パクチーの都市伝説
暑い!上半身裸で飯を食っていた。
俺の丸い腹を見てヌチャナートが言った。
「あら、サミイはだいぶ蚊に食われているわね。」
「・・・・」
「一緒に寝ていてもあたしは蚊に食われないわ」
「ヌーの血は美味しくないから蚊は食わないんだよ」
「・・・・・」
「生ニンニクを食っているから、血がくさい。だから蚊も嫌うんだ」
そんな詰まらない話をしていて、似たような話を思い出した。
俺たち日本人の多くはパクチーの強烈な臭いが嫌いだ。
今はなんとも思わないが、俺もあのにおいが嫌だった。
「なんでタイ人はこんなくさい物を食うのだ?」
バンコック駐在が長い男が物知り顔で言う。
「パクチーのにおいは蚊も嫌うのだ。パクチーを食っていると蚊
がよってこない。」
「ふーん」
「蚊に刺されないから、マラリヤやデング熱の予防にもなる。」
「なるほどね」
「だからタイ人はパクチーを食うのだ」
なんだか説得力のある話だが、これも都市伝説だろう。
2011/9/1
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