写真を見ても恐らく驚くような物は何も見つ
からないだろう。箸の置き方に注意してくれ。
箸が横に置いてあるだろう。これは日本人の習慣なのだ。
タイ人は箸を縦に置くんだ。
無意識のうちにタイでも俺は日本の習慣を踏襲しているのだ。

2011/5/9

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バナナの蕾と蓮のスープ

これはバナナの蕾と蓮を使ったスープだ。
蓮の花はあちこちで年がら年中咲いているが、タイ人は蓮根をあま
り食べないようだ。市場でよく見かける蓮根は日本で見る物よりも
細くて小さい。日本にあるような太い蓮根はないのかと、見回してい
るとたまに太い物を見かけることがある。

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これはどうやら蓮根のようだが、こんな細い蓮根なんて日本にはな
い。こんな細い蓮なんだがちゃんと穴があるでしょ。
俺が知っている蓮根というのはもっと太いものだ。
蓮根の種類が違うのか?と考えたが、ふと思いついてヌチャナート
に聞いた。
「この蓮は花の下の水の中にあるものかな?」
「そうよ」
ああ、それじゃ蓮根でなくて茎じゃないか。茎ならこの太さで納得だ。
ちょっと待てよ!俺たちは蓮根と言っているが、俺たちが食べてい
るのは根ではなくて茎なんだということ思い出した。
泥の中に埋まっているから根だと思って蓮根なんて言うが実は茎
なんだ。蓮根は花の下から泥までの間の茎と同じなんだ。
だから、今食べている蓮の茎には穴があるのだ。

詰まらないものに感心しながら日本では食うことができないスープ
を食った。

2011/5/14

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魚は辛いか

これはタイで行われているごくごく普通の魚の食べ方だ。
魚を揚げて皿に盛る。焙煎して粉にした唐辛子を魚醤に溶かす。
唐辛子と魚醤が混じったものを魚にかけてから、小さな紫色の玉
葱を乗せる。これを餅米と一緒に食べる。田舎の人が大好きな食
べ方だ。

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魚にかかっている唐辛子の量を見てください。
半端な量じゃないと日本人は思うよね。このくらいがタイでは普通
なんです。
「唐辛子のかけ過ぎだよ!」
「こんなにかけたら辛くて食えないじゃないか!」
なんて文句を言う人は一人もありません。
美味しそうにみんな食べています。実際、美味しいんです。
魚料理をあまり好まない俺が美味いと言うくらいだ。
「アンタの舌はタイ人と同じになっているからよ!」
そうかもしれない。でもまだまだだ。
タイ人が辛いと言う料理は俺には辛くて食えない。
「一回の料理にそんなに唐辛子を使うなんて信じられない!」
「この写真の料理は特別じゃないの?もしかしてやらせ?」
なんて疑う人がいるでしょう。
こちらは別の機会に撮った同じような料理の写真です。

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魚に焙煎した唐辛子がたっぷりかかっているでしょ。
そして同じ皿に赤や黄色のプリッキヌーと言う生唐辛子が添えら
れているでしょ。この唐辛子はタイ人も辛いという種類の唐辛子
です。

いくら辛い料理が好きだと言う人でも、これだけ唐辛子を使った
料理には尻込みするのではないかな?
挑戦してみる?自己責任だよ!
胃が痛くなり、唐辛子で腸が吃驚して下痢をしても知らないよ!

2011/5/5

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就職斡旋業

日本では労働者を保護するため就職の斡旋をするのはハローワ
ークと決められている。職安法が改正されて派遣業務というのが
許可された。
タイの法律がどうなっているのか分からないが、外国へ労働者を
派遣する会社があったな。
日本とか台湾の会社へタイ人を派遣していた。

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この小屋でどうやら就職を斡旋しているようなんだな。
職探しをしている者はここでなにやら履歴書のような書類に書き
込みをしていた。
この小屋の前は大きな会社で大勢が働いている。
どこの会社でも経費を節約したい。
大勢の就職希望者をいちいちこの会社の人事課が面接していら
れない。そこでこの小屋の主に就職希望者の一次面接と書類受
付を外注しているのかな?
ここで選ばれた者だけを面接すればこの会社の人事課は助かる。
あるいはこの小屋の主は前にある会社に人材を派遣しているの
かな?ここが就職斡旋業なら日本とタイではずいぶん違うなーと
妙に感心した。

2011/4/28

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携帯マナーが浸透

携帯の普及率はタイでも高く小学生でも携帯を持つようになってい
る。数年前は携帯を持っている人は長距離バスの中で声高に話を
していた。
「私は携帯を持っています」と自慢げだった。
二、三年前までは市内を走る、ソンテウの中でも携帯を持つ人は
大声で話をしていた。
最近は、ソンテウの中ではみんな静かに話をしている。
向かい側の席の人の話し声はほとんど聞こえない。
タイ人の耳には聞こえているのかもしれないが、日本人の耳では
聞き取れないだけかもしれない。
以前はうるさいと思える大声だったが、最近は大声を聞かない。
携帯マナーが浸透しているのかな?なんて思った。

窓を開け放ち、扉もないソンテウだ。道路の騒音が全部入って
くる。自分が乗っているソンテウ自身も中古トラックを改造した
バスだから騒音が大きい。携帯を普通の声で話していても、周囲
の騒音に声はかき消されて聞こえないだけかもしれない。

ソンテウの中で大きな声で話をしない人が増えた、マナーが浸透
したのではなく、ただ単に周囲の騒
音が大きいだけかもしれない。
そう考えて苦笑した。

イヤフォーンで音を聞き、こちらが話をする時は、携帯のマイクを
唇の近くに持ってきて話をする人も見
た。
そうかと思うと、怒鳴るような話し方をする女も見た。
彼女の場合、電話だけでなく普段の話も大声なのだろう。

2011/5/3

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ポッキーライチー味

日本にはないグリコのポッキーだ。フレーバーはライチーだ。
ライチーは楊貴妃が好んで食べた果物と言われている。
俺も好きな果物だ。生の果物は美味しいのだが、ポッキーライチー
味は香りだけがライチーだ。

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この香りは果物の酸味や水分と一緒だから良い香りなんだ。
乾いた菓子に混ぜ込まれたライチーの香りは香水のような感じで
違和感を感じちゃう。
この菓子は日本で日本人に売る菓子ではない。
タイ人から見るとこの菓子の香りはよい香りなのかもしれない。
ライチーは日本でも割りと簡単に手に入る果物になっているが、
タイほど簡単には手に入らない。言ってみれば日本人はライチーの
香りに慣れていないから香水のような違和感を感じるのかもしれな
い。ライチーの香りに慣れ親しんでいるタイ人からすると優しいよい
香りとなる可能性がある。
実際、売れているのだからタイでは受け入れられている香りなのだ。

2011/5/19

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救急車

救急車がピーポと音を立てながらやって来て停まった。
野次馬の俺はさっそく駆けつけた。
中年のオヤジがふらふらしながら家から出てきた。それでも一人で
歩きながら救急車まで来た。そして救急車から取り出したベッドに
倒れこんだ。車内の設備を見たところ日本の救急車の設備とほぼ
同じみたいだ。
近くの病院から来た救急車だから5分もすれば病院に到着する。

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救急車を見ていて不思議に思うことが一つある。
英語を読んだり話せるタイ人は少ない。
それなのにこの救急車の前面には英語で「AMBULANCE」と鏡文字
で書いてあることだ。救急車の前を走っている車の運転手がバック
ミラーで見ると「AMBULANCE」と読める仕掛けだ。
英語なんて読めないのだからタイ文字で書けばいいのにと俺は思
っちゃう。タイ文字も読めない運転手がいる。
そんな人でも点滅する赤いランプとピーポを聞けば救急車と分かる。

外国語が書いてあると格好いいとタイ人は考える。
それで英語で「AMBULANCE」と書いたのかな?

2011/5/13

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インスタント麺宣伝

インスタント麺の試食販売だ。可愛いお姉ちゃんを置いて、試食さ
せながら販売している。どこでも同じだ。
普段は可愛いお姉ちゃんがいると傍に寄って行くのだが、何故か
この日は傍に寄らなかったな。好みのお姉ちゃんじゃなかったの
か?

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今、こうして写真を見るとそんな悪い女じゃないよね。
腹が減ってなかったのかな?
美味しそうに「さあどうぞ!」とやっている宣伝写真も面白いね。
こうして宣伝しないと競争に負けちゃうんだよね。

2011/5/13

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タイでラーメンを思う

俺が子供の頃はラーメンなんて言わなかった。
支那そばと言っていた。
多分、満州から引き揚げてきた人々が日本に満州の味を広げた
のがラーメンだろう。
そして日本人の好みにあったラーメンの味が確立された。
日本人にとってラーメンは美味しい味になっている。

このラーメンがタイに入るとまた異質の味になり、タイ人の好みに
あった味に変化する。日本人には「何だ?これがラーメンか?」
なんて味になる。

満州、現在の中国東北部の人々が日本のラーメンを食べると、
中国の麺料理に似ているが全く異質の麺料理と考えるだろう。

現在のタイ人はその昔、中国の雲南省あたりから南下した民族
と言われている。そのせいか雲南省からタイに来る観光客が多
い。雲南省からタイに来た中国人観光客がタイに来てラーメンを
食う。その味を雲南省に持ち帰ったならどんなラーメンに変化す
るのだろう。
「こんな味になるのかな?」「それともあんな味かな?」
なんて想像するだけでも楽しくなる。

2011/5/4

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占い師

この広場に占い師が増え始めたのは三年ほど前からだ。
客は女が多いが男もいるな。
髭を生やして権威がありそうな占い師に人気があるようだ。
あまり興味がないので注意して見ていない。
通りがかりに気づいた所では占いも手相とかカードを使う方法な
どいろいろだ。木や竹の棒の小道具も使っていたと思う。

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最近は料金を掲示するようになったみたいだ。
それともこの広場に集まる占い師同士で協定値段を作っ
たのかな?

2011/5/13

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ワイするマック

両手を合わせて拝むのがタイ人の挨拶です。
この挨拶のことをワイと言ってます。
ハンバーガーショップ、マクドナルドの前に立っているピエロ人形も
タイ風にワイをしています。

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ワイの仕方も自分と相手との関係、条件・環境で変わってきます。
友達同士なら胸の辺りで軽く手を合わせてお終いになります。
もう少し尊敬する相手だと顔の前で手を合わせ、手をあわせてい
る時間も長くなります。
もっと偉い人の前では手は額に持っていきます。
更に偉い人に対しては手を額に持って行くだけでなくお辞儀まで
する。挨拶の仕方を見ると、二人の関係、位置関係なんかわかる
ところが面白い。

2011/5/15

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水自販機

最近は日本でもミネラルウオーターとして飲み水を買うようになっ
た。ペットボトル入り飲料水なら自販機でも売っているし、少数だ
が容器を持参して充填する水の充填
型自販機が置かれている。
飲み水を買う習慣が日本で出来たのは、つい最近のことだ。

タイでは水道水は洗濯、洗浄、水浴びなどに使う物で飲み水に
は使わない。貧困層は水道水を飲んでいると聞いた。
水道水を飲んでも大丈夫なのだろうが、水道水を飲む習慣がな
い。飲料水工場の人に聞いた話では、原水は水道水でそれを更
に濾過殺菌をして売っているとのこと。
ごく普通のタイ人は飲み水、料理に使う水は買うのがタイの水事
情だ。

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飲料水の充填型自販機をタイで見て俺は驚いた。
今までタイには自販機なんてないものだと思っていた。
日本ではジュース・コーラ等飲料の自販機が至る所にある。
タイで自販機がないのは、現金を道路においてあるようなもので、
自販機なんて簡単に壊されて商品
と売上金が盗まれるからだと聞
いている。その話をさもありなんと俺は納得していた。
それなのに、飲料水の充填型自販機が何台かあったので驚いた。
このような自販機から飲料水を買っている現場を目撃したことが
ある。

どうして缶飲料などの自販機が普及せず、飲料水の充填型自販
機だけがあるのだろう。
飲料水だから一回に5リットルとか10リットルほど買う。
商品を盗んでも重たくて金にならないから盗ま
れないのだろう。

タイの田舎町の中心でもジュースなどを売る屋台があちこちにあ
る。ジュースなどを袋に詰めて竹棒に吊るして売り歩く行商人が
いる。もし自販機が普及したら、これら屋台、水売りの行商人が失
業する。こんな社会背景があるから飲料水の充填型自販機はあっ
ても缶ジュース類の自販機は普及しない
のかもしれない。
自販機は貧しい行商人の敵だ。
貧しい人々を守るための社会的要求で自販機の普及を自粛して
いるのかもしれないと思うようになっ
た。

2011/5/18

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グリコプリッツラープ味

タイのグリコも頑張って現地に合った製品を開発しています。
ラープ味のプリッツです。
似たような製品が他社からもでていますから、競争は激しいです
ね。ラープというのは牛肉にナンプラ、唐辛子、ニンニクなどを混
ぜ合わせたサラダのような料理です。
これを餅米と食べると美味しいんです。

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この辛くて塩っぱい味のプリッツはビールのおつまみ、酒の肴に
もなるはずです。
実はパッケージの写真を撮っただけで食べてないのです。

2011/5/19

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