タイ料理:空芯菜の炒め物
最近は空芯菜が日本でも生産されているのでウチは大助かりだ。
数年前までは空芯菜が欲しければ、タイの食材店へ行き、空輸
されたものを買った。今じゃ手軽に食べられる。
空芯菜は英語ではmorning gloryと言う。俺はmorning gloryは夏
の朝に咲く朝顔と認識していた。
朝顔は鑑賞する花で食べる物ではない。
バンコックの料理店の英語メニュウにmorning gloryとあったので
驚いた。さっそくそれを注文した。美味いと思った。
今でも空芯菜つまりmorning gloryの炒め物は美味いと思う。
東京・入谷の朝顔市に行った。そこでなんだか食べられそうな名
前の朝顔があった。紺の法被を着た男達の溜り場に行った。
「あの朝顔は食べられるのですか?」
「えっ!?アハハハ・・・、面白い質問ですね!」
「タイでは朝顔を食べるんですよ」
「アハハハハ・・・・」
男達は可笑しそうに腹を抱えて笑った。
その当時は、朝顔作りの農家でも空芯菜が朝顔の仲間であり
食用可能とは認識していなかったのだ。
いくら空芯菜が朝顔の仲間と知っても、朝顔農家は空芯菜を栽
培出荷しないだろうな。
ウチで作る朝顔、つまり空芯菜の炒め物はタイ料理なので唐辛
子が入っている。
緑の空芯菜の中にある赤い唐辛子は鮮やかだ。
タイの料理屋で食べるのと同じ味になっている。飽きがこない。
「美味しい?」ヌチャナートが聞く。
夢中で食べている時は返事をするのも面倒になる。
黙って頷き、「うん」と言って食い続けた。
2011/8/27
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コメント
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
投稿: 履歴書の封筒 | 2014年6月30日 (月) 12時35分