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2011年9月16日 (金)

再生可能な野菜

小さな大根をヌチャナートは手にして笑いながら話しかける。
「これ、サミイは好きでしょ?」
「ああ、好きだな」
「この大根、辛いのよね」
本当は練馬大根とかなんとか大根と名前があるのだろうが、
俺は辛味大根と覚えている。
辛味大根って奴は硬くて大根おろしを作るのも大変だ。
俺が大根をすりおろしていると、ヌチャナートは「いい香りね」と
喜んでいる。

原発事故以来、再生可能なナニナニという言葉をよく聞くよう
になった。野菜にも再生可能な野菜と不可能な野菜がある。
遺伝学、育種学が発達し、人間に好都合な野菜が作られるよ
うになった。粒が大きく、色艶がよく、病害虫に強い・・・・など
嬉しい特性を持った野菜が作られている。
それらの野菜はF1と言われる交雑種の野菜だ。
人間にとって有り難い特性を持っているが、子孫を残す能力が
ない。
農家は毎年、種苗会社からF1の種を買わなくてはいけない。
種苗会社にとってはこんな有り難い種はない。

それに対して在来種の野菜は一粒の種を残しておけば、来年
その種を蒔けば同じ野菜が出来る。
F1種と違って在来種は再生が可能なのだ。
もし種苗会社が東北にあって、今回の津波で圃場が破壊され
たならF1種の種は手に入らない。
在来種の野菜を作っている農家は少ない。
F1種の野菜しか作っていない日本は食糧危機に陥ってしまう。
今こそ在来種の野菜を大切にしなくてはいけない。

2011/9/12

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