蜆と茸のタイスープ
稚内産という大きな蜆があった。タイには蜆がいないと言う。
タイ東北の高原地帯には蜆はいないのかもしれない。
蜆以外の淡水の貝は豊富にある。
取ろうと思えばあちこちの池や川で貝を取ることができる。
蜆を知らないといいながら、蜆の美味しい食べ方はヌチャナート
の頭にある。蜆をどう料理するか聞いてきた。
俺は香草と一緒に炒めた蜆を食いたかった。
すると「それは台所が汚れるから嫌だ」とかなんとか言う。
「スープにしてあげるわ。ね、いいでしょ?」
最初からスープに決めていたようだ。
そんなら蜆をどう料理するかなんて聞くなよ。
「味噌汁にする?」
これを読んでいる人は「蜆の味噌汁は美味いんだよな」と思う
だろう。日本語で味噌汁と言われれば俺も、蜆の味噌汁の味
を想像する。タイ語で「ナムスップミソー」と言われると蜆の味
噌汁とは違う味を想像してしまう。
「タイのスープがいいな」
蜆と茸のスープを作り、ベランダの香草を加えた。
こうなると完全にタイの香りになる。
2011/7/9
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