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2011年8月26日 (金)

蛙の唐揚

俺達の多くは蛙を食い物と認めていない。
確か戦後の食糧事情を改善するため米国だったかな外国から
大型の蛙を導入し食用蛙として繁殖させた。
しかし食糧事情がよくなると誰も蛙を食べなくなった。
大型の蛙は鳴き声が五月蝿いので嫌われた。
日本じゃ蛙なんて食い物と考えないのが普通になった。
そんな俺達がタイの市場へ行くと蛙が食材として売られている
のを見て驚く。
「えっ!タイ人は蛙を食べるの?!」
蛙の種類も多く、美味しい蛙とそうでない蛙があるらしい。
大きい蛙から小さな蛙まで売っている。
料理の種類によって蛙を使い分けているようだ。

上野のアメ横に行った。そこにはいろいろな食材がある。
大きな蛙をヌチャナートは目ざとく見つける。
魚だか肉と一緒に蛙を売っていた。
蛙に興味を持っていない俺は、それが目に入っても蛙と認識
しないのだ。
日本では蛙なんて売っているのはアメ横だけだ。
「蛙を買いましょうよ」
蛙を捕まえて皮を剥いて売る人なんて日本じゃ少ないから、
値段も吊り上げている。キロ当たりの単価にすると蛙は高級
牛肉以上の値段だから笑っちゃう。

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蛙を唐揚にした。柔らかな肉は鶏肉のようで美味しい。
黙って食わせれば誰もが美味しい肉と言う。
ゲテモノだから変なにおいとか味がすると思うだろう。
とんでもない、淡白な味だ。

このような肉の形になった蛙ならあまり抵抗なく食える。
でもなぁー、小さな蛙がそのままの形で入っているタイの
スープはまだ抵抗があって食わない。

2011/8/20

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