支那竹とメンマ
最近は支那竹という言葉を聞かない。みんなメンマと呼んでいる。
メンマと言う言葉が使われ始めたのは昭和40年頃だと思う。
どうして支那竹と言う言葉がメンマになったのだろう?
「支那」と言う言葉が中国に対する差別用語とされたのか?
昔は中国人のことを日本人は支那人と呼んでいた。
中国本土に満州国なんて国を作り上げた日本人だ。
支那人は日本人より劣等で貧乏で・・・・という考えが当時の日本
人の一般的思潮だ。
それだから支那は差別用語とされたのかな?
日本語の支那に相当するチンとかチーナと言う言葉はイタリア語、
スペイン語その他の多くの言語に使われている。
中国を意味する英語のChinaも支那から派生している。
それらの国ではチンという言葉が差別用語とされていない。
俺は支那竹という言葉を聞いた時、支那の竹を使った食材だと理
解した。そして太くて背の高い竹を想像した。支那竹は中国の太
い竹を割って塩につけたものだと長いこと思っていた。
あの固い竹がどうしてこんなにも柔らかになるのか不思議だった。
バンコックの中国系タイ人が多く住む場所にある市場では支那竹
があるかもしれない。タイの田舎の市場には支那竹はない。
それじゃ、タイで営業している日系ラーメン屋さんでは支那竹を使
わないのか?
支那竹はラーメンに必須の食材と考えるのだろう。
タイにあるラーメン屋さんでも支那竹は使っていました。
観光でタイを訪れた日本人が辛いタイ料理に疲れて、ラーメンを
食ってほっとする。
その時、何の疑問もなく支那竹を食っているだろう。
タイには支那竹はないのだと知ったなら、少し驚くかな?
2011/5/31
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