クラゲと支那竹
塩漬けのクラゲを買い冷蔵庫に入れておいた。
冷蔵庫を開けたヌチャナートがクラゲを見つけて取り出した。
袋をあけてクラゲを味見すると塩蔵品だから塩っぱい。
「わぁー、塩っぱい!」悲鳴をあげる。
「これ、クラゲじゃないわよ。支那竹よ。」
塩蔵のクラゲも支那竹も見かけ、色が似ている。
俺にクラゲが入っている袋を見せる。
袋にはちゃんとクラゲと書いてある。
「これはクラゲだよ。支那竹じゃないよ」
「塩っぱいわね。今日はこれを食べられないわ」
ぶつぶつ言いながら、塩蔵のクラゲを水に入れて塩抜きをしてい
る。
そう言えば最近は支那竹って言わないな。
メンマと呼ぶことが多い。「支那」は中国に対する差別用語なのか
?昭和40年ごろからメンマという言葉が広く使われるようになった
と思う。それまでは支那竹と呼んでいた。
支那竹なんてタイの市場には売ってないから「支那竹とかメンマ」
という一般的タイ語はない。
食品関係、ラーメン業界の中には業界用語として支那竹・メンマ
に対するタイ語はあるはずだ。
ヌチャナートは支那竹のことをただ単に「ノーマイ」つまり竹と呼ん
でいる。恐らくヌチャナートは日本に来て初めて支那竹を知った。
支那竹なんてタイ人には馴染みのない食品なのに、塩蔵クラゲを
支那竹と勘違いすることに驚いた。
2011/5/31
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