グルメ本の真似
グルメ本では料理の隣にワインがある写真が多い。
タイ料理の写真なんだが、グルメ本の真似をしてワインを置いて
みた。タイ料理をワインと一緒に撮るなんてことをしてもいいのか?
ウチの料理がグルメ本に載っているように見えれば大成功だ。
多くのタイ料理屋が開店しては閉鎖するのを見てくると、日本で
はタイ料理はまだまだマイナーな存在だと思う。
東南アジアの人を多く雇っているある中小企業の社長夫人が
「ベトナム料理はいいけど、タイ料理は駄目だわ」と言っている
のを思い出す。
強烈な辛味、パクチーの香りでタイ料理がイヤになるのだろう。
料理は千枚をレモングラス、こぶみかんの葉などと一緒に煮た
タイ料理だ。千枚と言うのはモツだ。
モツ料理にワインの組み合わせなんておかしい?
三十年前の日本では和食とワインの組み合わせなんて考えら
れなかったが、今じゃミシュランの星付き料亭ではワインが置い
てある。(俺はそんな店に行ったことがないが、そういう話だ)
物の考え方なんて時代と共に変化する。赤提灯でもつ焼きを食
いながら赤ワインを飲むのが流行するかもしれない。
他人に迷惑がかかることでないから、モツ料理にワインの写真
を撮ってもいいよね。モツとワインの組み合わせがファッション
になれば、これは最先端の料理写真になる。
話が横にそれたが、この料理の食べ方は千枚を隣にあるナム
プリックにつけて食べるだけだ。ナムプリックが辛いのだが、
やみつきになる旨さがある。
千枚の皺の間にナムプリックが入り込む。肉はコリコリとしてお
りその食感が楽しい。
肉の味を楽しむというよりも食感を楽しむ感じだ。
2011/7/8
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