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2011年6月17日 (金)

明治時代の台所

明治時代に横浜を拠点に活躍したイタリア人写真家アドルフォ・
ファルサーリの写真がウエブにあった。その中に台所の写真がある。
四人の女が台所で仕事をしている。
ということはかなり大きな家で使用人も大勢いるのだろう。
女が床に座っているからここは土間ではなくて板の間だと思う。

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釜の中を掻きまわしている様子から、これは飯を炊いているので
はなく、味噌汁でも作っているのだろうな。大きな釜だ。
一升炊きの釜かな?もっと入るのかな?
釜の色がまるでステンレスかアルミのように白いのが気にかかる
な?鉄釜のはずだから、黒いと思うのだが?
彩色をする時、黒では見栄えが悪いので白にしたのかな?

女が縦笛のようなものを持っている。女が持っている物は火吹き竹
といいうものだ。竹の節に小さな穴を開ける。
竹に息を吹き込むと穴から息が急速にでるので火が速くつく。
釜が乗っている黒い台のようなものを「竃」と書いて「へっつい」と言
う物だ。もうこれも死語だな。

水桶と柄杓がある。水道がないから井戸から水を汲んできたのだ。
木製の釜の蓋が立てかけてある黒い壺は火消し壺と言う。
これは調理が終わり、まだ燃えている炭や木をここに入れて消す
道具だ。こうして火事を防ぐと同時に、「消し炭」「おき」を作る。
「消し炭」や「おき」は簡単に火がつくので次回調理する時に利用
する。こんな光景はつい数十年前、敗戦で全てを失った東京の都
心でも見られた。

左から三番目の女は何かを切っている。
今の日本ではこんな風に作業をすることはない。
今でもこれと同じスタイルでタイでは物を切っている。
昔からこのスタイルで物を切っているので、台の上で物を切ろうと
しない。「台で作業をする方が効率的だ」と幾ら言っても、写真の
ようなスタイルで作業をする。習慣を直させるのは大変だよ。

右端の女は擂り鉢で何かを擂っている。
この写真を見たタイ人は右端の女はソムタムを作っていると思う
だろうな。

写真の出所はここだ。珍しい光景が見られる。
http://digi-6.com/archives/51741356.html

2011/6/15

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