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2011年7月31日 (日)

鯵の塩焼とタイ人

「ねぇー、焼魚を食べる?」
「・・・・・?」あれれ?魚なんてあったかな?
「魚を買ってきたの?何を買ったの?」
「ええ、鯵を買ったのよ。塩を振っておいたから直ぐに食べられるわ」
塩を振った鯵を見せてくれた。
鯵の塩焼と言えば鯵を丸ごと焼くのが日本人の常識だ。
見せられた鯵は三枚におろしたものだ。
三枚におろした鯵の塩焼も面白い。それを食うことにした。
丸焼きと違って平たい魚はすぐに焼ける。
これをナムプリックと一緒に食べる。食いながら思った。

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鯵の頭がないが、頭はどうした?捨てることはないはずだ。
多分、鯵の頭はトムヤンパーに使っているだろう。
トムヤンパーを見ると鯵の頭が入っていた。
さすがタイ人だ。食材を無駄にしない。

2011/7/29

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2011年7月30日 (土)

タイカレーの弁当

俺が大好きなタイカレーを弁当にした。
初めてタイカレーを食った時は美味いと思わなかったのにいつか
らだろうタイカレーが好きになった。
昨日の晩、今朝も同じタイカレーだ。
ヌチャナートはタイカレーをたくさん作れば、あとはタイカレーを火
にかけるだけですむから手が省ける。
旦那は何も言わずにタイカレーを勝手によそって食っている。
そして弁当にタイカレーを自分で詰めて持って行く。

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ウチの場合、タイカレーは手抜き料理と言える。
このように暑い時はタイカレーは食欲を刺激してくれる。
辛いタイカレーがあれば、どんなに暑くとも、むしゃむしゃと食っ
てしまう。
今日の蒸し暑さなんてタイカレーがあれば気にならない。
食っている間は暑さを忘れてしまう。

2011/7/29

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2011年7月29日 (金)

牛すじと冬瓜

昨日は牛すじを焼いたが固くて食えなかったものがある。
その固い部分を今日は冬瓜と煮込んだ。
昨日は固かったすじ肉も、煮込んだので柔らかになっている。
スープを吸い込んだ冬瓜も柔らかになっているが、慌てて食べる
と口を火傷する。
「ゆっくり食べてね」
熱帯の国、タイの料理は冷たいものが多いと思うかもしれない。
このようなあつあつの鍋物料理も数多くある。

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緑の野菜はベランダ菜園で作っている苦瓜と唐辛子の葉だ。
大切な香り付けの香草レモングラスもベランダで育てたものだ。
ベランダ菜園で採れるものはウチの料理には役立っている。
「この瓜は夏の野菜だけど、切らなければ冬まで持つので日本
語じゃ冬の瓜というのだよ」
ヌチャナートは俺の話を興味ありげに聞いていた。
「そうね、一年は大丈夫よ」冬瓜はタイでもそんなに長持ちする
のかと驚いた。話を聞くとタイには大きな冬瓜から小さい物ま
でいろいろな種類があるそうだ。
市場に行くと冬瓜に限らず沢山の種類の瓜類が並んでいる。

2011/7/27

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2011年7月28日 (木)

牛すじを焼く

「これを焼くと美味しいのよ」見ると牛すじだ。
こんなのを焼いたなら固くて食えないだろうと思った。
ヌチャナートはこっちの心配をよそに、牛すじを焼き始めた。
俺は柔らかそうな肉を選んで食べた。
それでも固い筋がある。
「固い肉はこっちに出して。あとで煮るから」
最初から煮ればいいのに。


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牛すじ肉のタイ風煮こみ料理が出てくるらしい。
どんな形に固い牛すじが変身するか、楽しみにしておこう。

2011/7/26

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2011年7月27日 (水)

タイ料理は辛いか

俺の経験則から結論を言うとタイ料理の殆どが辛いが、辛くない
料理もある。一言でタイ料理と言っても地域差がある。
俺がタイで食べた料理はバンコック周辺とタイ東北部の料理だけ
だ。気候、部族、歴史が違うので南部や北部では料理が違う。
手料理を持ち寄るタイ人の集まりに顔をだすと、それぞれの出身
地の味になっているのでいろいろな味を楽しめる。
味や香りは出身地ごとに違うが共通点は辛いことだ。

焼魚、焼肉、それ自体は辛くないが、唐辛子ソースをつけて食べ
るから辛い。例えば魚の干物を焼く。日本人は醤油をたらして食
べるがタイ人は唐辛子ソースで食べる。
タイラーメンと俺達が呼んでいる麺類も、唐辛子を入れて辛くして
食べるのが普通だ。
俺が経験している東北部の料理の殆どは辛いと言える。
東北部でも全ての料理が辛いわけではない。
辛くない料理もあるがその数は少ない。

毎日、何年もタイ料理を食い続けていると、辛味がないと食が進
まない。唐辛子が持つ強い刺激は食欲を促す。

唐辛子の辛味があれば何でもいいのかというとそうではない。
料理ごとに生唐辛子、唐辛子の種類、焙煎した唐辛子・・・と使い
分けしている。
タバスコソースのような味はタイ人の好みではない。
毎日唐辛子を食っているので、辛味の他に唐辛子の味や香りの
差にタイ人は敏感なのだ。

俺がタイの食堂や屋台に入ると店員兼料理人は俺が辛味に弱
い日本人と知る。
「辛いのは駄目だろう?」とか「辛味を落とすか?」と聞いてくる。
「辛くない物にしてくれ」と頼むと、味のバランスが崩れてうまくな
い。
「普通の味にしてくれ」と言うと「大丈夫か?」と心配そうに俺の顔
を見る。
やはり、タイ料理は普通の味付け、つまり辛い方が美味しい。

2011/7/27

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生ハムのタイ風食べ方

儀式とか、地域の伝統・習慣、王室などの例を除いて、庶民の
生活では食い物の正しい食べ方、こうして食べなくてはいけない
という規則はない。
自分が美味いと思う方法で食べればいい。
今日は生ハムがある。
その生ハムを欧風にメロンと一緒に食べてもいい。
胡瓜の一夜漬けに生ハムを巻きつけて和風?に食べてもいい。
好きな方法で食べればいいのだ。

生ハムの発祥地はタイではない。
タイで生ハムを見たような気もするし、見てない気もする。
例えタイのスーパーにあったとしてもタイの庶民の手の届かない
値段で、とうてい庶民の口に入るような代物ではない。

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生ハムはヌチャナートの好物だ。ヌチャナートは自分が食いたい
ように盛りつけした。白い皿に赤い生ハムを広げた。
そして生のニンニクと赤唐辛子を置く。
緑のミントの葉をのせる。彩のよい盛り付けになっている。
ニンニク、唐辛子、ミントを生ハムで巻いて食べる。
日本人の発想にない食べ方だが、なかなか美味い。
生ニンニクと生唐辛子が入っているから辛い。
これがタイ人が考える生ハムの美味しい食べ方だ。

2011/7/25

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2011年7月26日 (火)

祭りの弁当

祭りの仕事に狩り出され、ご苦労様ということで弁当を貰う。
近所の店で作った幕の内弁当だ。
コンビニ弁当とは違っていかにも手作りという感じの出来上がり
だった。よい米を使っているので飯も美味い。
大きなエビフライや小さなカツが入っており、万人向けの味にな
っている。料亭の味ではないが、そこそこの味だ。
腹が減っているから最初はぱくついた。
そのうちに箸の動きが鈍くなった。
いつも辛いタイ料理ばかり食っている。
辛味が全然ない幕の内弁当は刺激がないので食べにくい。
「あー、辛味が欲しい、唐辛子はないかなー。」
そんなことを言ったら笑われる。
俺は完全にタイ料理馬鹿になっていると幕の内弁当を食いなが
ら思った。

2011/7/24

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2011年7月25日 (月)

タイ風焼うどん

ごくごく普通のタイ人が買物をする市場にうどんなんてないか
ら、うどんなんてタイ人の食卓に上がらない。
田舎町でも大型スーパーへ行くとうどんがある。
一玉幾らだか忘れたが他のタイの食材に比べて高いと記憶し
ている。日本人向けなんだろうか?
こんな田舎町に住む日本人の数は限られている。
その限られた数の日本人がうどんを食う回数も限られている。
そんなことを考えると、裕福なタイ人がうどんを買って食うのだろ
う。タイ人がどうやってうどんを食うのか知らない。
「焼うどんを作ってくれないか?」
「ナンプラを使ってタイ風にするけどいい?」
「ああ、いいね」

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やっぱりタイの味がする。ナムプリックをかけて掻き混ぜて食べる。
辛味が効かないとタイの味にならない。
グリーンアスパラが入った焼うどんだ。
「日本じゃアスパラなんて使わないよ」
「そうね、キャベツを使っているわね」
うどんもこうやって食べると完全にタイ料理になる。
俺は唐辛子の辛味を加えて食っているが、辛さに慣れていない
日本人は唐辛子抜きで食べればいい。
日本の食材を使ったタイ料理も良いもんだ。

2011/7/21

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2011年7月24日 (日)

天ぷらの干物の結末

天ぷらを天日に干して干物にした。天ぷらの干物なんて俺は知ら
ない。ヌチャナートのアイデアだ。
俺にはどんなことになるのか想像がつかない。
油が酸化していやな味ができる?
誰も知らない新しい味ができるのか?

天日で乾燥させた天ぷらの干物をまた油で揚げた。
ヌチャナートは自分のアイデアに自信があるのだろう。
天ぷらを取り上げて一口食った。そして一言ぼそっと言った。
「これは駄目だわ」
「・・・・?」
「中が腐っているのよ」

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この天ぷらは野菜を鰯で巻いて揚げたものだ。
天ぷらの乾燥品を作るには、芯にある野菜の水分も取り除かな
くてはいけない。芯にある野菜の水分は揚げられて固くなった鰯
の皮を通り抜けなくてはいけない。
天日乾燥ではそれは無理だった。
野菜の水分が無くなる前に天ぷらは腐ってしまった。
今回の実験は大失敗だ。

しかし天ぷらを干物にするという発想は面白い。
即席麺では凍結乾燥させた天ぷらが入っているから、天ぷらの
干物は全く新しいアイデアでもない。
天ぷらの種類、揚げ方によっては天ぷらの干物が可能だと思う。
そんな天ぷらの干物を何に使うのか?ですって???
うーん、それは干物が成功したら考えよう。
天ぷらそば、天丼と使い道はあるだろう・・・・・。

2011/7/19

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2011年7月23日 (土)

玉葱が育つ

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小さな紫色のタイの玉葱から青い芽がでた。その玉葱をポットに
植えておいた。すると青い芽がぐんぐん伸びる。
もともとが小さな玉葱だから、伸びる芽もあさつきのように細い。
青葱を切らした。ポットから玉葱を引き抜いてきた。
まだ根は球になっていない。
このままにしておけば、やがて球ができる。
玉葱から芽が出たら「ああ芽がでちゃった」と捨ててしまえばそれ
でおしまいだ。ポットに植えれば、青葱としても食べられるし、
野菜を育てる楽しみも得られる。

2011/7/19

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2011年7月22日 (金)

スモモに塩辛を

近所の八百屋でスモモを買った。スモモというくらいだから酸っぱ
い果物だ。酸味の中に甘味があり、よい香りがする。
新鮮なスモモがタイにもあると思うが、いや絶対にあると思うが、
市場で売っているのを見たことがない。
砂糖漬けになったスモモがあるから、新鮮なものがあるはずだ。
酸味をタイ人は嫌うから砂糖漬けにしないとスモモはタイでは売
れないのかもしれない。

ヌチャナートはスモモを食べ始めた時は酸っぱいと言っていたが、
食うとその美味さがわかってきたようだ。
「スモモを冷蔵庫から出してくれない?」
実に美味しそうにスモモを食べている。
「酸っぱいわ、マンゴーと同じよ」
「・・・・・」
「これ、便秘に効きそうね」
なるほどね、効くかもしれないなと思いながら話を聞いていた。
「ガピと一緒に食べたら美味しいと思うわ」
「えっ?何て言った?」
「ガピよ」聞き違いではない。ガピと言っている。
鼻が曲がるほどくさいガピと言う調味料がある。
海老を醗酵させた糊状の調味料だ。
においも強いが旨味も強い。ガピをご飯にちょっと混ぜると実に
美味い飯になる。しかしガピのにおいは御免蒙る。
そのくさいガピをスモモにつけると美味しそうだと言う。
この発想は絶対に日本人にはできない。
これを日本の食材で言えば、スモモに塩辛をつけて食べるよう
なものだ。酸っぱい青いマンゴーにガピをつけて食べる人がい
るから、酸っぱいスモモにガピをつけても合うとヌチャナートは
考えているのだ。
俺はこの発想に驚き、笑っちゃうが、民族によって食習慣が違
うから笑っちゃいけない。食文化の差なんだ。

2011/7/21

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苦瓜ができた

俺達は苦瓜は実を食べる物だと思っている。
もちろん苦瓜の実もタイ人は食べるし、苦瓜を使った美味しい
タイ料理も沢山ある。
それよりも驚くのはタイ人は苦瓜の葉を喜んで食べるのだ。
少々苦味に特徴がある柔らかで美味しい葉だ。
葉は食べるが黄色い花は食べない。
苦瓜の葉が出ると次々と葉は食べられてしまう。
とても実をつけることは出来ないと思うのだが、苦瓜も子孫を
残すのに真剣だ。たいてい何処かに実が出来る。
その実を大きく育てることもしない。こんな大きさになると食っ
てしまう。

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タイの市場に行くとこれの半分ほどの大きさの苦瓜を一山
幾らで売っている。
大きな苦瓜も小さな苦瓜もタイ人の食卓にあがるのだ。

2011/7/18

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2011年7月21日 (木)

ベランダの野菜

ベランダでいろいろな野菜や香菜の種や苗を買って来て育てて
いる。料理に必要になるとそれら野菜や香菜を摘んできて食べ
ている。

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谷中生姜は買った物でベランダで作った物ではない。
これだけの野菜があれば一食分には充分だ。
摘み取った野菜を手にしてヌチャナートは笑う。
「これだけ野菜を買うと高いけど、ウチで作れば安上がりよ」
これ以上に新鮮な野菜はない。
嬉しそうな顔をしてヌチャナートは野菜を食べている。

2011/7/18

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スペアリブとホットドッグ

スペアリブと言っても醗酵させたネムというタイの料理だ。
今日はスペアリブのネムを揚げるという。
袋から取り出したネムに粉をまぶして油で揚げる。
ウインナーが冷蔵庫にあった。
それを取り出すとウインナーもネムと一緒に油で揚げてしまった。
俺の目から見るとネムを揚げるついでにウインナーも揚げた手抜き料理
の感じだ。でもタイ人の目から見ると、ウインナーは油で揚げて食べるも
のだから手抜きでも不自然でもない。
日本人のようにウインナーをフライパンで炒めるということをタイ人はあま
りやらない。

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表題にホットドッグと書いてあるが、写真にはホットドッグなんてない。
いんちきじゃないかと誤解するかもしれないな。
俺達が考えるホットドッグはフランクフルトソーセイジを細長いパンに挟
んだものだ。細長いパンに挟まなくとも、ウインナーもフランクフルトも
タイ人はホットドッグと呼んでいる。
この写真を見たタイ人はスペアリブとホットドッグと解釈するからタイ的
表現ではこれでいいのだ。

スペアリブのネムは醗酵が丁度よく進み、ほどよい酸味がでている。
酒と一緒に食うと美味いぞー!

2011/7/18

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2011年7月20日 (水)

スックノーマイ竹の子料理

缶詰が出ていた。見るとタイの竹の子の缶詰だった。
「これどうするの?」
「あたしが食べるのよ」
そう言いながら調理を始めるとやたらとくさいにおいがする。
どうやら旦那には食わせない料理を作るらしい。

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このにおいを嗅がされれば食欲が薄れる。食えと言われても
食わない。それから昆虫からとったエッセンスを加える。
このエッセンスは虫とは思えないよい香りがする。
原料が虫とわかっているので、この香りがする料理を俺は食
べない。俺は味見もしない。
ヌチャナートは嬉しそうに一人で食べている。

2011/7/18

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空芯菜と豆腐の味噌漬

この空芯菜は茹でたものでも蒸したものでもない。
恐らく極々少量の水を入れたフライパンに空芯菜を入れてフライ
パンを火にかけたものだ。
もしかすると水は全く入れないのかもしれない。
空芯菜を洗って直ぐにフライパンに入れたので、空芯菜について
いた水がフライパンに入ったのかもしれない。
熱をかけてしなっとなった空芯菜を皿に盛ったものだ。
この空芯菜の周囲に豆腐の味噌漬を置いた。
こうすると空芯菜と豆腐の味噌漬の相性がいいのだと思うだろう。

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少量の豆腐の味噌漬を入れる皿を用意するのが面倒だから空
芯菜の周りに豆腐を飾っただけだ。
空芯菜と豆腐の味噌漬を一緒に食ってもうまいことを確認した。
ヌチャナートも美味しいと言っている。

2011/7/17

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2011年7月19日 (火)

天ぷらの干物

食いきれないほど天ぷらがある。これをどうしようか思案した。
ヌチャナートは「これを乾かすのよ」と言う。
一瞬何を言われたのか分からなかった。
天ぷらの干物なんて想像できない。そんなことをしたら油が傷
んで食えなくなるではないか?
何を言っているのだろうか?俺のタイ語能力では理解を超えて
いる。
「天ぷらをここに入れて、表に出してよ」
竹笊に天ぷらを入れろというのだ。間違いなく、天ぷらを干物に
しようとしている。
「天ぷらをタイでは干物にするのかい?」
「タイには天ぷらなんてないわよ」
天ぷらと言う名前ではないが、天ぷらのようなものがタイにもあ
る。タイに於ける天ぷらはどちらかと言うと少数派の料理だか
ら、タイには天ぷらがないと言ってもいいかもしれない。天ぷらな
んてタイでそれほど食べたこともないのに、天ぷらの干物を作ろ
うというのだ。
「このまま冷蔵庫に入れておいても直ぐに駄目になるわ。
干物にすれば長持ちするわ」
「・・・・・」そりゃそうだ。素材の水分は天ぷらの過程でかなり飛
んでいる。更に干物にすれば水分が飛んで長持ちはするだろう。
天ぷらの干物なんて俺たちの常識外の発想だ。
その発想に驚くと共に、興味をもった。
竹笊に紙を敷いて天ぷらを置いた。天ぷらから油が紙に染みる。
次々と新しい紙に取り替える。
こんなにも天ぷらから油がでてくるとは思ってもいなかった。
ダイエット中の人は絶対にカロリーの高い天ぷらは食わない方
がいい。

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日当りに干して置くだけだから天ぷらの干物を作るのは簡単だ。
だが干物をどうやって食べるつもりなのだ?
「これを食べる時にまた揚げるのよ」
「えっ・・・・・!?」
「揚げなくてもいいのよ。焼いてもいいしマイクロウエーブにいれ
てもいいわ。温めればいいのよ」
うーん、どんな味になるのかなぁー?

2011/7/17

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豆腐の味噌漬

フーっと思いついて豆腐の味噌漬けを作ってみた。
思いつきで豆腐に重石をかけて水を出して、味噌に漬け込んだだけだ。
味噌も特別な物ではない。市販のそれも安物の味噌だ。
そんな味噌でも漬け込んだ豆腐に味が染みこんでいる。
柔らかなチーズのような感触の豆腐の味噌漬の出来上りだ。

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味噌も豆腐も原料は大豆だ。味が合うのは当然だ。
こんな料理はタイにはない。
はたしてヌチャナートがこの料理を気に入るだろうか?
味見をしてヌチャナートは「この料理ならタイ人も気に入るわ」と言って
いた。

2011/7/15

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2011年7月18日 (月)

南瓜のタイカレー

山梨県の名物料理に「ほうとう」と言う煮込みうどんがある。
地元の人はほうとうとは言わず「おほと」と呼んでいたと思う。
南瓜入りのほうとうは美味い。
「美味いもんだよ南瓜のほうとう」なんて言っている。

その南瓜をタイカレーに入れても
「美味いもんだよ、南瓜のタイカレー」と言いたくなるほど美味い。
ある時、南瓜入りのタイカレーをヌチャナートが作ってくれた。
今までそんなタイカレーを食ったことがないので、どんな味かな
とおそるおそるでもないが味見をした。
すると南瓜の甘味が出ていい味になっている。
もうその場で気に入った。男と女の関係で言えば一目惚れだ。

「今日P1190515pct13 はタイカレーを作るわね」
不思議なことにヌチャナートはニコニコ笑いながら言う。
そう言えば暫くタイカレーを食っていない。
俺がタイカレーと言うと、そんな物は料理ではないといつも
不機嫌な顔をするのに、今日は笑っている。
しかも自分からタイカレーを作ると言うのだ。
ヌチャナートが料理を作っているのを覗くと南瓜を用意している。
「南瓜入りのタイカレーよ。好きでしょ?」
「うん」
南瓜の甘味ととろみが唐辛子の辛味を隠してくれる。

2011/7/13

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2011年7月17日 (日)

これは和食かな

いつもタイ料理を食べているのでこんな料理を出されると和食と
感じてしまう。肉を焼いてキャベツの千切りを盛った料理は和風
の料理ではないので洋食と日本人は見る。
俺もこのような料理は洋食と見ていた。
しかし最近ではこの料理も和食に見えてしまうのだ。
今の俺にとって和食と言うのは日本人の食卓にあがる料理だ。
肉には味がついているのでこのままでも食べられる。
キャベツは千切りのままだから味がついていない。
ヌチャナートはこれをどうやって食べる積りなんだろう。
タイ人は生のキャベツの葉を千切ってナムプリックにつけて食
べる。このキャベツの千切りをナムプリックにつけて食べろと
いうのか?
キャベツの千切りはトンカツソースで食うのが日本だ。
ナムプリックで食ってもいいのだが、こんなスタイルで料理がで
てくるとトンカツソースが欲しくなる。
幸いにも先日買ったトンカツソースがあるのでそれをかけて食う。

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俺達には和食中華洋食と簡単に区別がつく。
ヌチャナートにはそれらの区別がつかないらしい。
俺達がタイ料理、ベトナム料理、ラオス料理の区別がつかない
のと同じだ。
ヌチャナートにとっては日本で見た料理は全て和食なのだ。
俺に気を使って和食を作ってくれたようだ。

2011/7/13

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2011年7月16日 (土)

食べ物と健康広告7161

テーマを食べ物と健康の関係に絞って広告を見ている。
広告の動きは時代を反映する。今回は原発関連の記事の広告
が目に付いた。例えば「放射能汚染から身を守る食事」なんて
記事
や「おにぎりパン食で被災者の糖尿病が悪化」なんて記事
の広告がある。

「米ぬか脳活性食」なんて広告が久し振りに目に入った。
以前の記事とどのくらい内容が違うのか比べてみるのも面白い
かもね。

今日も「日本山ニンジンの葉」が血糖値を下げる、「ビルベリー
エキス」が緑内障によい、「ハナビラタケ」
がガンに効く、なんて
広告があったが、これ等は普通食品と考える食い物じゃないか
ら外すことにする。

「ゆほびか」誌 2011年09月号 マキノ出版
13Kg 12Kg 1カ月でやせた!
ポッコリ下腹が19cm 16cm 減、便ドッカーン!
おなかペッタンコ!
「ショウガ寒天」ダイエット

「放射能汚染から身を守る食事」なんて記事があります。
解毒スープなんてものもあるようですから、興
味がある方は本
を買ってください。

「壮快」誌 2011年09月号 マイヘルス社・マキノ出版
この号では食い物と健康の関係記事はないな。
暑いから夏バテ対策関係の記事が多いな。

「わかさ」誌 2011年09月号 わかさ出版

この号ではふくらはぎをマッサージすると高血圧、高血糖、耳鳴
りに効くという記事の広告が目立つ。
食い物と健康関係の記事ではこんな物があった。

熱中症 夏バテ夏カゼが退く手作り飲料梅レモン水
なんだか美味しそうだな。レモンジュースに梅干を入れるのかな?
立ち読みではなく、本を買って読んでくださいね。

「健康365」誌 2011年09月号 ㈱エイチアンドアイ

先月号に続き今月号でもこれを食ったら何によいという記事は
ない。「日本山ニンジンの葉」が血糖値を下げる、「ビルベリー
エキス」が緑内障によい、「ハナビラタケ」がガン
に効く、なんて
記事がある。これ等は八百屋や魚屋で買えないから、食い物と
考えるのを止める。

2011/7/16

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手抜きの鶏唐揚げとソース

「今日、何を食べたいの?」またいつもの質問だ。
冷蔵庫を覗くと鶏肉がある。
「これを焼いてくれないか?」俺はガイピンを食いたかった。
「焼くの?揚げたのでは駄目?」
「・・・・・・」揚げるのではなく、焼くのだと無言で抵抗する。
「ネムを揚げるから、鶏も一緒に揚げるわ。いいでしょ?」
嫌だと言えば騒動になる。女は強い。
しぶしぶ鶏の唐揚を承諾した。

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ナンプラやオイスターソースで味付けした鶏を唐揚にした。
市販のタイ製唐辛子ソースをつけながら食った。
いつも自家製の唐辛子ソースを使っているので、甘い市販の
ソースは違和感がある。
日本人にはこの程度の辛さでも充分に辛いのだろう。
市販の唐辛子ソースは着色料や増粘剤を使ってあるので色も
とろみも綺麗だ。
俺にはいつもヌチャナートが作ってくれる自家製唐辛子ソース
の方がいいや。この味に飼い馴らされているのだ。
俺も昔はこのような市販のタイ製唐辛子ソースが好きだったし、
美味いと思っていた。
メーカー、輸入業者の名誉の為に言っておくが、市販されてい
るタイ製唐辛子ソースが不味いのではない。このソースはタイ
でも売られており、タイ人の好みに合っている。
俺の好みがいつの間にか変わってしまったのだ。

2011/7/12

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2011年7月15日 (金)

飴色の冬瓜

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昨日作った物を何度か温め直して、冬瓜に味を染み込ませた。
冬瓜が汁を吸い込み、飴色になった。
このくらい煮込むと口の中で冬瓜がとろける。
汁が少なくなり味が濃くなっている。
鶏肉も柔らかになっている。
時間をかけただけのことはある。
この料理は和風の味付けなのだが、この味付はタイ人にも受
けるとヌチャナートは見ている。

2011/7/12

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胡瓜の乾物

干した胡瓜を三杯酢で食べるという記事をウエブで見た時、これ
は便利なアイデアだと感じた。
家庭菜園で胡瓜を作っていると、食べきれないほど胡瓜ができて
しまう。取らないでいると胡瓜はでかくなる。
種を取る気もないから胡瓜を腐らせてしまうなんて経験を持ってい
る人が多いと思う。
そんな時、胡瓜を干しておけば保存が利く。
さっそく試してみた。
これは丸一日干した胡瓜だ。これを三杯酢につけると食いやすい。
生の胡瓜とは違った感触を楽しめる。
しかしこの状態では長期の保存は無理だ。
冷蔵庫で保管すれば1週間ほどは保管できるだろう。

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ヌチャナートにこれを見せた。
「なにーこれっ?胡瓜を干したの?」バッカじゃないのと言う口ぶ
りだ。ヌチャナートの頭の中はタイの生活習慣が判断基準になっ
ている。タイでは胡瓜が欲しけりゃ市場に行けばいつでも新鮮な
胡瓜が買える。端境期なんてあるのかな?
季節ごとの値段の変動もないだろう。
そんなタイの生活から考えると胡瓜の乾物、胡瓜の保存食なん
てバッカみたいな考えだ。

2011/7/11

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2011年7月14日 (木)

空芯菜を使ったタイ料理

タイ料理を日本で作るなんて難しいと思うだろうな。
今日は、誰でも失敗なく作れるタイ料理を紹介しよう。
これは空芯菜を茹でたものだ。
塩水も何も使わない。ただのお湯で茹でただけだ。
茹で上げた空芯菜を水で冷やし、軽く絞って水を切る。
空芯菜を摘んでくるくると丸め、好みの唐辛子ソースをつけて食
べる。こんなタイ料理なら誰でも失敗なく作れるでしょう。
「こんなのタイ料理じゃない!」「騙された!」ですって?
とんでもない!
いいですか、日本人は皿に盛る前に空芯菜を食べやすい大きさ
に切るでしょ。タイ人は切らないのです。
タイ料理なんですから、空芯菜は絶対に切ってはいけないのです。
日本人は箸で食べるのに、タイ人は空芯菜を手で一本摘んで丸
めて食べるのです。
和食なら茹でた空芯菜を醤油で食べるでしょ。
今日はタイ料理ですから空芯菜を唐辛子ソースで食べるのです。
切らない、手で食べる、唐辛子ソースを使うなんて見過ごしてしま
うような小さなことです。
ここに食文化の差があるのがお分かりですか?
こう見てくるとこれも立派なタイ料理だとご理解いただけましたで
しょうか。

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唐辛子ソースの作り方がわからない?
一番簡単な唐辛子ソースはナンプラに唐辛子を混ぜただけの
物です。
ナンプラの代わりに醤油を使ってもいいのではないかな?
唐辛子の量もお好み次第です。
辛いのが苦手なら乾燥唐辛子をナンプラに浮かすほどでいい
でしょう。
ナンプラの表面から底に着くほど唐辛子を入れても構いません。
好みでニンニクやレモンを入れてもいいんです。
生の赤又は青唐辛子、乾燥唐辛子、焙煎した唐辛子など、お好
みの唐辛子を使えばいい。
こう有らねばならぬという規則なんてありません。
食欲が落ちる暑い夏には辛いソースで野菜をもりもり食べるのも
いいですよ。

2011/7/11

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スペアリブのネム

ヌチャナートがスペアリブを使ってネムを作ると言い出した時、
俺は驚いた。挽肉や細切れ肉を使ったネムは見たことがある。
しかしスペアリブを使ったネムなんてタイでも見たことがない。
「美味しいわよ」ヌチャナートが言うのだから間違いないだろう。
どんな味になるのか想像はできた。

スペアリブを使ってもネムの作り方に変化はない。
いつもと同じように肉を捏ねて袋に詰める。
そして袋をぎゅーっと絞めて輪ゴムか紐で縛る。
円筒形でもいいのだが、何故か円錐形にする。
工業的にはチューブに充填して金具で止めるので円筒形の
ネムを作れるが、家庭ではそういうことは出
来ない。
肉とポリ袋を密着させる必要があるので、円錐形にするのが
手軽なのだ。この肉を常温において三日もすると醗酵が進み
酸味が出たら食べ頃だ。

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袋から肉を取り出して空揚げにした。
爽やかな酸味のあるネムが出来上がっている。
酸っぱい肉を知らない日本人は腐っていると誤解するのでは
ないかな?
サラミソーセイジに出来る酸味と同じと言えば安心できるかな?
これはタイで冷蔵庫もない昔から受け継がれてきた肉の伝統的
保存方法なんだ。貴重な肉を美味しく保存するタイ民族の知恵
に敬服する。
民族料理と言ってもこれは宮廷料理ではなく、タイの田舎の素朴
な家庭料理なんだろうな。

肉を食べていると軟骨に当る。コリコリとした軟骨も美味しい。
冷たいビールと一緒だと、これは美味いぞー!
きっと病みつきになるよ。

2011/7/11

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果物を持って来て

何とかと言う料理を作るから果物を持って来てと言われた。
今、ウチには果物なんてない。
日本語の果物というのはリンゴ、柿、イチゴなど甘いものをさす。
タイ語の場合、果物と言う言葉には二つの意味がある。
その一つはバナナ、パイナップル、マンゴスチンのような甘い
果物をさす。
もう一つは苦瓜のような実をさす場合がある。
タイ語の果物という言葉は日本語の「果実」に相当する。
ウチには甘い果物がないから、果物って何かな?
そう言えば冬瓜があった。冬瓜も果物の一種と考えるのだ。
冬瓜を持って行くと「ありがとう」と言われた。
やっぱり果物とは冬瓜のことだったのだ。

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冬瓜を鶏肉と玉葱を加えて煮込んだ。
まだ充分に味がしみていない冬瓜だが身は柔らかになっている。
もう少し煮込んで味をしみさせるともっと美味しくなる。

2011/7/11

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2011年7月13日 (水)

砂肝のパッカパオ

コリコリした砂肝が好きだったが最近はあまり好まなくなった。
仏教国なのに肉食の歴史が長いタイでは肉は余すことなく食べ
てしまう。内臓を捨てるなんてもったいないことはしない。
砂肝はヌチャナートのお気に入りでもある。
今日は砂肝のパッカパオを作ると言う。
「ねっ、いいでしょ?」俺はどうしようか返答に困っていた。
「これと一緒に鶏肉も入れるわ。ねっ、いいでしょ」
しかたがないから「うん」と返事をした。

家中の窓と戸を開け、換気扇を回して料理を始めた。
この料理は唐辛子の煙がもうもうと出る。
猫のサダムが唐辛子の煙にやられると可哀想なのでおんもに
出してあげる。

料理を作り始めると盛んに煙がでる。
クシャミが出るのを一生懸命我慢する。
通りがかりの人か、ご近所さんがクシャミをしていた。
全く近所迷惑な料理だ。

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これが出来上がった料理だ。
俺は鶏肉を、ヌチャナートは砂肝を選びながら食べる。
ご近所さんには申し訳ないが、食うと実に美味い。

2011/7/10

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蜆と茸のタイスープ

稚内産という大きな蜆があった。タイには蜆がいないと言う。
タイ東北の高原地帯には蜆はいないのかもしれない。
蜆以外の淡水の貝は豊富にある。
取ろうと思えばあちこちの池や川で貝を取ることができる。
蜆を知らないといいながら、蜆の美味しい食べ方はヌチャナート
の頭にある。蜆をどう料理するか聞いてきた。
俺は香草と一緒に炒めた蜆を食いたかった。
すると「それは台所が汚れるから嫌だ」とかなんとか言う。
「スープにしてあげるわ。ね、いいでしょ?」
最初からスープに決めていたようだ。
そんなら蜆をどう料理するかなんて聞くなよ。
「味噌汁にする?」
これを読んでいる人は「蜆の味噌汁は美味いんだよな」と思う
だろう。日本語で味噌汁と言われれば俺も、蜆の味噌汁の味
を想像する。タイ語で「ナムスップミソー」と言われると蜆の味
噌汁とは違う味を想像してしまう。

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「タイのスープがいいな」
蜆と茸のスープを作り、ベランダの香草を加えた。
こうなると完全にタイの香りになる。

2011/7/9

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2011年7月12日 (火)

和風やきそば

今日の焼そばは和風焼そばだ。俺もヌチャナートもタイの焼そば
は好まない。東北部のパットミーコラートという砂糖をどっさり入
れた甘い焼そばが名物になっているが、俺の好みにあ
わない。
この甘い味がこの地方の人々の好みに合っている。
そんな焼そばをあちこちで食わせるので、この土地の名物に祭り
上げられている。

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キャベツと豚肉だけの焼そばが出来上がってきた。
見た目は屋台の焼そばと同じだ。しかしこの麺は美味くない。
「この麺は美味しくないわね」
「うん」
「これなら饂飩を使えばよかったわね」
味の方はともかく、見かけは合格だ。

2011/7/9

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鶏ガラの唐揚

鶏ガラなんて骨だけで食べる所がないと思うでしょう。
ところがガラには沢山の肉がついているのだ。
大量の肉を捌かなくてはいけない肉屋はそんな細かい肉をいち
いちとっている暇がない。それで肉がついたままガラとして安く
出してしまう。
日本人の多くは鶏ガラはラーメンスープや欧風スープの出汁を
とるだけだと思っているだろう。これを唐揚にすると美味いよ。
あちこちに肉がついている。
細かい骨をパリパリ言わせて食うのも快感がある。
コンドロイチンが豊富な軟骨部分もコリコリして美味しい。
一羽分の鶏ガラを食うとけっこう腹がいっぱいになる。

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エコだ環境だと唱える人は鶏ガラを食うといい。
鶏ガラを食うことはエコに繋がると理解する。

そんな難しいことはどうでもいい。
食ってみれば鶏ガラの美味さがわかる。

2011/7/9

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2011年7月11日 (月)

バラ肉のネム

ネムというのは発酵させて酸味をつけたタイ独特な料理だ。
酸味がでたらそのまま食べてもいいし、焼いて食べてもいい。
いつも挽き肉か細切れにした肉でネムを作っている。
俺がタイで見ているネムもたいてい挽き肉を使ったものだ。
骨付きのバラ肉を使ってネムを作るとヌチャナートが言い出した。
「これを焼いて食べると美味しいのよ」
多分、美味しいだろうと想像できる。しかし今までバラ肉のネム
なんて作ったことがない。ネムを作るにはニンニクが必要だ。
最初のうちはニンニクの皮をちゃんと剥いていたが、面倒になっ
たのだろう。ニンニクの薄皮を剥かないで潰している。
肉とニンニクを混ぜ合わせていると、ニンニクの薄皮がでてくる。
俺がいちいち薄皮を取り除いているのを見たヌチャナートは
「バッカみたい」と言うように俺のすることを見ている。
「そんなことしなくても大丈夫よ」と笑う。ニンニクの皮は食って毒
になるようなものではないが、俺は皮は食い物ではないと思って
いるので皮の存在が気になるのだ。

タイで食事をしている時、口の中にプラスチックのような異物を感
じた。それを取り出すとニンニクの薄皮だった。
俺が相当不快な顔つきをしていたのだろう。
他のタイ人が心配そうに俺の顔を見ている。
不快の原因がニンニクの薄皮と知ったタイ人は
「何でもないわよ、ニンニクの皮よ」と笑っている。
ニンニクの皮はタイ人にとっては異物ではないようだ。

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この写真はまだ発酵前のものだ。
何日か常温に置いておき酸味がでたら食べごろだ。

2011/07/09

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グルメ本の真似

グルメ本では料理の隣にワインがある写真が多い。
タイ料理の写真なんだが、グルメ本の真似をしてワインを置いて
みた。タイ料理をワインと一緒に撮るなんてことをしてもいいのか?
ウチの料理がグルメ本に載っているように見えれば大成功だ。

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多くのタイ料理屋が開店しては閉鎖するのを見てくると、日本で
はタイ料理はまだまだマイナーな存在
だと思う。
東南アジアの人を多く雇っているある中小企業の社長夫人が
「ベトナム料理はいいけど、タイ料理は駄
目だわ」と言っている
のを思い出す。
強烈な辛味、パクチーの香りでタイ料理がイヤになるのだろう。
料理は千枚をレモングラス、こぶみかんの葉などと一緒に煮た
タイ料理だ。千枚と言うのはモツだ。
モツ料理にワインの組み合わせなんておかしい?
三十年前の日本では和食とワインの組み合わせなんて考えら
れなかったが、今じゃミシュランの星付き
料亭ではワインが置い
てある。(俺はそんな店に行ったことがないが、そういう話だ)
物の考え方なんて時代と共に変化する。赤提灯でもつ焼きを食
いながら赤ワインを飲むのが流行する
かもしれない。
他人に迷惑がかかることでないから、モツ料理にワインの写真
を撮ってもいいよね。モツとワインの組み合わせがファッション
になれば、これは最先端の料理写真になる。

話が横にそれたが、この料理の食べ方は千枚を隣にあるナム
プリックにつけて食べるだけだ。ナムプリックが辛いのだが、
やみつきになる旨さがある。
千枚の皺の間にナムプリックが入り込む。肉はコリコリとしてお
りその食感が楽しい。
肉の味を楽しむという
よりも食感を楽しむ感じだ。

2011/7/8

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2011年7月10日 (日)

タイ人と鰯の塩焼を

今日も自家製鰯の丸干しを焼いた。味とは全く関係ないのだが、
見掛けを綺麗にするため赤唐辛
子とミントの葉を乗せた。

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塩味もちょうどよい。魚が好きなヌチャナートが美味しいというの
だから、この丸干しは上出来だ。
身をほぐしてご飯の上にのせる。そこに唐辛子ソースをかける。
鰯とご飯をまぶして食べる。それがタイ人の食べ方だ。
やってみるとこれも美味しい食べ方だ。
飯に魚の身を乗せて醤油を垂らして食べると日本人だから味噌
汁が欲しくなる。同じ魚なのに唐辛子の辛味と一緒に食べると
味噌汁のことなんか眼中にない。
辛いソースで鰯を食いながら一人で笑ってしまった。
ヌチャナートは「ワタが美味しいのよ」といいながら、苦いワタを
美味しそうに食べている。
魚が好きな人は魚の食べ方が綺麗だ。
頭の付け根にある小さな身まで丁寧に食べている。

2011/7/8

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パッカパオと日本蕎麦

今日の料理は和風ともタイ風とも言えないちょっと変わったものだ。
パッカパオを蕎麦の上に乗せた。
皿に盛った蕎麦の中央にパッカパオを乗せて周囲を苦瓜と薄荷で
飾った。

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パッカパオを蕎麦とからめながら食う。
蕎麦好きな俺にはこれが思いのほかうまい。
辛い料理だが、暑い季節にはこの辛さが刺激になり食が進む。
さっぱりした もり蕎麦もいいが、この変わった味もいいな。
こんな料理はタイにはない。

2011/7/7

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2011年7月 9日 (土)

オイルサーディンのタイ風サラダ

今日は缶詰を食うことにした。
地震等の緊急時の非常食として保管している缶詰を時々食って
新しい物と交換する必要がある。
「どの缶詰にする?鯖でいい?」
「オイルサーディンがあったよね。それにしようよ」
ヌチャナートがタイにはない缶詰と言って買ってきたものだ。
タイの市場にはないが、デパートやスーパーでオイルサーディン
を売っているのを見たが、ヌチャナートの目に入らなかったのだ
ろう。
輸入食品だから、この種の食い物の値段は日本で買うのと同じ
値断と思って間違いない。庶民には高級品となる食材だ。

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胡瓜の千切りを敷き詰めた上にオイルサーディンを並べる。
生唐辛子の輪切りを散らす。
そして唐辛子ソースをかけただけだ。
オリーブオイルが唐辛子の辛味を和らげる。
鰯の柔らかな身が口の中でとろける。
この食べ方もいいもんだよ。

辛そうで駄目ですか?
日本人にはこの料理は無理かな・・・・・・?

2011/7/7

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タイコーヒー

タイの市場でコーヒーを買ってきた。
これはタイで作られているコーヒーだ。
飲んでみると、タイの街角の屋台で売られているコーヒーの香り
がした。

屋台でコーヒーを注文すると布の袋に入れたコーヒーに熱湯を
注ぐ。コーヒーに大量の砂糖、練乳を入れる。
苦味を隠すためだろうか、タイ人はもの凄く甘くする。
ぐるぐるとよくかき回して砂糖が溶けると、氷が大量に入ったポ
リ袋にコーヒーを入れる。
そしてストローが入るだけの隙間を残して輪ゴムで袋を縛る。
輪ゴムを持って袋を吊り下げながら冷たいコーヒーを飲む。
カンカン照りの中で歩きながら飲むコーヒーに風情を感じる。
こんなポリ袋入りで販売するのも少なくなった。
最近は洒落たカップにいれてくれる。

このコーヒーの香りはブラジルとかキリマンジャロの香りとは違う。
グルメ情報にもタイコーヒーなんて取り扱われていないからこの
コーヒーは可哀想に不味いコーヒーに
されてしまう。
これが有名人が「タイコーヒーはうまい」と言うと、途端に美味い
物の仲間に入る。マスコミで宣伝されると、今まで不味いと言って
いた人も「タイコーヒーは美味い」と言い出す。
グルメ本が美味いと言うと誰も彼もが口を揃えて美味いと言う。

何年前だったかな?インドネシアコーヒーを大々的に宣伝してい
たな。ありゃー、今はどうなっているかな?
トラジャコーヒーなんて言ってなかったか?

それからベトナムコーヒーも一時騒がれたな。
最近、ベトナムコーヒーが不味くなったわけではないはずだ。
マスコミが取り上げないから、騒がないだけだ。

他の人が美味いと言い出す前に、タイコーヒーを飲んで美味い
と言ってみないか?グルメの最先端を走れるよ。
今はもうグルメなんて流行らないのかな?

2011/07/07

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2011年7月 8日 (金)

鰯の塩焼

ヌチャナートに頼まれて猫のサダム・フセインの為にイカを買いに
行った。ウチのサダムちゃんはイカが大好きだ。
イカだけ買って帰る積りだったが、イカの近くに新鮮な鰯があった。
鰯もついでに買って帰ることにした。
さっそく鰯に塩を振って乾燥させた。
こうしておけば傷みやすい鰯をすぐに食べる必要がなくなる。
鰯の丸干しは簡単に作れる保存食だ。

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丸干しの鰯を焼き皿に盛ろうとした。
このままでは味気ない。なにか飾りがほしい。
ベランダから苦瓜の葉をとってきて敷いて見た。
それだけで美しくなり、食欲が沸く。
これをナムプリックと一緒に食べる。
「えーっ?!そんなに唐辛子が入っているの?!」
はい、これが普通です。
ナンプラの表面に唐辛子が浮いているのではありません。
表面から底まで唐辛子です。
このナムプリックで鰯を食べると美味しいのです。
想像しただけでも辛そうでしょ。

2011/7/7

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風と葉唐辛子

ベランダの鉢に適当に蒔いた唐辛子の種が芽をふき成長した。
昨日から強風が吹いている。
背が高くなると唐辛子は風の影響を受けやすくなる。
強風で唐辛子が曲がってしまった。
唐辛子の曲がった茎を見ると葉っぱは先端にはあるが茎の途中
にはない。
茎の中ほどについていた葉はとって食ってしまったのだ。
俺は何も知らないまま、葉唐辛子を食っていただろう。
それでも唐辛子は強いから成長を続ける。
やがて赤い実が出来る。

葉を全部とってしまったなら、唐辛子は枯れてしまう。
枯れない程度に葉をとって食べ、自然との共存をしている。
タイの田舎で生活してきた人の知恵なんだ。

2011/7/5

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2011年7月 7日 (木)

パットメー 焼うどん

日本のうどんを焼うどんにした。味付けはタイ風なのは言うまで
もない。焼うどんのまわりに飾る野菜も胡瓜だ。
胡瓜の皮を所々剥いているのもタイ風でしょ。
レモンを絞って酸味をつけると味が引き立つ。
もしレモンがなければ酢をかけてもいい。

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これと唐辛子があると暑さでなくなった食欲もぶり返す。
油と酸味と辛味で一気に食べちゃう。
口直しの胡瓜をナムプリックにつけてポリポリと噛む。

2011/7/6

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2011年7月 6日 (水)

鰊とナムプリック

鰊を焼いた。焼魚には大根おろしだ。
そんな日本人の習慣を知ったのでヌチャナートは俺に大根おろし
を作らせる。タイの料理では「すりおろす」という作業がない。
すりおろす代わりに叩き潰す。
どうもヌチャナートはすりおろす作業が苦手のようだ。
おろしがねの使い方が下手だ。力のいれどころがわからないら
しい。

最近の大根は水っぽくて甘い。俺は辛い大根おろしが好きなん
だ。大根の辛味は皮の部分にある。皮を剥かないで大根おろし
を作った。

ナムプリックは俺が作った。
毎日、ヌチャナートが作るナムプリックで食事をしているので味
を覚えてしまった。
その昔、屋台でナムプリックを作っている女を見た。
驚くほど大量の唐辛子を使っている。
味見をして首をかしげて砂糖やナンプラを加えていた。
「あんなに唐辛子が入っているのによく味の違いがわかるな」
俺は感心しながら女のやることを見ていた。
そんな俺が今はナムプリックを作っている。
ヌチャナートが味見をしてタイの味になっていると言うようにな
った。

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鰊を大根おろしで食った。美味い。
次にナムプリックで鰊を食べた。これも美味い。
大根おろし、ナムプリックの両方をあわせたならもっと美味しく
なるだろうと思った。俺は大根おろしにナムプリックを加えて鰊
と一緒に食べてみた。
これは不味かった。一度試しただけでやめた。
大根おろしに生唐辛子だけなら美味しいはずだ。

2011/7/2

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2011年7月 5日 (火)

薬膳:メキシカンマンゴー

メキシコのマンゴーがあった。色づきを見ると食べ頃だ。
タイのマンゴーとは種類が違い、メキシコのマンゴーは丸みを帯
びている。それに熟するとメキシコのマンゴーは赤くなる。
タイのマンゴーは勾玉のような形をしており、熟すると黄色くなる。

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マンゴーを食べると通じがよくなる。薬膳ということだ。
「これを買いましょう。通じがよくなるわよ」
通じなんていう上品なタイ語を俺は知らない。
ヌチャナートは俺にもわかりやすいタイ語を使ってくれる。
その分かりやすいタイ語というのは「糞、出る」と言う簡単な言葉
だ。しかし味気ない表現だな。

熟したマンゴーはタイの物もメキシコの物も皮の下の実は黄色い。
ほどよい甘味のマンゴーでした。

2011/7/2

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2011年7月 4日 (月)

ソムタムとワイン

今日は何故か赤ワインを取り出した。そして飛び切り辛いソムタ
ムと味わってみた。俺が食べると知っているから、このソムタムに
はタイ人が大好きなくさい魚は入っていない。
ソムタムの辛さの中から赤ワインの渋味を感じ取っていた。
タイ料理の辛さに慣れておらず、痺れる舌では微妙なワインの味
を見分けることは困難だ。一朝一夕に辛さに慣れるものではない。
何年もタイ料理を食べ続けているうちに自然に耐性ができる。
「あれっ?これなんだ?ワカメかな?」
ソムタムにワカメなんて入れることはない。
「何だろう?海鮮ソムタム?」と思いつつ食うと辛い!
ワカメだと思った物は青い唐辛子だった。

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騙された!赤ワインを飲む!自棄ワインだ!
ソムタムに合うのは白ワインかそれとも赤ワインか?
そういう問題はタイ人に聴けば良いと思うでしょ?
ワインを飲んだことのあるタイ人、ワインを飲んだことがあるタイ
人もその回数は少ない。赤と白ではどちらがソムタムに合うかな
んて庶民階級のタイ人にわかるわけがない。
どちらも美味しいと言われるはずだ。
あなたが、自分で試してみるしかない。
辛さでヒィーヒィー、ハァーハァーする舌を水で冷やしながらワイ
ンを飲む。そんな舌でワインの味見なんてとてもできないと諦め
てしまう。
少なくとも数年はタイ料理を食い続け、辛さボケにならないとタイ
料理とワインの関係を評価できない
と思うな。

2011/7/2

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2011年7月 3日 (日)

牛肉の煮しめ

さっきからガスに鍋がかかっている。
長いこと煮ているが水はあるのかな?焦げ付くぞ!
ヌチャナートと話をしながら酒を飲んでいる。
時々、鍋の方をちらっと見る。
ヌチャナートは鍋を見に行って「まだ大丈夫」と言いながら戻って
くる。

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出来上がったjのは牛肉を煮しめた物だ。
皿にもったが彩が淋しい。ベランダの苦瓜の葉を摘んできて乗せ
た。料理が華やかになった。
長いこと煮込んでいたので、牛肉はコンビーフのような味になっ
ている。このままでも美味しかったが、ナムプリックをかけながら食
べるとなお美味しい。
お隣さんなら、この牛肉をそのまま飯のおかずにするはずだ。
食事に唐辛子を使うのが習慣になっているので、なんにでもつい
つい唐辛子を使ってしまう。

2011/7/1

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ヤムパーイープン 鰹のたたき

鰹のたたきをこんな形で出してきた。
熱帯の国タイで鰹をみたことがないから、タイには鰹のたたきな
んてない。この料理をタイ人が見ると、タイ人は新しい料理、日本
の料理と感じる。
日本人はこんな鰹のたたきを出されたらこれが日本の料理だな
んて絶対に思わない。
「もしかしてこれってタイ料理?」なんて日本人は感じるだろう。
鰹のたたきに赤唐辛子、苦瓜の葉、葱、生姜などがかかっている。
こんな素材を見たら「これは絶対に日本の料理ではない」と日本
人は確信する。
俺もこの料理が出て来た時、笑ってしまった。

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「これは一体なんだい?タイ人は日本の料理と思うかな?」
「たぶん、そう思うでしょ。」
「日本の魚のサラダ(ヤムパーイープン)と思うのかな」
「そうね・・・?ラープパーって言うかもね。」
「ああ、なるほどね。これは魚のラープだね。」
食って見ると、この味はなかなかいける。
魚をあまり好まない俺が言うのだ。
魚が好きな人は風変わりで美味しいと言うと思うな。
俺のように何でも興味深く食ってしまう奴にはこの料理は楽し
い味と思えるが、味の好みが国粋派の
日本人は
「鰹を台無しにした!」と怒るかな?
無国籍料理と言うのか面白いお味でした。
こんなおかしな料理を作ってくれるヌチャナートに感謝!!

2011/7/1

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2011年7月 2日 (土)

玉葱が育つ

小さなタイの紫玉葱から青い芽がでてしまった。
その玉葱を捨てたら勿体無い。
鉢に植えておくとこのように立派な葱が育つ。
青葱として食べてもいいし、放っておくとまた玉葱ができる。

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2011/6/29

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食べ物と健康7021

食べ物と健康に関する広告を見ている。
今日は「ムクナ豆」というのが健康によいという広告があった。
「ムクナ豆」なんて名前は聞いたことがないが、豆というのだから
食い物と判断した。
野菜とか魚の名前は地方によって呼び方が違う。
「ムクナ豆」と大豆は同じ物という可能性もある。
名前から判断してこの豆は皮が美味いか、皮に栄養があるので
皮を剥かないで食べる。
それで(皮を)「剥くな豆」となったのではないかと俺は勝手に想像
している。(笑)
詳しくはネットで調べるか、本を買ってください。

一時、朝バナナダイエットが流行り、バナナ不足になったことがあ
る。今日はバナナで尿漏れがなくなるという広告があった。
バナナを買っていると「あのヒト、おしっこ漏らすのよ!」なんて後
ろ指をさされるかな?
それが怖くてバナナが売れなくなる?
どんな結果が起こるか楽しみに見ていましょう。

このバナナの広告の頭に「大反響」と書いてある。
大反響というからには"バナナが尿漏れに効く”という記事を書い
たら、読者からお礼の手紙が殺到し
たと想像する。
この雑誌の先月号に"バナナが尿漏れに効く”という記事があっ
たのかな?
少なくとも先月号の広告の中にバナナの文字はなかったぞ。

「健康」誌 2011年8月号 主婦の友社

スクープ!!天然のドーパミン
「ムクナ豆」がパーキンソン病に効いた

「夢21」誌 2011年8月号 わかさ出版

老眼で衰えた目のピント調節力を強化し裸眼で読書できた!
眼科医も驚くクチナシの実

大反響 尿漏れ頻尿が軒並み治りおしっこのキレもよくなる 
バナナ

「安心」誌  2011年8月号 マキノ出版社

おなかスッキリたるみも取れる
ゴーヤダイエット
25Kg 13Kgの大減量に続々成功!
血圧、血糖値が次々正常化!

怖い血管死を確実に防ぐ秘策満載!
ドロドロ血液をサラサラにする!
血液きれい化最強事典
高血圧、脳卒中、心臓病を撃退!
薬に頼らず詰まりを防ぐ!
首の超音波検査、酢タマネギ、エノキ氷、食べる水素まで!

「はつらつ元気」誌 2011年8月号 芸文社

歯周病に特効!!
腫れ、出血解消、口臭さわやか!アトピー、不整脈まで快復!
灰色の歯ぐきがピンクになった!
「バルサミコ酢うがい」が大評判!

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◆目の病気や不快症状が快方へ!!
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シワ消えた! 卵の薄皮美容術

日経ヘルス「Health」誌 2011年8月号 日経BP社

ショウガ炭酸水で、「お通じスルスル」ダイエット

2011/7/2

 

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2011年7月 1日 (金)

タイ人が作るけんちん汁

こんなけんちん汁をヌチャナートが作った。
「ねぇー、お鍋の火を見て!それから味見してね!」
俺は味見モルモットじゃねぇー!
「おいおい大丈夫かよ?」
心配しながら味見をすると、立派なけんちん汁になっている。
黙って出せば日本人が作ったけんちん汁だと思ってしまう。
大根もニンジンも鶏肉もタイにあるが、この味はタイにはない。

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「美味しくできているよ」
ヌチャナートは嬉しそうに笑いながら味見した。
「あらっ!美味しいわね」
自分で作った味に自分で驚いている。
不味くて驚くのなら問題だが、美味しくて驚いているのだからいいやね。

2011/6/29

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ゲンガイノーマイ 鶏と筍カレー

これも手抜き料理だ。昨晩、筍を取り出してきて「これを食べる?」
なんて聞いてきた。今晩は筍料
理かと思っていたら、明日の朝
これを食べるのだと言う。今晩は筍料理がなくても他にお菜はあ
るから
別に問題はない。
「こうしておくと明日の朝は寝坊できるのよ」

朝食に鶏と筍のカレーが出てきた。中国の筍だ。普段は中国の
筍は美味しくない。筍はタイのもの
が美味しいといつも言ってい
るのにどういう風の吹き回しか中国の筍を買った。
俺にはどちらも似たようなものだ。中国の筍で作ったものでも
美味しい味が出ている。

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食っていると辛みがだんだん感じられる。
この辛味だと日本人には辛すぎるだろうな。
「この味は日本人には無理よ。これを食べるのはサミイだけ
よ。」
辛さは別として、日本人の食習慣だとこんな料理は昼食か夕
食の料理だ。それを朝から食べている

朝食には納豆、卵、味噌汁というような決まりきったパターン
はタイ人の食習慣にはないようだ。

2011/6/28

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